【FRIEND】

BOOWYに携わった人たちのメッセージ
子安次郎(元 ディレクター)こやすじろう ●3rdアルバム『BOφWY』から解散まで、ディレクターとしてBOφWYの活動をバックアップ。現東芝EMI CAPITOL RECORDS COMPANY部長。数々のビッグ・アーティストからニューカマーまで幅広く手掛けている。
■BOφWYとの出会いは?
最初に会う前にすれ違ったことがあったんですよ。うち(東芝 EMI)に来る前のレコーディングの時ですね。彼らがちょうど作業が終わって、僕らがスタジオに入るところで出会ったんです。向こうは全然覚えて無いと思うんだけど、こっちはすごい覚えてて。4人がぞろぞろ出てきて『何なんだ彼らは!』って思ったんです。物凄い存在感だったから異常に印象に残ったんですよね。気になってスタジオの人に『あの人達だれ?』って聞いたら『BOφWYっていうバンドだよ』って教えて貰ったんですよね。
■ブレイク時の鬼のスケジュールについて
84年の年末に移籍してきて、86年、87年3年間ほっとんど休みなかったですよ。ツアーやってるか、レコーディングしてるか、作品作ってるか、プロモーションしてるか。もう、ひたすら繰り返し。ある部分が重なってたりもしてましたし。物凄いスピードで物事が動いてましたよね。普通に考えたらそれ無理だろっていうスケジュールでしたよ。今、あれを新しいバンドでやろうとしても絶対ノーが出るでしょうね。でも忙しさってのは、走ってる時はそんなに感じないっていうか。まぁ、後ろ振り返ってる余裕がなかったですからね。
■BOφWYの魅力
『 BEAT EMOTION』のアルバムはチャート1位だったんです。覚えてるのは『BEAT EMOTION』をリリースして、ツアーで金沢に行った時に、アルバムがチャートで1位になった報告を受けたんです。前作の『JUST A HERO』とは対をなすポップ・アルバムだったんですね。でもはポップとアートの両面を持っていたのが凄さだと思うんです。BOφWYって人によってはビート・バンドって簡単な一言で言われることもあると思うんだけど、彼らのビートって凄いいろんな要素を持っているんですよ。単純に8ビートってだけじゃ無い奥深さがあって。『BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR』は『JUST A HERO』と『BEAT EMOTION』っていうBOφWYの両極の魅力が炸裂したツアーだったなって気がしますね。そう言う意味で、向かうところ敵無しなエネルギーだったんでしょうね。
■「ROCK'N ROLL CIRCUS」ツアーは最初テント小屋で行われるはずだった!?
最初の企画ではね。テントでやれたら最高だったでしょうね。詳しい事情は覚えて無いけれど冬にやったツアーだったし、寒さを凌ぐためにどんな暖房にしたらいいのかとか、現実的なところに落しこんでいった時に当時の状況だと厳しかったんでしょうね。やれてたらさらに凄いツアーになってたと思いますよね。
■「ROCK'N ROLL CIRCUS」ツアーで印象的だったこと
オープニングど頭のインパクトが凄く印象に残ってますね。オープニングでお客さんを掴んでしまうっていう凄さにやられてました。
■GIGS at BUDOKANについて
僕は 2007年ぐらいに出した方が良かったんじゃないかなって個人的には思ってるんですけどね(笑)。20年ですよね。でも最近、世の中の流れが早いから、このタイミングでいいのかもしれないけど。『GIGS at BUDOKAN』は間違えなくのエネルギーが一番詰まっていたライブですよね。『LAST GIGS』や『1224』とか、もちろんそれぞれ素晴らしい魅力があるんですけど、ロックンロール・エンターテインメントな魅力が凝縮された最高のライブだったなって思います。



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