【ワシントン26日共同】旧日本軍参謀本部の作戦課長だった服部卓四郎氏(故人)ら旧日本軍幹部らが1952年7月、当時の吉田茂首相の暗殺計画を立てていたことが、26日までに解禁された米中央情報局(CIA)の文書で分かった。
同年10月31日付の文書によると、服部氏ら6人のグループは、吉田首相が国家主義者らに敵対的な姿勢をとっているとして、同首相を暗殺し、首相を鳩山一郎氏に代えるクーデター計画を立てていた。
しかし、服部氏の友人で元陸軍参謀の辻政信氏が「クーデターを起こす時ではない」などと説得。グループは計画実行を思いとどまったが、政府高官の暗殺を検討したという。
(共同通信社)
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