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| 前半２２分、永井の先制ゴールに歓声を上げるレッズサポーターら＝１４日夜、さいたま市浦和区の居酒屋「力」 |
レッズサポーターが集まる居酒屋「力」（さいたま市浦和区仲町）には、埼玉スタジアムに入れなかったサポーターが大勢押し掛け、店内はあっという間に満席に。店の外にも赤いユニホームを着たサポーターがあふれ、周辺は異様な熱気に包まれた。
サポーターたちはレッズのアジア初制覇を信じて、ありったけの声援を送り続けた。さいたま市桜区の大学生斉藤千尋さん(２１)が「大差で勝って」と願えば、志木市の会社員鈴木敬道さん(４０)は「浦和の強さをアジアに見せつけてくれ」とこぶしを握る。
試合が始まるとテレビ画面にくぎ付けになり、スタジアムの声援に合わせて「浦和レッズ」の大合唱。「うぉー」っという地鳴りのような歓声が店内に響き渡ったのが、前半２２分。永井のシュートがゴールに突き刺さった瞬間だ。勝利を確信したサポーターの目には、早くも涙が浮かぶ。
それから途切れることのない「浦和レッズ」コール。その声は試合終了まで続き、アジアの頂点を目指す選手たちを浦和の街から後押しし続けた。
北浦和PV 大画面に熱い声援
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| 永井の先制点で会場のボルテージは最高潮に＝１４日夜、さいたま市浦和区のＨＯＰビル前キックオフ広場 |
ＪＲ北浦和駅東口近くのＨＯＰビル前キックオフ広場で行われたパブリックビューイング（北浦和ＧＩＮＺＡレッズ商店会主催、大郷恒吉会長）には、約百三十人のサポーターが駆け付け、１００インチの大画面を前に熱い声援を送った。
さいたま市浦和区の会社員谷古宇弘道さん(３５)は「絶対に勝ってほしい」と、試合前から高まる気持ちを抑え切れない様子。
前半はレッズペースで試合が進行。永井が待望の先制点を決めると、サポーターのボルテージは最高潮に。同区の会社社長野上敦さん(４６)は「この調子でもう一点！」と拍手。長男の彪君(９つ)は「永井が決めてうれしい」、長女の晏由奈ちゃん(５つ)は「すごく良かった」と笑顔で話した。
終始拝むように観戦していた同区の会社員高田昭子さん(４５)は「勝利を祈ってます」。大郷
会長は「優勝して浦和
の名を世界にとどろかせてほしい」と願いを込めた。
駅前のレッズスクエアでも、パブリックビューイングが開かれ、多くのサポーターが声を振り絞って応援した。
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