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スレ落ちたりしたときはこちらでね↓
翠星石にチョコレート貰った\(^o^)/ 第21ドール


↓最新の絵日記↓
(毎週日曜や祝日・何かイベントあった日に多分更新)


◆07/11/11-翠星石とポッキー早食い対決した!\(^o^)/

翠星石がポッキーぽりぽり食ってた。
俺「翠星石はポッキー好きやねえ」
翠星石「軽ーく食べるのにちょうど良いですぅ。最後の一本、いただきま~すですぅ」
?「お姉様…待って、翠星石お姉様…」
翠星石「へ…? ! ヤ、ヤスヒロ!あそこ!か、か、鏡…!」
雪華綺晶「お久しぶりです…翠星石お姉様。そして、そのマスター…」
俺「!!!!! ぎゃああああああああ!!!い、い、いつぞやのお化けーーーー!!!!!!」
翠星石「で、ででででで、出やがったですぅーーーーーーーー!!!!!お願いだから帰ってくださいですーーー!!!」
雪華綺晶「ひどい…ひどい、お姉様…。私はお姉様にお話があって来たのに…」
翠星石「へ…?お、お姉様…?」
俺「そ、そういや、前にも第7ドールって言ってたような…。翠星石の妹じゃないの…?」
雪華綺晶「そう、私は貴方の末の妹です、お姉様。私は雪華綺晶…。ローゼンメイデンの第7ドール…」
俺「ほ、ほんとっぽいな…。す、翠星石さんとこの末の妹さんは人を驚かすのが好きなのか?
  いきなり現れて、ずっと鏡の中だし…。ま、まあいきなり鏡からズルリと出てくる方がびっくりするけど…」
翠星石「い、妹ですか…。フ、フン!あ、姉が妹なんかにビビってたまるかってんです!ここは姉として!翠星石がガツンと言ってやるです!」ツカツカ
俺「お、おい、ちょっと、翠星石」
雪華綺晶「ああ…お美しいお姉様…。やっと私の近くに…」
翠星石「で、で、な、なんなんです!?お話って!?こ、この家に棲み憑くのに翠星石とヤスヒロが邪魔とかですか!?
     も、も、もしそんなだったらそっちが出てけです!こ、ここはヤスヒロと翠星石のお家ですよ!
     もし平和的解決が出来ないのなら清めのお塩で全面戦争ですー!」
雪華綺晶「ひどい…ひどい…お姉様…。まるで私を悪霊か何かみたいに…。私はお姉様に幸せになってもらいたくて来たのに…」
翠星石「し、幸せ?」
雪華綺晶「そう、そのポッキーで…。お姉様の愛が向かう道は、もはやお父様のところではない…。
       今の貴方の愛は、本来とは違う道を造っている。そう、あそこの…」
翠星石「ぎゃー!ぎゃー!そ、そそ、それ以上言うなですー!
     な、なんで誰にも彼にもばれちゃうですかー!ヤ、ヤスヒロ!お塩持って来やがれです!」
俺「え、えぇ?」
翠星石「変な事言う前にお塩ぶち込んで黙らせてやるですー!これ悪霊ですー!」
雪華綺晶「お姉様の愛はとても純粋で美しい…。けれど、今のままでは、あなたの愛の道は茨の道のまま…。私がその茨を取り除いてあげたい…」
翠星石「え…。へ…?」
雪華綺晶「私には険しい茨を取り除く考えがある…。愛しい翠星石お姉様…。私は貴方の力になりたいだけ…」
翠星石「…ヤ、ヤスヒロ!お塩やっぱ待ったです!…な、なんなんです、考えって…。それだけ聞いてやるです…」
雪華綺晶「耳を貸して、お姉様」ゴニョゴニョ
俺「(なんなんだ…)」
翠星石「…ふん…ポッキーを…。どうして翠星石のポッキーをくれてやらなきゃ…。え?両端から…。そして…?
     だ、駄目です、そんなの!そんなんじゃ駄目なんです!…え?じ、事故?ゲーム中のちょっとした事故…。
     事故でも…そういう事になれば…意識せざるを…。で、ですけど…ですけど…」
雪華綺晶「ゴニョゴニョ…」
翠星石「え?今と同じでは…何年かかるか…?た、確かに…そ、そんな気もするですけど…。
     も、もしかしたら一生愛されないかも!?い、嫌です!そんなの嫌です!…だったら…やるしか…?事故…ですか…事故…」
俺「何喋ってんだろ…。端から見てるとリアクション変わりまくって面白いけど…」
翠星石「…分かったです。やってみるです」
雪華綺晶「私は愛するお姉様に幸せになってもらいたいだけ…。その方が美味し…。ではなくて、それが私にとっても幸せだから…」
俺「お、話し終わったみたいだな。翠星石、なんだった?」
翠星石「ヤスヒロ!あいつ良いやつです!」
俺「え、えぇ!?なんで!?」
翠星石「話してみたら信用できそうなやつだったです!」
俺「(お、お前よく見ろよ!こっち物凄い凝視してヨダレ垂らして、ハァハァ息切らして興奮してるんだぞ!怪しすぎだろ!)」ヒソヒソ
翠星石「鏡から出るのが恥ずかしいちょっとシャイな妹だって言ってたです。恥ずかしがり屋さんでそんな風に見えるんですよ」
俺「俺にはゾクゾク興奮して何かを待ってるようにしか見えないけど…」
翠星石「と、ところでヤスヒロ!突然ですけどゲームなんてどうです!?ポッキーゲーーーーーム!です」
俺「ほ、ほんとに突然…。なんだよそれ」
翠星石「ルールは簡単です!この最後の1本のポッキーを翠星石とヤスヒロが両端から咥えて同時に食ってくゲームです!
     真ん中から向こうまで早く食べた方が勝ちです!相手の陣地もそのまま食べちゃって良いゲームです!」
俺「いや、早食いとかボロボロこぼれて行儀悪そ…」
翠星石「やるですね?強制参加です!翠星石は覚悟決めたんですから。ほ、ほれ、さっさとそっち咥えるです」←ポッキー咥えてる翠星石
俺「強制参加なんだ…。早食いねぇ…。まあいっか。…む、ちょ、ちょっと、顔近くない?なんか恥ずかしいんだけど…」
翠星石「そそそ、そんなことないですよ。こ、こんなもんです。…そ、それじゃ…」
雪華綺晶「ハァハァ…。ああ…!お、お姉様…!早く…早く見せてお姉様!あなたとマスターの誓い…!早く私に見せて、お姉様…!」
翠星石「…ち、ちょっと待ったですヤスヒロ…。お前なにわざわざ近くの鏡にまで移動して見に来てるですかー!空気読んで帰りやがれですー!」
雪華綺晶「ハァハァ…お、お姉様…。ん…。こ、このゲームには、どちらが早く半分を過ぎたかを判断する審判が必要です…。
       それに、ポッキーゲームを教えてあげた私には最後まで見守る義務が…。アッ!や、やめてお姉様!布をかけないで!見えな…!ああっ…!」
翠星石「はぁはぁ…。こ、これでこの部屋の鏡全部隠したですね…」
俺「なんか最後だけ騒がしい子だったなあ…」
翠星石「そ、それじゃ、気を取り直してやるですよ。い、いいですねヤスヒロ!翠星石も本気で食べるですからいつも通り食い意地張ってくるですよ!」
俺「はいはい」
翠星石「そ、そんじゃ行くですよ…。よ、よーい…スタート!」ポキ
俺「ボリボリ。うまい」
翠星石「な…!?なに一瞬で勝負終えてやがるですかー!?」
俺「な、なにって、いつも通りの食べ方しただけだけど…。
  いつも翠星石がポッキーくれる時って、チョコが付いてない柄の部分しかくれないじゃん。
  最近珍しくニキビできて、チョコはあんま良くないって聞くし…。俺柄の部分だけでいいよ。残りどうぞ」
翠星石「く…うぅ…。そ、そうですか…。
     安心したような気持ちもあるですけど…。うぅ…心なしかしょっぱい気がするですこのポッキー…」

だって。

なんか泣きながらポッキー食ってたよ。
翠星石の末の妹さんはちょっと苦手かも…。こないだも今回も突然現れて心臓に悪いし…。もうちょっと普通に現れてくれないかな…。
そう、うちの翠星石は、チョコのとこだけ食って、柄の部分だけ俺にくれたりするんだよ。ケチんぼだよね!
なんで食べたくない時に限ってチョコの部分もくれるとか言うんだよ!タイミング悪いすぎ!そんで俺食いさし苦手だし!バカー!
まあ柄の部分も美味しいから良いけど。

ポッキー使ったゲームする直前はこんな感じだったなあ。


雪華綺晶が鼻血出てたように見えたような見えなかったような。


見覚えがあるような気もするけど気のせいだよ!2月14日と7月16日のにそっくりな気もするけど今日もこんな感じだったんだもの!




◆07/11/04-文化の日に翠星石がウェイトレスの喫茶スィドリームにお邪魔した!\(^o^)/

昨日の文化の日の日記。部屋の掃除するって言うんで追い出されてたよ。
俺「そろそろ掃除終わったかな?ただいまー」カランカラン
俺「…カランカラン?」
翠星石「いらっしゃいませですぅー。喫茶スィドリームへようこそですぅ~」←なぜかウェイトレス姿の翠星石
俺「…すいません間違えました」
翠星石「間違ってないですぅ。ほら席に着くですぅ。こちらへどうぞですぅ~」
俺「わ、わかったから押さないでよ」

俺「(なんなんだよもう…わけわかんないよ…。なんで喫茶店ごっこなんか突然してるんだよ。
   掃除じゃなかったのかよ。て言うかほんとにここ俺の家か?内装まで喫茶店っぽくなってるし…)」
翠星石「おしぼりどーぞですぅ。ご注文決まりましたらお呼びくださいですぅ」
俺「え?ちゅ、注文ですか?」
翠星石「こちらのメニューからお選びくださいですぅ」
俺「メニュー…手書きの…(フランス語か?フランス語でも字汚いな…読めん…)
  じゃ、じゃあ…これと…これください」←適当に指さす
翠星石「クリームソーダとパンケーキ&プチパンケーキセットですね。少々お待ちくださいですぅ」
俺「どうも…(まともなメニューだったみたいだな…。にしてもなんだよこれ…。どう対処すればいいんだよ)」
翠星石「お待たせしましたですぅ。クリームソーダとパンケーキセットになりますですぅ」
俺「早っ!さっき注文したばっかですけど…」
翠星石「当店にはクリームソーダとパンケーキしかないですから。当店自慢の2品なんですぅ」
俺「あ、そ、そうなんですか…(言われてみれば羅列されてるメニュー似たような字ばっかだな…)」
翠星石「クリームソーダのクリームをパンケーキに付けて食べる、
     バニラパンケーキが当店オススメの食べ方ですぅ。では、ごゆっくりどうぞですぅ」
俺「ど、どうも。まあ食べるか…。ん、プチパンケーキ美味しい。でもなんかいつもの翠星石と味付け違うな」
みっちゃんさん「おじゃましてますヤスヒロ君。相席よろしいかしら?」
俺「ぎゃ!びっくりした。来てたんですかみっちゃんさん」
みっちゃんさん「さっきまで翠星石ちゃんと一緒にそのパンケーキ作ってたのよ。
          翠星石ちゃんとお菓子作りが出来るなんて、もうみっちゃん幸せ!」
俺「あ、それで。通りで味違うと思った。しかしなんで喫茶店なんですか突然…」
みっちゃんさん「だって、今日は文化の日じゃないの。
          そう、文化の日と言えば文化祭…文化祭と言えば喫茶店…喫茶店と言えばウェイトレスじゃないのよぉ…。
          ウェイトレス姿のドールがお茶を運んでくれる喫茶店スィドリーム…永遠(とわ)に語り継がれるべきアルティメット喫茶店だわ…。
          その誕生に立ち会えるなんて、みっちゃんは幸せ者よぉ…。う…うぅ…。」
俺「(喫茶店はみっちゃんさんの提案か。翠星石にウェイトレス姿させられれば口実はなんでも良かったんだろうけど…)」
みっちゃんさん「ところでヤスヒロ君、悪いんだけど、カナも連れてきて晩ご飯ご一緒してもいいかしら?
          そろそろ帰ってくる頃だと思うから、連れてきてあげたいんだけど…」
俺「あ、どうぞどうぞ。せっかく喫茶店っぽくなってるならみんなで食べましょう。みんなで食べた方が美味しいし」
みっちゃんさん「ありがとう。じゃ、連れてくるわねー」
で、みっちゃんさんが金糸雀連れてくる間、翠星石が一緒の席に着いたよ。

翠星石「ふぅー、型どおりに動くっていうのは案外疲れるもんですぅ」
俺「あ、翠星石。お疲れ様ー。玄関開けたら喫茶店になっててびっくりしたよ。その服もみっちゃんさんに借りたの?」
翠星石「そうです。今日はあちこちで喫茶店開く日だから、これ着てヤスヒロをびっくりさせようって。
     秋だからってちょっと派手さはないですけど。どうですどうです?ヤスヒロ?似合ってるです?」
俺「うん、すごくかわいいよ」
翠星石「ですよねー!…え」
俺「ん?どしたの?」
翠星石「ヤ、ヤスヒロ…。どっか頭ぶつけたりしたですか…?それか変なもの食べたとか…」
俺「いやどっちもないけど…。なんで?」
翠星石「い、いや、ないならないでいいんですけど…。そ、そうですかぁ…かわいいですかぁ…。ふふ…」
俺「変なの…」
みっちゃんさん「お待たせー」
金糸雀「おじゃましますかしらヤスヒロー」
俺「あ、いらっしゃい金糸雀。さて、晩ご飯どうすっかなー」
翠星石「ところでヤスヒロ、クリームソーダ代とパンケーキ代がまだですよ」
俺「え?お金取るの?」
翠星石「当たり前です!ウェイトレス兼レジ係の仕事をきっちり全うするですよ。取るもんはしっかり取るです。食材費もあるんですから」
俺「食材費て、ほとんど冷蔵庫に入ってたのでまかなえたと思うけど…。まあ文化祭でもお金取るしな…。おいくら?」
翠星石「クリームソーダとパンケーキセットで780ローゼンですぅ」
俺「…ローゼン?780ローゼン?どこの通貨それ…?持ってないから日本円で払いたいんだけど…」
翠星石「お支払いはローゼンのみです。1ローゼン1円ですけど、両替だと手数料がかかるですぅ。両替手数料は200000円ですぅ」
俺「ぼったくり喫茶じゃねーか!」
翠星石「あれ、払えないですか?お代払えないらしいですよオーナー」
オーナーのみっちゃんさん「あらー、困ったわねぇ…。お金が払えないなら、労働で返して貰うしか…」
俺「労働って。まさか…」
翠星石「翠星石ナポリタンがいいですぅー」
みっちゃんさん「私きのこパスター」
金糸雀「カナはたまごのカルボナーラー」
俺「チクショウ!嵌められた!」

だって。
まんまとしてやられた!まあ楽しませて貰ったお礼に晩ご飯作ってお返ししたいなと思ってたけど、
俺なんかが作ってお返しになるもんかなあと思ってたからちょうど良かった。手料理がお返しになったよ。
今日はなんか機嫌良いみたいで、翠星石も作るの手伝ってくれたよ!普段は別として、こういう展開の時は待ってるのに。
で、せっかくだからみっちゃんさんに喜んで貰うように、翠星石にみっちゃんさんの分運んで貰ったよ。
みっちゃんさんテンション上がりまくりで、「キャー!かわいいー!」って連呼しながらバシャバシャシャッター切ってた。夢が叶った的な様子だったよ。
そして俺はウェイター!これを着ろと言わんばかりに、ご丁寧にキッチンにウェイター服掛かってるんだもの。
ウェイターみたいにビシッと決めるのもちょっと好きなもんで着てみたら、翠星石が「なかなかサマになってるですよ」って褒めてくれたよ。
いやあ嬉しいもんだね!でも翠星石には適わないよ!俺は幸せ者だなあ!ハッピー文化の日!\(^o^)/

翠星石が「喫茶スィドリームへようこそですぅ~」って時はこんな感じだったなあ。


みっちゃんさんの言うとおり、ドールがメニュー聞きに来たり持ってきたりしてくるのもなかなか良いかなあって思うよ。
せっかくなんで、部屋の一角に喫茶店セット残してるよ。これが結構落ち着けるよ!
え?ち、違うよ!また翠星石と喫茶店ごっこしたいとかそんなんじゃないんだから!勘違いしないでよね!




◆07/10/31-翠星石と金糸雀と一緒にハロウィンパーティーした!\(^o^)/

俺「ただいまー」
翠星石・金糸雀「Trick or treat!」「ですぅ」「かしら~」
俺「おぉう。やっぱり来たな!」
金糸雀「お菓子くれなきゃイタズラしちゃうかしら~」
翠星石「かなり切ない目に遭うですよぉ~」
俺「じゃあまず…カナは魔女かぁ。似合うねー」
金糸雀「えへっ、でも褒められてもお菓子くれなきゃイタズラしちゃうかしら~」
俺「ふふふ。ハロウィンだから来るだろうと思って、ちゃんとお菓子買ってきたのさ。ちょっと待ってね。え~と」ガサゴソ
俺「はい、ミルクキャンディ~。これあげるからイタズラしないでおくれ」
金糸雀「ありがとかしらヤスヒロー!イタズラしない良い子でいるかしら~」
俺「うんうん。舐め終わったらまた来なよ」
翠星石「翠星石にもよこすです~」
俺「…問題はこっちだよ。なんの仮装だよそれ…」
翠星石「な、なにってお化けです~」
俺「お化けって鬼じゃんかよ…。節分の時に余った鬼のお面じゃんかよ…。ハロウィンになんとミスマッチな…」
金糸雀「翠星石、ハロウィンのことなんて覚えてなかったみたいなのかしら~。カナ見て慌ててたのかしら~」
翠星石「さ、探したけどハロウィンっぽい仮装できそうな物が何も見つからなかったですぅ~。
     なんでも良いからよこすです!イタズラしちゃうですよ~」
俺「はいはい。んー…お、ふふ…。それじゃあこれをあげよう。はい」
翠星石「なんです…?ヒッ!そ、それは豆菓子…!ほ、他のをよこすです!イタズラしちゃうですよ!」
俺「イタズラだって?だから豆をあげるって言ってるじゃないか。お菓子で勘弁してくれるんでしょ?」
翠星石「そ、それは…」
俺「さあ、好きなだけ喰らいな!」ビシビシ!←横っ飛びして豆を投げるアクロバティックな俺
翠星石「きゃー!大ダメージですぅー!」ドタバタ
俺「あははー待て待てー」
翠星石「う…うー!もう許さんですー!こうなったら力ずくでお菓子奪ってやるですー!」
俺「ふふ、こっちには豆があるんだぞ…。喰らえ!」
翠星石「効かんです!」パクッ パクッ
俺「な、投げた豆を食いやがった!なぜ効かない!?…はっ!」
翠星石「お面のゴムが切れて鬼じゃなくなったからですー!」
俺「ぎゃー鬼より中身のが怖い!」
翠星石「ハロウィンアターック!ですー!」←体当たり
俺「ぐふぅ!」
翠星石「金糸雀!お菓子袋を奪うです!」
金糸雀「ラジャーかしらー!」
俺「あ!」
翠星石「ふふーん。おとなしく渡さないからこんな目に遭うですぅ」
俺「ふふ…。完敗だぜ…。おとなしくお菓子を全部あげるからイタズラしないでおくれ。
  しっとりチョコクッキーがオススメだぜ。2箱あるから2人で分けるんだぜ」

だって。
ハロウィンのつもりでお菓子買ってきたら節分の鬼が居てびっくりしたよ。
ハロウィンなのに豆撒きなんかしちゃって。まあ楽しめたけどね!俺は幸せ者だなあ!ハッピーハロウィン!\(^o^)/


カナが「Trick or treat!」って時はこんな感じだったなあ。



魔女なの?バンパイアなの?お化けメイクもばっちりだよ。怖いね!しかしカナはハロウィンが似合うな!




◆07/10/28-翠星石と蒼星石から昔のマスターの想い出話聞いた!\(^o^)/

翠星石と蒼星石がテレビに映った絢爛豪華な貴族の邸宅に興味示してた。
俺「おー昔の貴族の家ってすっごいなあ。迷宮みたい」
蒼星石「あれ?これ、僕たちが少しだけお世話になっていたところじゃない?翠星石」
俺「え?こんなとこ住んでたの!?凄いな」
翠星石「えぇー?そうだったですかぁ?」
蒼星石「間違いないよ、その時の新しいマスターになってすぐ、近くの劇場にオペラを隠れて見に行ったじゃない。
     ほら、ドン・ジョヴァンニって、覚えてない?」
翠星石「ドン・ジョヴァンニィ?…は!思い出したです!あいつとんでもない女ったらし野郎だったですー!
     女の敵です敵ー!!そんでもって悪党ですー!!!
     お、思い出したらムカムカしてきたですぅ…。人間のオスは不純でふしだらで不潔ですー!!」
蒼星石「お、落ち着いて翠星石!」
俺「ジョヴァンニってオペラの主役の?よっぽど嫌いなんだな」
蒼星石「う、うん、そうみたい…。
     僕たちが見に行った時も、演劇の途中で我慢できなくなっちゃって…。
     ジョヴァンニ役の人に鞄で体当たりしてジョヴァンニ役の人がのびちゃって、舞台をめちゃくちゃにして逃げちゃったんだ…」
俺「…昔は今まで以上に無茶やってたんだな翠星石…」
翠星石「わ、若気の至りってやつです」
蒼星石「元々人見知りだけど、そのジョヴァンニの影響で、ちょっと人間の、特に男の人が苦手になったんだよね。」
俺「昔っから感化されやすいんだな。その時のマスターも大変だったろうな…」
蒼星石「あ、でも、翠星石もその時のマスターには苦手って言う事もなかったよ。
     演劇を見に行く前から仲良かったしね。翠星石も、マスターとよく一緒に居たもの」
俺「へえ、結構懐いてたんだ。どんな人だったの?」
翠星石「へ?んー、そうですねぇ…。
     初めて会った時の第一印象が、若くてかっこよくて気品に溢れてて、これこそ貴族って感じの人間だったです。
     で、色々貴族ならではのお話とかしてくれて…。人間をあまり知らなかった頃の翠星石には眩しかったですぅ。
     はぁ…懐かしいですねぇ…。今思えば、憧れちゃってたかもですぅ…」
俺「ム…。なんだよ、俺なんかよりその時のマスターのが良かったっての?」
翠星石「へ?」
俺「まあ、どーせ俺なんか貴族でもないし、もちろん貴族の気品なんて持ち合わせてないしー。
  そりゃ俺なんかより、かっこよくて気品溢れる御曹司だかの貴族様がマスターのがいいよねー。そりゃ憧れちゃうよねー」
翠星石「はぁ?なに言ってるですか。御曹司って…」
蒼星石「ヤスヒロくんもしかして…ヤキモチ妬いてるの?」
俺「え!?」
翠星石「そうなんですかヤスヒロ!?」
俺「えぇ!?ち、ちち、違うよ!そんなんじゃないもん!ヤキモチなんて妬いてないもん!
  な、な、なんで俺が翠星石にヤキモチ妬かなきゃいけないのよ!ち、ちょっと気になっただけなんだもん!」
翠星石「ほんとですかぁ?素直になりやがれですぅ♪」
俺「違うってばー!
  そ、それより!そのマスターとはどれくらい一緒に居たのよ!?俺と翠星石はもう2年だけど…」
翠星石「1週間です」
俺「1…。1週間…?えらい短いな…。若くてかっこよくて気品に溢れるマスターだったのに…?」
翠星石「それは見た目と雰囲気だけの第一印象だけです。こっからが問題ですー!
     2日もしたら分かったですけど、そのミーディアムと来たらどっちが上か全然分かってないみたいで、
     翠星石の言う事全然聞かないですし、貴族だからって周りにえばり倒してるんですよ!しかも毎日違う男たらし込んで!」
俺「え!?えぇぇー!!??」
翠星石「ありゃ女版ジョヴァンニです!とんでもない男ったらしの性悪人間だったですー!
     華やかな見た目と雰囲気だけで憧れてた翠星石が馬鹿だったです!翠星石の人生の汚点ですー!」
俺「お、女版ジェバンニ…?女…?男じゃなかったんだ…。かっこいいとか言うからてっきり男かと…」
翠星石「…なんですぅ?男じゃなくて安心したですかぁ?」
俺「ち、違うったらー!(まあ別の意味で安心はしたけども…)
  そ、それで、そのマスターが嫌で1週間で出てったの?」
翠星石「それがもー最悪です。追い出されたんです。ネズミがどうとかわけわかんないこと言って」
俺「ネズミ?」
蒼星石「厨房にネズミが出るようになったんだよ。メインディッシュばかりつまみ食いするネズミが…」
翠星石「ねー。わけ分かんないですよねー?」
俺「…ネズミ…ね…(追い出されたの自分が原因じゃん…)」
翠星石「ま、そんなわけで、あの時のは碌なミーディアムじゃなかったですねぇ。翠星石のマスターになる資格は0だったです」
俺「ふぅん。…ん?じゃあ俺は?及第点?」
翠星石「へ?ま、まあ…及第点…やっても良いですかね…」
俺「おー。ふふ、悪い気はしないもんだなあ」
蒼星石「翠星石にとっては、ヤスヒロ君が100点のマスターだもんね」
翠星石「え!?」
俺「そうなの翠星石!?」
翠星石「ち、ち、違うです!そんなんじゃないです!変なこと言うなです蒼星石!」
蒼星石「えー?だって、ヤスヒロ君がそれだけ良いマスターかって、よく自慢してるじゃない」
翠星石「じ、自慢とかじゃないです!た、ただ躾がうまくいって使いやすくなってきたって言いたいだけです!」
俺「ほんとかぁー?素直になれよーぅ♪」
翠星石「ち、違うったら違うですー!」

だって。
話の流れで男のマスターかと思っちゃってたよ。
それにしてもヤキモチって…。…俺がヤキモチなんて妬くわけないのにね!だって、理由がないもん!蒼星石も変な事言うよね!
まあ…何か気になりはしたけどさ…。でもそれはヤキモチとかじゃないよ!気になっただけだし!
で、どうやら俺はマスターとして合格を頂けてるみたいだよ。蒼星石に言わせると100点のマスターだって。嬉しいね!
翠星石は違うって言ってたけど。100点だっておだててくれたっていいのにねー。俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/

俺がオペラプロデュースするならこんな感じだなあ。


好きでもない相手と結婚させられそうになってる翠星石を、騎士蒼星石が助けに来るの!
蒼星の騎士!やばい、かっこいい!
名前はなぜかパッと頭に浮かんだマリアとドラクゥ!あれ?なんか聞いた気がするな…?
それに美形の男役を蒼星石がやるって、それじゃオペラじゃなくて宝塚的な歌劇だなあ。…ま、いっか。
ドラゴンファンタジーのイベントにでも入れるかなー!




◆07/10/21-翠星石見てたら胸がキュンキュン痛んでた原因が分かった!\(^o^)/ ログ

夕方まで地下書庫という名の物置で本探してた。
俺「確かこの辺にあったと…」
翠星石「ヤスヒロいないと思ったらなにしてるです?こんなカビ臭い部屋で」
俺「あ、す、翠星石…。いやちょっと探し物を…」
翠星石「ふーんです…。暇だから手伝ってやるです。探してるです?」
俺「い、いいよ手伝ってくれなくて…。部屋に戻ってテレビでも見てな」
翠星石「…ヤスヒロ、先週くらいから、なーんか翠星石に対して余所余所しくないですか?避けてるような…」
俺「え?い、いやそんなことないと思うけど…」
翠星石「そんなことあるですよ!今だって目合わせないように、翠星石の方見ないで喋ってるですし!」
俺「う…」
翠星石「…あ、あの…。翠星石、何かヤスヒロを怒らせるようなことしちゃったですか…?もし何かしちゃってたなら、謝るですから…」
俺「えぇ!?ち、違うよ!違う違う!翠星石は何も悪くないって!」
翠星石「…じゃあ、なんなんです?」
俺「う…ん…。じゃあ言っといた方が良いかなあ…。
  言って気にしたら悪いなあって黙ってたんだけど、黙ってて逆に気にさせちゃってたみたいだし…。
  実は、先週くらいからほんのちょっとだけ体壊しちゃったのかなあってさ。
  実際熱はないんだけど、体が熱くなって頭がポ~ッとして、ちょっと胸が苦しくなったり…」
翠星石「お、お医者さんに看てもらった方が良いんじゃないですか!?」
俺「い、いやそんな大事じゃないと思うんだよ。でもこないだ翠星石に言われたとおり、体調が悪いのかなあって。
  なんか同じような症状の軽い病に掛かる人が多いって聞いた事あった気がして、何だったか医学本探してるんだけど…」
翠星石「言ってくれれば良かったですのに…どうして黙ってたんです」
俺「いやそれが…。なぜか、翠星石と一緒に居たり話してたりすると、全身が熱くなったり、胸が苦しくなったり…。
  た、たまたまの偶然だろうし翠星石が悪いなんてことあるわけないんだけど、それで何か避けるような感じになっちゃったのかも…」
翠星石「…翠星石と話してると…頭がポ~ッとして、ちょっと胸が苦しくなったり…ですか?」
俺「うん…。で、なんだったかなーって家庭の医学本探してるんだけど…」
翠星石「それ…翠星石もなったことあるかもです」
俺「え、え!?ほんとに!?」
翠星石「も、もしかしたら、ですけど…。翠星石も、ヤスヒロと話してたり一緒に居ると、ポ~ッとしたり胸がドキドキしたり…。今でも時々あるんですけど…」
俺「鼓動が速くなるの俺もあるよ!同じだよそれ!それなんでだか分かったの?」
翠星石「さ、最初は分からなかったですけど…蒼星石に言ったら、もしかしたら、って…」
俺「うんうん。…あれ?お人形なのに病気になるの?
  胸がドキドキって、人間と人形の体じゃえらい違うような…」
翠星石「き、気持ちの問題なんです!気持ちの!これには人間もお人形もないんです!」
俺「き、気持ちね。病は気からって言うには言うけど…。で、なんだったの?」
翠星石「そ、蒼星石が言うには、ですよ。き、きっとそれは…」
俺「それは?…ん? あ!」
翠星石「こ、ここ、こいのやま…」
俺「翠星石ちょっとどいて!」
翠星石「ぎゃふ!な、なんなんですー!?」
俺「あったよあった、家庭の医学本!えっと…胸の病気…肺の病気…」
翠星石「そ、そんなのには載ってないんです!きっと、ヤスヒロのは翠星石と同じで…!」
俺「あった!」
翠星石「…へ?」
俺「自然気胸…肺の小さな傷が原因で…若くて痩せ形高身長な男性に起こる事が多い…これだ!」
翠星石「ちが…」
俺「治療法は…軽いものなら放っときゃ治る…。放っときゃ治るのか、良かった。大丈夫そうだよ翠星石!」
翠星石「ち、違うですよ!きっと翠星石のと同じ病です!」
俺「でも、翠星石のは気持ちでなるんでしょ?俺のは気持ちでなるとか書いてないもの」
翠星石「で、でもでも、翠星石とお話ししてると体が熱くなるっていうのは…」
俺「俺、嘘付くのめっちゃくちゃ苦手で、すぐバレちゃうんだよ。
  それで体調悪いのを隠すのに必死で、緊張してテンパってあたふたして、体がカ~ッとすることが今までよくあって…。
  翠星石にバレないように必死でごまかしてたつもりだし…多分それでじゃないかなあ。
  あと風邪気味なのかも。毎年これからの季節は鼻が出るから、ずっと風邪気味みたいなもんだけど…」
翠星石「…」
俺「で、翠星石のは結局何だったの?」
翠星石「…知るかですー!」ゲシッ!
俺「痛ってえええええ!!!!」
翠星石「フン!」ツカツカ...
俺「な、なんなんだよ…もう…。と、とりあえず俺も部屋に戻ろう…」
で、とりあえずいくらか医学本持って部屋に戻ったよ。

俺「…っくちゅん!うぅ…(あの部屋寒かったからちょっと体冷えちゃったかな…)」
翠星石「ヤスヒロ」
俺「ん?なに?…冬用の上着?」
翠星石「それ着とけってんです。そんな薄着であんな寒いとこにずっと居て…。
     風邪気味じゃなくてほんとに風邪になっちゃうですよ」
俺「はぁ…!す、翠星石!あ、ありが…はぅっ!」キュン
翠星石「ひ!な、なんなんです突然…」
俺「い、いや持病が…。ありがとう翠星石」
翠星石「そ、そうですか…。ほんとに大丈夫ですか…?
     あ、上着の前も閉めとけです!お腹も冷えちゃうですよ」
俺「あ、ああ」
翠星石「ボタン掛け違えてるですよ!ボタンもまともに留められないですか。
     どんだけお子ちゃまですか、まったく。ほれ、翠星石が留めたげるです」プチプチ
俺「はぅぅ!」キュキュン

だって。
大した病気じゃなくて良かったよ。そのうち治るらしいけど…長引きそう、むしろ治らなそうな予感がするのはなぜ?
翠星石に隠してた時のクセが体が覚えちゃってるのか、まだ翠星石と居る時にキュンッて胸が痛むよ。
それより、翠星石が持ってきてくれた服で体はもちろん、心もホカホカあったまったよ。かつてないほどに…。
はぁ…。さっきまで怒ってたのに…。なんだかんだ言っても…。翠星石は何かあるといつも俺の心配してくれて…。
俺にはもったいないくらいの、優しくてかわいいお人形だよなあ…。俺は本当に幸せ者だなあ!\(^o^)/

翠星石が上に着る物持ってきてくれた時はこんな感じだったなあ。

この後ボタン留めてくれて…はぅっ!キュン お、思い出したらまただよ…。でもあったかくて心地良い不思議…。




◆07/10/14-なんか翠星石見てたら胸がキュンキュン痛むようになった!\(^o^)/ ログ

\(^o^)/なんか付けてほんとは不安で不安で仕方ないんだけど、でもなぜか幸せな気持ちもあって…。
そんな複雑な痛み。今日のお昼の俺と翠星石の会話。
俺「ねえ、翠星石って夢に詳しいんだよね?」
翠星石「なんです突然」
俺「いや、俺ここ1年くらい毎日のように夢を見てるんだよ。
  夢見てると脳が寝てなくて疲れが取れないとか言うじゃない?それでどうにかならないかなあと思って」
翠星石「…それ夢じゃなくて睡眠の話じゃないですか。翠星石お医者さんじゃないですよ」
俺「あ、言われてみれば夢じゃなくて睡眠か…」
翠星石「と言うか、ヤスヒロ頭使ってないから脳が疲れるも何もないんじゃないですか」
俺「う、まあ…全く疲労感無いしな…」
翠星石「どんな夢見てるんですか?」
俺「え?どんなって急に言われても…なんで?」
翠星石「夢占いですぅ。どんな夢見てるかで深層心理が分かるってもんです。
     このミス・ヤーデ シュテルンがヤスヒロの夢を占ってあげるですぅ」
俺「お、なんか面白そうだな。どんな夢見てたかなあ。夢、夢…。
  …ごめん毎日のように見てるとか言って全然思い出せないんだけど…」
翠星石「それじゃミス・ヤーデ シュテルンの出番がないじゃないですかー!何か思い出すですー!」
俺「う~ん…。あ、去年の終わりくらいに見た夢なら…」
翠星石「またえらい前に見た夢ですね…。それだけ印象に残る夢だったんですね。
     じゃあミス・ヤーデ シュテルンが占ってあげるですぅ。どんな夢だったんですかぁ?」
俺「え、ど、どんな夢?(去年のクリスマスの夢なんだけど…翠星石がキスしてくれた夢だなんて言えないよなあ…)
  うーん…お、おぼろげにしか覚えてないんだけど…まあ幸せな夢を見たなあって感じだったよ。
  やたらリアルな夢だった気がする。
  起きた時、あまりに幸せすぎて枕をぎゅ~って抱きしめてゴロゴロしたくらい。まあだんだん凹みもしたんだけど」
翠星石「…イマイチ要領を得ない夢ですね」
俺「ま、まあそのうち思い出すかも…」
翠星石「じゃあ、ちょっと質問してくですから、思い出しながら簡潔に答えるですよ。占ってやるです」
俺「う、うん。(い、言わなきゃ良かったかなあ…。でも面白そうだし…重要なとこだけ隠してちゃんと答えてみるか)」
翠星石「それじゃあ…その夢は何か出てきたですか?物だとか人物だとか」
俺「うん…出てた気がする。人物が」
翠星石「それは実在する人物ですか?」
俺「うん」
翠星石「その人とは知り合いですか?知り合いじゃないですか?」
俺「知り合い」
翠星石「幸せな夢と言ってたですけど、それはその人物が関係しての幸せな夢ですか?」
俺「うん」
翠星石「それを幸せな夢だと思えた一番の理由は何ですか?」
俺「翠星石がキ…。! ゲ、ゲフンゴフン!」
翠星石「? 翠星石が?」
俺「いやちょっと…。そ、それで…。ここまでで何が分かるの?」
翠星石「…さっきのなんで良い夢だと思えたかってところが答えですよ。なんだったんです!?翠星石が出てきた良い夢って」
俺「う、あ~…いや、その…。え、えっと…す、翠星石がキ…」
翠星石「キ?」
俺「…ウイ美味しいって言ってた。俺が育てたキウイ食って…」
翠星石「…そ、それが何ヶ月も前に見た、今までで一番印象に残ってた良い夢ですか…?」
俺「う、うん…。そ、それで、この答えでどんな考えが分かるの?」
翠星石「…簡単ですよ。夢で見たそのままが答えです。
     良い夢ならそれを望んでるって事で、悪い夢なら起こって欲しくないって事です」
俺「…言われてみればそりゃそうだって気もするけど…それ夢占いって言うのか?えらい単純だな…」
翠星石「それにしてもキウイって…。キウイ農園開く事がヤスヒロの望む事ですか。
     そこまでキウイに思い入れがあるとは知らなかったです…」
俺「キ、キウイ好きだからね…
  (お、思わず言っちゃうとこだった…。それにしても見たままの夢が望みって分かりやすいな…。
   …ん?となると…クリスマスに見た翠星石がキスしてくれる夢…。あれ俺が心の奥底で望んでるって事…?)」
翠星石「ミス・ヤーデ シュテルンの出番も終わったですし、お昼の準備でもするですかねー」
俺「(い、いやいや、そりゃ起きた時幸せな感じはしたけども…。それはまあ所詮夢だからって事で実際に望んでるってそんな事はなくて…。
   そ、そりゃ別に翠星石にキスされて嫌だって気はしないだろうけど…。で、でも翠星石にキスして欲しいって心の奥で思ってるの俺?
   それじゃあまるで、俺が翠星石のこと…)」
翠星石「…ヒロ、ヤスヒロ!」
俺「え、え!?な、なに!?」
翠星石「エプロンのヒモ結んでくださいってんです。今ブカブカのしかなくてうまく結べないんですよ」
俺「あ、ああ、ごめん…。はい」
翠星石「ありがとですヤスヒロ」←ブカブカのエプロン付けて笑顔でこっち振り向いてる翠星石
俺「はぅっ!」キュン
翠星石「ど、どうしたですヤスヒロ?」
俺「い、いやなんでも…。(な、なんか翠星石の顔見たら鼓動が早くなって一瞬胸が苦しく…。なんだこれ…)」
翠星石「か、顔赤いですよ。熱あるんじゃないですか?大丈夫ですか?」←ちょっとうつむいてる俺の顔を下から心配そうにのぞき込む翠星石
俺「はぅぅっ!」キュキュン

だって。
はあ…。なぜか今日は翠星石の顔をまともに見られなかったよ。一日中頭はポ~っとするし、なんか胸は苦しく痛くなるし…。
でも何か心地良い痛みなんだよね。擬音にするなら『キュン』としか言いようのないこの痛み…。
そして痛みとともに、心の深いところから何かが湧き上がってくるこの感じ…。このぬくもりと幸福感は何?
俺の体どうしちゃったの?翠星石の言うように体調悪いのかなあ…。今日は早めに寝よう…。
ああ、そういや…。
去年も風邪ひいて早めに寝て、翠星石には黙ってたのに気付いてくれて、俺が眠ってる間に看病してくれた事があったなあ…。
はぁ…。なんだかんだ言っても…。翠星石は何かあるといつも俺の心配してくれて…。
俺にはもったいないくらいの、優しくてかわいいお人形だよなあ…。はぅっ!(キュン
ああ、また胸の痛みが…。…あれ?かわいい?おいおい心の中とは言え何かわいいとか言っちゃってるんだ俺は…。
やっぱ体調悪いのかな…もう寝よう…。
おやすみ、翠星石…。


寝る前にこれだけ…翠星石がブカブカのエプロンに蹴っ躓いてよろついたのを支えた時はこんな感じだったなあ…。はぅっ!(キュン


はゎぁ…お、思い出したらまた…。何か翠星石がスイッチになってるような…。
俺もう駄目かも…。来週くらいにはこの症状突き止められてると良いなあ…。




◆07/10/08-体育の日なので真紅が焼いてくれたお菓子を巡って翠星石とガチンコ缶蹴り勝負した!\(^o^)/ ログ

俺「ただいまー。…なんか焦げ臭いな」
翠星石「お、おかえりなさいですヤスヒロ…」
真紅「おかえりなさい」
俺「ただいま。真紅遊びに来てたのね。そういや翠星石おやつ作るとか言ってたよね」
翠星石「い、一応出来てるは出来てるですよ…。余りの材料でヤスヒロの分しか作れなかったですけど…」
真紅「ちょうど翠星石がお菓子作りをしていたから手伝ってあげたのだわ。
    いつもお世話になっているお礼なのだわ。どうぞ召し上がれヤスヒロ」
俺「へー。なんか悪いね俺だけ。どれどれ…おー、今日のおやつは木炭か。…木炭?」
真紅「…何を見て言っているの?」
俺「いやだって皿に木炭が乗ってるから…。俺炭食い族じゃないから炭を食べ物とは見れないんだけど…」
翠星石「な、何言ってるですか!チョココロネですよ!チョ・コ・コ・ロ・ネ!よーーーく見るです!チョココロネですよね!?」
俺「いやどう見ても炭だろ…ほぐぁ!」
真紅「どうしたの?変な声出して」
俺「翠…!」
翠星石「な、なんでもないですぅ。ヤ、ヤスヒロったら目が疲れてるみたいですぅ。目薬差してやるですからちょっとこっち来やがれです」
俺「な、なんなんだよ翠星石!」
翠星石「(お前いい加減気付きやがれです!真紅に手伝ってもらったら真っ黒焦げにしちゃったんですよ!)」ヒソヒソ
俺「(わ、わかるかよ!炭にしか見えないのに!て言うかなんでその真っ黒焦げのが俺の分って事になってるんだよ!食べれないだろあれ!)」
翠星石「(翠星石はあんなの食べたくないです!
      ヤスヒロいつも『食べ物は粗末にするな』って言ってるじゃないですか!真紅のためにも犠牲になってくださいです!)」
俺「(た、たしかにコレも完成した食べ物になるべき物だったんだろうけど…。明らかに体悪くするだろコレ…。翠星石も半分食ってくれよ)」
翠星石「(半分でも翠星石には致死量です!一人で全部食えです!)」
俺「(んなもん俺だって一緒だっての!半分だ!これは譲れない!)」
真紅「いつまでかかっているのあなたたち。客人をあんなむさ苦しい部屋に一人置いておくなんて」
翠星石「な、なんでもないです!さ、さあヤスヒロ!向こう行ってチョコ…」
俺「し、真紅!ここで一発余興なんてどうかな!?体育の日記念!俺と翠星石の、ガチンコ屋内缶蹴りゲーーーム!なんて」
翠星石「はぁ!?」
真紅「ああ、そういえば今日は体を動かす日だそうね。くんくんがテレビで言っていたのだわ」
俺「そうなんだよそうなんだよ!見るよね?そ、それじゃ準備してきまーす。(翠星石こっち来い!)」

翠星石「(ど、どういうつもりですヤスヒロ!?)」
俺「(ラチがあかないから勝負で決めようっていうんだよ。俺が負ければ俺が全部食って、俺が勝てば翠星石も半分食べる。これでどうだ)」
翠星石「(絶対食べないって言ってるです!半分でも嫌です!)」
俺「(ああ…そうか。俺に勝てる気がしないんだな)」
翠星石「(はぁ!?)」
俺「(いやいや俺ときたら世界カンケリング・チャンピオンだからね…。
   俺の圧倒的オーラを感じ取って勝てないと悟ったんだよね。
   賢明な判断だよ翠星石。戦わずして負けを認めるのも仕方ないよね翠星石…)」
翠星石「やぁったらああああですうううぅぅ!!!」
俺「そう?それじゃあさっきの条件を守るという約束の指切りだ」
翠星石「指切った!ですっ!」
俺「(フフン…焚き付けがうまくいったな。怒らせちゃって心は痛むけど命には替えられん。
   逆上させるとこから俺の策は始まる…。勝負はすでに始まっているのだよ翠星石)」

俺「じゃ、室内で缶は蹴れないから缶の代わりにポテチの筒箱ね。俺が鬼で、100秒目と耳を塞いでる間に翠星石が隠れる。
  俺が翠星石を見つけて「翠星石みっけ!」と翠星石より早く箱を蹴れば俺の勝ち、その前に翠星石が箱を蹴れば翠星石の勝ちだ。いいね」
翠星石「のぞむところです!」
真紅「2人とも気合いが入っているわね…。これは熱い勝負が見られそうなのだわ」
俺「ところで真紅、俺と翠星石の漢と乙女のガチンコ勝負、どちらにも手を貸さないと宣誓して貰えないかな?それをこの戦の始まりとするよ」
真紅「ええ、2人の真剣勝負、水を差すような無粋な真似はしないのだわ。くんくんに誓うのだわ」
俺「くんくんに誓ってくれるなら安心だ。それじゃあ始めようか…翠星石!」
翠星石「翠星石の奇策で一瞬でカタを付けてやるです!」
俺「このデス・ゲーム…。負けるわけにはいかない!」
真紅「ゴクリ…。2人の間のこの威圧感…。いったい何が2人をここまで駆り立てるのかしら…」
俺「じゃあ始めようか。1,2,3,4,…」
目と耳を塞いで数え、そして運命の100秒が過ぎた。

俺「…100!さて、どこに隠れたかな…。(おそらく…。…! 思い通り!!)
  …ねえ、真紅」
真紅「なに?」
俺「実は、翠星石が隠れるところの大体の見当は付いたんだ。
  翠星石はカッとなると事を急く傾向があるよね。この状況だと勝負を急ぐという事。
  さっきも『奇策で一瞬でカタを付ける』と言っていた。奇策で一瞬…。
  この国には灯台もと暗しという言葉があるんだよ。近くにあるほど目が行かないって意味だけど…。翠星石が使いそうな手じゃないかな?」
真紅「…」
俺「目標である缶があるこの部屋で、音で俺の動向をチェックでき、100秒で隠れるのに適したところ。そう、例えば…」ソロリソロリ...
俺「(このクローゼットの中とかね)」
真紅「…!」
俺「(うまく隠れてしてやったり、ってつもりだろうが、翠星石…。レースがはみ出てるんだよ!)
  ふ…。
  (だ、駄目だ。まだ笑うな。こらえるんだ…。気配を気取られて玉砕覚悟で飛び出してくる事もある…。
   確実に勝つためには虚を突かなければ…。翠星石の姿を見てから…。
   いや、開けてから。クローゼットを開けた瞬間に勝ちを宣言しよう…。そしてその瞬間に反転、箱を蹴って俺の勝ちだ…)
真紅「…」
俺「フー…。…翠星石、俺の勝ちだ!」ガチャッ!
俺「翠星石みっ…け…?…な…に…?ば、馬鹿な…。レースだけ…レースだけだと…?」
背後からの声「なにが勝ちなんですぅ?」
俺「!? す、す、翠星石…」
翠星石「ふふふ…。頭に血が上ったように見せて、分かりやすく策があるように見せれば騙されると思ったですぅ。
     負けてヤスヒロに逃げ道ができない状況を作るため…。裏の裏…。翠星石は隣の部屋との扉の死角に隠れてただけです」
俺「そ、そんな…」
翠星石「さあ、この箱を蹴れば翠星石の勝ちですー!」
俺「バ…!や、やめろ!」カコーン
俺「あ、あ…」
翠星石「やったですー!翠星石の勝ちですー!」
真紅「見事な勝負だったのだわ!」
翠星石「いやー良い汗かいたですねーヤスヒロ。どーしたです?フラフラですよ?真紅の焼いてくれたチョココロネで栄養補給です!
     (さあ約束ですよ!一本まるまる食べるです!)」
俺「(…し、知らない…)」
翠星石「…は?」
俺「(俺はそんな約束は知らない…)」
翠星石「(お、往生際の悪いやつですー!)
     つ、疲れて食べられないですかぁ?押し込んであげるですぅ!
     (ほら口開けろですーーー!!!!)」
俺「(い、いやだー!食いたくないー!)ぐごがが…」
真紅「一口で食べてくれるなんて…。お味はどうかしら?」
俺「う…ぐぐ…。ゴクン…。ぐごご…。
  お、お、美味しかったよ真紅…。な、涙が出るくらい美味しかったよ…」
真紅「そう?それはよかったわ。
    でも、よくそんな黒焦げな失敗作が食べられるわね。家畜でも食べないわよ」
俺「わかってんじゃないかよー!ちく…しょ…う…」ガクッ

だって。
思わず息絶えるとこだったけどコゲさえ我慢すれば食べられない事はなかったよ。
中身は翠星石が作って、焼くのだけ真紅がやったらしいし。せめてコゲを落とした状態で食べたかった…。
そして真紅、失敗作だと分かってるなら気を遣ってよ…。

それにしても、俺が翠星石の行動を予測していた事を逆手にとって、逆に策に嵌めるなんて…。
もし次やる時は絶対に負けない!ライバル関係っていうのはこうやって作られていくんだね。
永遠の好敵手(ライバル)ってなんかかっこいいよね。俺は幸せ者だなあ!ハッピー体育デー!\(^o^)/

俺が嵌めたつもりが嵌められるハメになるちょっと前の翠星石はきっとこんな感じだったんだろうなあ。


思い通りに事が運んでいたのは翠星石の方だったんだね…。やられたよ!><




◆07/09/30-俺を見る翠星石の瞳がキラキラ輝いて見えた!\(^o^)/ ログ

俺「えーと…どこしまったっけな…」ガサゴソ
翠星石「なに探してるです?」
俺「目薬だよ。目にゴミ入っちゃってさ。あ、あったあった。くふぅ~潤う~。さあ流れ出ろ!」
翠星石「よく目薬なんて差せるですね…。怖くて絶対目瞑っちゃいそうです」
俺「苦手な人いるよね。先端恐怖症とかなのかな。俺が目薬差したげよっか?潤うよ~」
翠星石「いらないですよ別に。あ、噂話のコーナー始まったですぅ」
俺「翠星石好きだねそのコーナー。俺も好きなんだけど。今日の噂は…。おータイムリー。目薬だって」
翠星石「なになに…目薬を飲み物に一滴入れて…それを飲ませた後…最初に見た人を好きになる…。惚れ薬になる!?」
俺「そういやそんな噂もあったなあ」
翠星石「ヤスヒロ知ってるですか!?」
俺「俺のとこだとそれだけじゃ足りなくて、それ飲ませた後相手に目薬差してもらえば成就って噂だったけど」
翠星石「こ、これほんとですかね…?」
俺「噂は噂でしょ。俺は信じてないけど」
翠星石「そ、そうですか。そうですよね…」
俺「あ、ちょっと着替えてくるよ。なんか冷えてきたし。え~と」
翠星石「あ!い、いいですよ!そこに置いとくです!」
俺「え?なにを?」
翠星石「め、目薬ですよ。ヤスヒロがしまうとまた探し回ったりしそうですし、翠星石がなおしといてあげるです」
俺「そう?じゃあ頼むよ」

俺「あー、ほんと急に寒くなったよなあ。さすがにコタツ出すには早すぎるよな。あ、そういやさっきの惚れ薬の話なんだけ…」
翠星石「ヤ、ヤスヒロ!これでも飲んで体あっためるです!あったかいお茶ですよ。ちょっとしょっぱいのは昆布茶だからですよ。気にするなですよ」
俺「お、(まいっか)。ありがとー。はぁ~、あったまるなあ。秋はやっぱりお茶ですなあ」
翠星石「ヤ、ヤスヒロこっち見るです」
俺「ん?なに?」
翠星石「…そ、それ飲んでなんともないです?」
俺「え?いや体あったまったよ。今まで暑くてあったかい飲み物なんて全然飲んでなかったしねえ。五臓六腑に染み渡るって感じだよ」
翠星石「…や、やっぱり出身地方によってやり方違うんですかね…。…あ!い、いたたたですぅ!目にゴミが入っちゃったですぅ!」
俺「え、えらい痛がりようだな…。大丈夫か?見してみ」
翠星石「め、目薬で洗い流さないと無理ですぅ!目薬差してくださいですぅ!」
俺「わ、わかった。とりあえずこっち来てツラ貸しな」
翠星石「はい…はぅっ!」←この時翠星石の顔を両手で優しく支えてう~っと上向かせる俺(目薬の恐怖感を抑えるため優しくしてる)
俺「俺の言う事に身を委ねて…。目を開けて…。(催眠術とかだとこういう優しいしゃべり方してるし、これで相手落ち着けるんだよね多分)」
翠星石「は、はいです…」←ゴミが痛いのか俺の方見ずに瞳を逸らす翠星石
俺「…目を逸らさないで。真っ直ぐこっちを向いて…。俺の目だけを見るんだ」
翠星石「は、ははは、はい…です…」ピチャン
俺「はい終わった。目薬なんて簡単なもんでしょ?どう、ゴミ流れ出た?」
翠星石「え?は、はいです。もう大丈夫です…。ぎゃ、逆にこっちがちょっとドキドキしちゃったです…」
俺「まあ1回やれば目薬なんてドキドキ怖がるもんじゃなくなったでしょ。さーて晩ご飯の準備でもするか」
翠星石「あー!ま、待つです!…す、翠星石見て何か感じないですか…?」
俺「え?な、なにかって…。特に何も…。
  (な、なんか前にもあったなこういうの…。服装替わった事に触れなかったらえらい怒られたんだっけ…。ど、どっか変わってんのか!?)
  え、えーと…。(ど、どこが変わったんだ…?)んー…えー…。か、髪切った…?」
翠星石「切ってねーですよ!うー…噂なんてやっぱりただの噂なんですぅ…」
俺「なんの噂だよ…。あ、そういやさっきの目薬の惚れ薬の噂なんだけどさ、あれ俺が言ったのは違うやつだったよ」
翠星石「…へ?」
俺「俺が言ったのは惚れられ薬だったよ。目薬入りの飲み物飲むのが条件ってのは同じなんだけど。
  惚れられたい相手の前で目薬入りの飲み物を飲んで、その後相手に目薬差すと相手が自分の事好きになるんだった」
翠星石「へ?」
俺「相手からすると目薬差してくれた人を好きになるって事だね」
翠星石「意味ねーですー!!」

だって。
乾燥する季節、目薬は手放せないね。風が強くてゴミ舞って目に入っちゃったりもするしね。
俺の場合目は乾燥してても心は潤ってるんだけどね。翠星石は心の目薬だね!あ、それだと心の目になっちゃうか。俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/

翠星石に目薬差したげた時はこんな感じだったなあ。


なんか翠星石の潤った瞳がキラキラ輝いて見えたよ。いつもと違う感じに見えたよ。




◆07/09/24-もう秋なので翠星石と一緒に庭で焼き芋作った!\(^o^)/ ログ

昨日の秋分の日の日記。焚き火で炎がゴオーゴオーと燃えていました。
俺「暑い…。いや熱い…。凄まじく熱い…。どこが秋だよ…」
翠星石「なんでこんな暑いのに庭で焚き火で焼き芋ですか…」
俺「いや…さすがに秋分の日までには涼しくなってるだろうと思って、
  「焼き芋にしたら美味しいお芋ください」って買ってきてたんだよ…。暑かろうが何だろうがやると決めたらやる男だよ俺は」
翠星石「融通聞かせろですそれくらい…。
     それに熱いならもっと離れてればいいですのに」
俺「火の番するのに近くに居なきゃ駄目だろ。出来上がるまでここで見てるよ」
翠星石「別に翠星石は外で焚き火で作らなくたって良いですよ。こんな暑いですのに。
     ヤスヒロ滝のように汗流しちゃってるですし…。ぶっ倒れたりしたら嫌ですよ」
俺「自分でもそう思うけど…もうここまでやっちゃったしさあ。最後までやるよ。
  あ、翠星石、悪いけどコップに水入れて持ってきてくれない?俺ここ離れられないしさ。
  言う通り脱水症状でぶっ倒れちゃうよ。持ってきてくれたら、先に家の中で涼んでくれてて良いよ」
翠星石「翠星石もここまで来たら付き合ってやるですけど…。無茶するなですよ。水ついでに日傘も持ってきてやるですから」タッタッタ...
俺「…ほんとはさ、「あったかいね」「あったかいですねー」ってやりたかったんだよなあ…。ほんとはさ。まさかこんな暑いとは…。
  それにしても…こう辛いと精神修行か何かみたいに思えてきた。脳がとろける…。
  暑い上にゆらゆら揺れる炎見てたら目が回ってくるな…。なんか頭がボーッっとしてきたよ…。
  ああ…なんか炎が踊ってるみたいに見えてきたなあ…。楽しそうだなあ…。
  自分が炎だと思えば暑くないのかなあ…ウフフ…。ああ…俺は炎…俺は炎…」

翠星石「ヤスヒロー、お水と日傘持ってきたですよー。
     …なにじーっと炎の一点見つめてるですか。ヤスヒロ?」
俺「我はヤスヒロではない」
翠星石「…は?」
俺「我は炎の精サラマンデルなり!この者は炎に魂を委ね、この肉体は我の器となった!
  脆弱な生き人形よ!火加減も調整できず芋が我が獄炎に焼かれる様を指をくわえて見ているがいいわー!」
翠星石「なんですこのうざいの…。元々変ですのに炎に当てられちまったですか!?目を覚ますですー!」バシャッ!
俺「ぐはっ!水属性でダメージ2倍!まさか…水属性の使い手だったとは…!意識が…離れ…る…!
  …は!お、俺はいったい何をしていたんだ!」
翠星石「……」
俺「なんか意識が朦朧として、めちゃくちゃかっこいい事口走ってた気がしたよ」
翠星石「そうですか…」
俺「…まあそれは良いとして、水被ったら涼しくなったよ。なんでか知らんけど水かけてくれてありがと。
  んー、それにしても、なんかこれだけしんどい思いして芋だけじゃ物足りないな…。
  よし、ついでに網持ってきてバーベキューでもやっちゃうか!
  秋の味覚は芋しかないけど、こんだけ暑いんだから夏のつもりでもいいだろ!」
翠星石「あ、いいですねー。準備してくるです!」

そして庭で秋夏ごっちゃのミニバーベキューが始まったよ!(隣家がとてつもなく遠いのでご近所に匂いの迷惑はありません)
俺「芋うまいなー。肉はもっとうまいなー。バクバク食えるよ!」
翠星石「肉ばっか食べたないでちゃんと野菜も食べやがれです」
俺「野菜?笑止!我が肉体は血肉を求めておるのだー!」
翠星石「まーたですか!うっぜーですーー!!」

だって。
炎の精になりきっても暑いもんは暑かったよ。気持ちが昂ぶって余計に暑くなったし。
残暑厳しいけどそれもまた良いもんだね!なんたって秋のイベント焼き芋と夏のイベントバーベキューできたしね!
秋と夏でダブルでオトク?みたいな。俺は幸せ者だなあ!ハッピーオータムデー!\(^o^)/

そして俺に炎の精が乗り移って翠星石に水ぶっかけられた時、長年思い描いていたモノが一つに繋がった!
気品が止めどなく溢れる囚われの王子(俺)を、勇者翠星石が助け出すハートフルファンタジーゲーム!
これが、世界を変えるポスター&パッケージだ!

そしてその効果だ!


横長のパッケージだからスーファミかな。超大作だから文章ツクールするだけでも20年はかかるね。20年後をお楽しみにね!
■なお、ポスター画像はサービスクーポン券として使用できますので、2027年まで大切に保存し、発売時に印刷してお持ちください。




◆07/09/17-敬老の日で翠星石に優しく?してもらった!\(^o^)/ ログ

翠星石「ヤスヒロー、肩揉んでやるからこっち来やがれですぅ」
俺「…あのさ、去年も言ったけど俺若いから。ピッチピチだから。
  敬老の日だから肩揉んでやろうって言ってるんだろうけど、俺に敬老の日システムは適用されないから」
翠星石「せっかく優しくしてやろうってんですからそんなプライド捨てちまえです。さっさとおじじになりやがれです」
俺「むちゃくちゃ言うなよ…。あ、じゃあおじいちゃんやってみようかな…」
そんなわけでおじいちゃんを演じてみたよ。

翠星石「ヤスヒロー、肩揉んでやるからこっち来やがれですぅ」
わし「おお…ありがとうよ翠星石…。どっこいしょっと…」
翠星石「素直になったもんですねえ。昔は『まだピッチピチだ』なんて言って嫌がってたですのに」もみもみ
わし「ほっほ…。この歳になるとそうも言ってられんよ。まあこんなダンディーでナウイおじじそうはおらんがのう。
   …そうか、そんな頃もあったのう。翠星石が来てからもう50年にもなるのか。お前さんはいつまで経っても若いままじゃなあ」
翠星石「お人形ですから当然ですぅ。ヤスヒロも見た目はともかく、中身は昔とそんなに変わってないですよ」
わし「そうかい?良い意味と取っておいていいのかのう」
翠星石「よいしょ、よいしょ…。肩の他にもどこかマッサージして欲しいところないですか?してあげるですよ」
わし「いや、もう十分じゃよ」
翠星石「そうですか?遠慮しなくて良いですのに」
わし「肩どころか体まで軽くなったようじゃわい。…そろそろなんじゃな…。翠星石、今までありがとう」
翠星石「え?」
わし「この50年、お前と一緒にいて退屈せんかったよ。苦労もあったけれど、それ以上に楽しかったよ」
翠星石「な、何言ってるです?突然…」
わし「もうこんなおじじに付き合わんでええんじゃよ…。もう、お別れじゃ…」
翠星石「え、え…」
わし「もう、ミーディアムの指輪も消えかけとるわい…。わしの命も…」
翠星石「そ、そんな…!…な、何言ってるですか…。何言ってるですか!そんなの許さんです!どこにも行っちゃダメです!
     ダメです…そんなの…。しゅ、主人の…。グス…、翠星石の命令ですよ!お願いですから…ヤスヒロ…。
     ヤスヒロにしてあげたいこと…まだまだ…たくさん…あるんですから…」
わし「…悲しまんでおくれ、翠星石…。わしはお前に一生分の幸せをもらったわい…。
   それに…翠星石がわしの事を思い出してくれれば…またいつでも会えるわい…」
翠星石「ヤスヒロ…」
わし「最後の…お願いじゃ…。どうか、笑顔で見送っておくれ…。翠星石の笑顔を見ながら逝けたなら…最高の幸せじゃ…」
翠星石「う…うぅ…。グス…。また…逢えるんですよね…?」
わし「ああ…もちろんじゃとも…」
翠星石「グス…。ま、また…。すぐに…逢いましょうですよ…。ヤスヒロ…」ニコ
わし「ああ…ありがとう…。また…すぐに逢おうな…翠星石…。
   ああ…。俺は…幸せ者…だ…な……あ……。……」ガクッ
翠星石「…ヤスヒロ?…ヤスヒローーー!!!」

俺「……。はあっ!!あ、あぶねえ!理想的な逝き方すぎて渡っちゃうとこだった!」
翠星石「ヤスヒロ!?う…うぅ…!どんな理由があろうと…翠星石を一人遺して逝くなんて許さんですー!」ダッ ドゴッ!
俺「グフゥゥッ!ぐおぉ…。ね、ねえそれ…。
  抱き付くつもりだったのか…みぞおちに頭突きかますつもりだったのか…どっ…ち…?」ガクッ
翠星石「ヤスヒローーー!!!」

だって。
ままごとのつもりが途中からなんか変な感じになっちゃったよ。しかも敬老の日に…。
でもほんと、後50年も一緒にいる可能性もあるのか…。
翠星石次第のとこもあるけど、前に「お前がおじじになっても一生付きまとってやるですぅ」って言われた事あるしなあ…。
まあその方が充実した老後になりそうだけどね。

ところでわしがもう無理かと悟った時はこんな感じじゃったかのう。


この時はもひゃや色も分からなくなってしもうてたよ。
白黒なのは色を付けてたら間に合わんからあきらめたとかそんな理由じゃないんじゃよ…。
色が見えなかったから白黒なんじゃよ…。ほんとじゃよ…。




◆07/09/09-翠星石が金糸雀をハイセンスな髪型にしてあげてた!\(^o^)/ ログ

カナがみっちゃんさんと一緒に遊びに来たよ。
俺「こないだは翠星石が無茶なお願いしたみたいで。頭に船乗っけてくれとか」
みっちゃんさん「私もアレはどうかと思ったけど、翠星石ちゃんのお願いだとねー…。船を乗せる前までで止めとけば良かったんだけど」
翠星石「も、もういいですよその話は。なんであんな髪型にしようと思ったのか自分でもよく分かんないです…」
みっちゃんさん「乙女は良く見てもらおうとすると一生懸命で、前が見えなくなっちゃうことがあるのよね…。ねー翠星石ちゃん」
翠星石「い、言ってる意味がわからんですっ」
金糸雀「なんのお話かしらー?お船とか何とか」
みっちゃんさん「あ、その時カナ居なかったのよね。この間翠星石ちゃんの髪型変えてあげたのよ。
          マリー・アントワネットがしてた髪型にね。物凄くハイセンスだったわよ」
翠星石「言わんでいいですこの人間ー!」
金糸雀「ふーん…。でも、どうして髪型のお話でお船が出てくるのかしら?」
翠星石「そ、それは…。あ、じゃあ、その流行ってた髪型にしてやるです。
     モノがないんで翠星石がしてもらったのとは違う髪型になるですけど、
     同じ時代に流行った髪型で、すっごくオシャレですよー。すぐ終わるですよ。やってみたいです?」
金糸雀「やってみたいかしらやってみたいかしらー!」
俺「や、やめといた方がいいよ金糸雀…」
翠星石「じゃ、やってやるです。後ろ向くです」ぷすっ
翠星石「も、もう終わったですよ…。くふ…」
金糸雀「なにー?なにしたのかしらー?」
翠星石「プ…ププーッ!こいつ頭にチューリップ挿してやがるですー!すげーバカキャラっぽいですー!」
金糸雀「へ!?あ!す、翠星石がやっといて何言ってるのかしらー!バカじゃないかしらー!こんな変なのいやかしら取ってかしらー!」
俺「(おもちゃのチューリップ…。そういや船の他にも花そのまま挿したりがあったんだっけ。でもこれ翠星石の船に比べると…)」
翠星石「金糸雀のバカっぽさが200%アップですー!お間抜けですよねーヤスヒロ!」
俺「いや…これはこれでかわいいんじゃないかな」
翠星石「そうですよねー!ヤスヒ…えぇ!?ど、どこがですか!?こんなバカキャラっぽいですのに!」
俺「いや、チューリップのかわいさがカナのかわいさと良くマッチしてるよ」
みっちゃんさん「そう!そうよねそうよねヤスヒロ君!さすが良くわかってるわ!」
翠星石「な、なんです黙りこくってたと思ったら突然…!」
みっちゃんさん「新しい可能性を見て感動していたのよ…。カナをこんなかわいくしてくれて、ありがとう翠星石ちゃん!」
翠星石「へ?え?…ど、どういたしましてです…」
金糸雀「カナは嫌かしらー!取ってかしらみっちゃんー!」
みっちゃんさん「頭にお花咲かしたカナもかわいーかわいーかわいいーー!!カナの心に今すぐアクセス!!!!」
金糸雀「きゃーー!み、みっぢゃんーーー!!ほ、ほっぺがアクセスオーバーで炎上しちゃうかしらーーー!!!」
俺「ああ、愛溢れる美しい光景だなあ」
翠星石「…ヤ、ヤスヒロ」
俺「ん?なに?…どしたの、頭にチューリップなんか挿して」
翠星石「…ど、どうですか?」
俺「どうですか、って…。なんかバカキャラっぽいから止めた方がいいよ。みっともない」
翠星石「な…!?もーーーーーーー!!!」パキコーン! ←プラスチックのチューリップでスネ殴られた音
俺「痛ってえええええ!!チューリップのアザ模様ーー♪!!!痛ぃぃってええええええええ!!!!!」

だって。
まあバリー・ボンズがスイングしたバットすらへし折る俺の鋼鉄のスネにアザなんかできないんだけどね。ほんとだよ。
船と違ってチューリップはなんかかわいかったよ!まあ船と比べると何だってそう思えそうだけど。

カナが頭にチューリップ挿した時はこんな感じだったなあ。


ププーッ!って言っといて自分でやるなよ…。




◆07/09/05-翠星石がハイセンスな髪型になってた!\(^o^)/ ログ

手抜き息抜きの日記。
買い物から帰ったら翠星石が出迎えてくれた。
俺「ただいまー」
翠星石「ヤスヒロー。おかえりなさいですぅ」
俺「ああ、ただい…何があったんだ翠星石ーッ!」

翠星石「なにって、なにがですぅ?」
俺「その頭以外になにがあるんだよ!」
翠星石「あ、分かっちゃったですかぁ?
     レディの髪型の変化に気付くなんて、当たり前の事ですけどちょっと見直しちゃったですぅ」
俺「気付かない方が無理あるだろこの変化…!というか頭に帆船乗せるってそもそも髪型なのかよこれ…」
翠星石「このヘアカタログに載ってたですよ。あのマリー・アントワネットがしてた髪型です。
     金糸雀のマスターに頼んで、載ってる通りのオシャレなヘアスタイルにしてもらっちゃったですよ」
俺「(ヘアカタログじゃなくて歴史の本だろこれ…。しかもなんでマリー・アントワネットの髪型紹介に力入れてんだ…)」
翠星石「船の他にも、花瓶乗せたり髪にお花差したりがあるですぅ。当時の貴婦人は華やかな髪型で競い合ってたらしいですよ。
     その中でも、これが一番インパクトがあってハイセンスな髪型だったって話です。これこそ高貴な翠星石にお似合いの髪型ですぅ」
俺「凄まじいインパクトはあるけど…。(そ、そう言われればハイセンスな髪型に見え…ないよやっぱ…)
  わ、悪いとは思わないけど(いや思うけど)、翠星石はいつもの通りで良いんじゃないかなあ。
  俺はその方が好きだけど…。その髪型前衛的すぎて21世紀でも時代が追いついてないよ…」
翠星石「え、ヤ、ヤスヒロはいつもの方がいいですか?そ、そうですか、やっぱり。
     確かにあの金糸雀のマスターが乗り気じゃなかったですし、やってみて無理があるとは思ってたですけど…」
俺「やる前に気付きなよ…」
翠星石「頭が重たくてバランス悪くて真正面しか向けないですし、気に入られても困るとこだったです…。
     ヤスヒロ!こんなギャグみたいな髪型やってられないです!元に戻しやがれです!」

だって。
結局俺がいつも通りに戻したげて、「やっぱりそっちのが良いよ」って言ったら機嫌良くしてたよ。
頭に船が乗ってるよりは良いに決まってるよねそりゃ。
船乗ってる以外は別に良いんじゃないかなあって思ったけど。俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/




◆07/09/02-翠星石と読唇術の練習した!\(^o^)/

翠星石がお昼ご飯作って俺が食器片付けてた。
俺「良い匂いだなあ。なに作ってるの?」
翠星石「ペスカトーレですぅ。簡単レシピに載ってたのを初挑戦ですよ」
俺「おー食べた事ないよ。楽しみだなあ。何か陽気な名前だし。ペスカトーレ。手伝いがいるなら言ってね」
翠星石「いいですよお手伝いなんて。それより、ヤスヒロ辛い方が好きでしたっけ?それなら唐辛子増やすですけど」ジュージュー
俺「いいよ。あんま辛いと翠星石食べれないでしょ。それに特に辛口とか気にしないよ」
翠星石「そうですか?ちょっと辛い方がヤスヒロ好みな気がしたですけど」
俺「翠星石が作ってくれるなら何でも好きだよ」
翠星石「えぇ!?と、と、突然何言ってやがるですかお前!?」
俺「お、おいフライパン放すなよ!何言ってるって、翠星石が作るんなら何でも好きだって…」
翠星石「あ、そ、そうですか。途中ジュージューいって聞き取れなかったですよ…。びっくりしてドキドキしちゃったです…」
俺「? そう。まあ初めて作るんだしそのレシピの通りで良いんじゃないかな」
翠星石「そうですね、これを基に今度作る時に変えてみればいいわけですし…。じゃ、この本のとおり作るです」

そして翠星石の美味しそうなペスカトーレが完成!
俺「おー美味しそうだなあ。いただきまーす」
翠星石「どうぞ食らいやがれですぅ」
俺「モグモグ…」
翠星石「…どうですか?」
俺「んー、美味しいー。初めて作ったとは思えないよ。ほんと驚くくらい上手になったよねー」
翠星石「そ、そうですか?ほんとの事と分かってても照れちゃうですぅ~」
俺「でも翠星石が言ったとおり、もうちょっとだけ辛口でも良かったかなー。このままでもすっごい美味しいけどさ」
翠星石「あ、ほーら言ったじゃないですかぁ。ヤスヒロはちょっと辛口のが好きですって」
俺「ほんとだなー。なんか、俺以上に俺の好み分かってる気がしてきたよ」
翠星石「そ、そりゃ毎日のように作ってればヤスヒロの好みだって分かってくるですよ。
     だからって別にヤスヒロ好みのお料理作ろうとかは思ってないですけど」
俺「ちょっとくらいは思ってくれても良いじゃん…。ふぅ、ごちそうさま。美味しかったよ。そう言えばさ、あれなんで驚いてたの?」
翠星石「あれ?」
俺「辛い方が好み?っていうのに答えた時だよ。なんかびっくりさせちゃったみたいで悪かったなあって」
翠星石「あ、あれですか…。ヤ、ヤスヒロ。あの時ヤスヒロ何言ったか覚えてるですか?もう1回言ってみるです」
俺「え?えーと、なんだっけ。『翠星石が作ってくれるなら何でも好きだよ』だっけ」
翠星石「…な、なんか違うですね。やっぱり途中が…」
俺「途中?」
翠星石「…ハッ!突然ですけど読唇術って知ってるですか!?」
俺「な、なんだよ。ほんとに突然だな。唇の動きを見て相手の発したい言葉を読み取る技術でしょ」
翠星石「そうですそうです!今からちょっとやってみるですよ」
俺「なんでまた」
翠星石「なんでって、口の動きだけで相手と意思疎通が出来れば便利だと思わないですか?」
俺「便利なのは分かってるけど、俺わりと得意で読み取れるもの」
翠星石「読み取るのは翠星石ですよ。ヤスヒロは言う方の役です。やってみるです!」
俺「ほんとに突然だけどまあいっか。いいよ、やってみよう」
翠星石「ただし!言う言葉はさっきの『翠星石が作ってくれるなら何でも好きだよ』に似た感じの、
     『翠星石が [作ってくれる○○が] 好きだ』に限るです。[作る○○が]ですよ。他は普通に声に出して、そこだけ口パクです」
俺「テーマ絞るのね。短い言葉のが伝わりやすいか。翠星石初めてだし。
  翠星石が作ってくれるので好きなのか…。って言うか、ここ以外は声に出して言うの?不自然じゃない?
  [作ってくれる○○が]の前後の言葉は決まってて翠星石分かってるんだから、どうせなら全部口パクの方が…」
翠星石「いいんですこれで。細かい事気にすんなです。ほ、ほら早く言ってみるですよ」
俺「そう…。じゃ言うよ。えーと、そうだな…」
↓以下[ ]内は口パク
俺「『翠星石が[作ってくれるスコーンが]好きだ』」
翠星石「…」
俺「どう?伝わった?…翠星石なんか変だぞ…。口の動きちゃんと見てた?」
翠星石「へ!?み、みみ、見てたですよ。で、でもちょっとわかんなかったですぅー…。
     もも、もっかい言ってみるですぅ。…こ、今度はこう、心を込めて、もっと情熱的に…。『好きだ、大好きだー!』みたいに…」
俺「情熱的にって、口パクのとこはどうやって表現すれば…。まあ頑張ってみるよ」
翠星石「ぜ、全力出来やがれです!」
俺「じゃあ言うよ」
翠星石「は、はいです」
俺「コホン…『俺は、翠星石が[作ってくれるスコーンが]好きだ!大好きだー!』」
翠星石「……」
俺「どうかな。何好きか伝わった?…あれ、なにフルフル震えてんの?大丈夫ちょっと…」
翠星石「へ?だ、だ、大丈夫です…。な、なんでもないです。…ヤ、ヤスヒロも好きなんですよね…?翠星石が…」
俺「好きだって言ってるじゃん」
翠星石「そ、そうですよね…。…ヤ、ヤスヒロ!」
俺「え?は、はい」ドキッ
翠星石「…そ、その…。す、す、翠星石も好きです…ずっと大好きなんです!ヤス…!」
俺「ん…」
翠星石「ス…ス…。…スコーンが……」
俺「正解!」

なんかこの後猛烈に凹んでたよ。正解したのに。
なんか自棄ジュースだとか言ってガブガブ飲んだくれてて、大丈夫かよと声かけようと思ったら「はぁー」とひとつ大きな溜息付いて
くるっとこっち向いて、「おやつはヤスヒロのだーい好きな翠星石特製スコーンですぅ。期待してるですよ」ってぱたぱたキッチンに走ってったよ。
なんだ元気じゃん…なんだったんださっきのって思ったよ。そしておやつにスコーン出来上がって出してくれたよ。

俺「いやー、やっぱ翠星石のスコーンは美味しいなあ。自分で好きだって言うだけの事あるよ。わざわざ作ってくれてありがと翠星石」
翠星石「その翠星石へのありがたみの気持ちを忘れず、翠星石をもっともーっと大事にするですよ」
俺「大事にしてるよ」
翠星石「もっともーーっとです」

だって。
お昼もおやつも美味しかったよ!さすがウチの自慢の一流シェフだよ。
読唇術ゲームの答えはちょっと簡単すぎたかな?とは言えあんまり難しい口パクにしても外れてばっかだと面白くないしねー。
それにしても「スコーン好きだ」って言ったらおやつにスコーン作ってくれて、嬉しかったなあ!美味しかったなあ!俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/

読唇術ゲームで翠星石が答えた時はこんな感じだったなあ。

この時の翠星石見てたらなんか知らないけどドキッとしちゃったよ。答えのスコーン当てられそうなくらい別にドキッとする事でもないのになあ。


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