経済財政諮問会議は14日、社会保障と税の一体的見直しをめぐり議論し、2011年度までの基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化に向けて医療・介護サービスの高コスト是正に取り組む方針を改めて確認した。
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柳澤大臣、医療効率化プログラム提示 大田弘子経済財政政策担当大臣はこの日の会議で、政府が目標を掲げる11年度までのプライマリーバランス黒字化が達成できなければ「その後のシナリオはさらに厳しくなる」と指摘。この目標を達成し、医療など社会保障の持続性と財政の健全化を11年度以降も両立させるため、医療・介護サービスの無駄を徹底的に排除するなどコスト削減に最大限努力する方向を提案した。
また、社会保障給付を現状のまま維持するには税や社会保険料による負担増が避けられないとも指摘。世代間の給付と負担のバランスを常に点検しつつ、所得の高い高齢者に対して相応の負担を求めることも提案した。同会議はこれらを了承した。
福田康夫首相は「社会保障と税の一体的見直しは国民の生活や働き方に直結する重要な問題」との認識を示し、引き続き議論するよう指示した。
更新:2007/11/15 キャリアブレイン
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