会長 挨拶(音声)
大府市国際交流協会の新会長に就任した 山田惠子さん

設立されて12年目を迎える大府市国際交流協会について、「会員の皆さんやボランティアの方々の情熱と国際交流・国際協力という意識の継続を感じます」と山田惠子さん(中央町在住)は話す。国際ソロプチミスト半田のメンバーとして国際的な奉仕活動をしてきた経験と持ち前の明るい人柄で推薦され、8月8日に開催された大府市国際交流協会の総会で新会長に就任。
国際ソロプチミストとは、管理職として活躍する女性、専門職に就く女性が組織する女性による世界最大の奉仕団体。世界で援助を必要としている人たちのために活動しています。1921年にアメリカのオークランドで創設され、日本初のクラブが1960年に東京で誕生。現在では113カ国に3、000以上のクラブがあり、約95、000人の会員が連携をとり活躍しています。
このクラブの一つである国際ソロプチミスト半田は、1991年に活動開始。当初から活動に参加している山田さんは、2002年〜03年には会長を務めました。また、今年10月に誕生する新しいクラブ国際ソロプチミスト愛知ガーデニアでは、初代会長として、大府市近郊を中心に活動を始めます。
大府市国際交流協会では、現在約260人のボランティアが活躍。外国人のための通訳や翻訳、ホームステイの受け入れ、情報誌『ほほえみ』や機関紙『地球号』の編集発行、協会のホームページ更新、日本語教室などをしています。また、日本の自然や歴史に対して理解を深めてもらうための国際交流ハイキング、オーストラリアのペンギンを救うための募金活動、外国人のための防災講座などの取り組みもしています。来年3月に開幕する愛・地球博に関連して、啓発活動やフレンドシップ事業の支援活動も展開しています。
今月19日には、世界規模の地域清掃活動に賛同した『クリーン・アップ・ザ・ワールド・イン・大府』を環境団体やコミュニティ団体、企業ボランティアなどの皆さんと一緒に協働で実施。同日の『大府市民会議』にも参加し、愛・地球博のフレンドシップ事業の相手国であるオーストラリア、コンゴ民主共和国、キリバス共和国の環境問題などを市民に紹介していきます。
山田さんは、協会の飛躍に向けて「皆さんと一緒に国際交流・国際理解を深めたい。また、たくさんの人たちに国際交流協会の活動をもっと知ってもらいたい。今まで活動してきた経験がお役に立てば」と表情を引き締めました。