調査リポート
Windows XPユーザーの9割、OSの変更予定なし
自宅のPCの利用目的として多いのは「生活情報の入手」や「ネットショッピング」。PCの使い方は昨年から大きく変わっていないため、OS変更の必要性を感じられないのかもしれない。C-NEWS調べ。
[Business Media 誠]
自宅で利用しているPCのOSは「Windows XP」が81%で、最新OS「Windows Vista」の利用者は9%であることが、C-NEWSの調査で分かった。現在、XPを利用しているユーザーの92%は、OSを変更する予定は「ない」と回答している。
ヤフー・バリュー・インサイトのC-NEWSは11月9日、自宅でのPC利用に関する調査結果を発表した。中学生を除く15歳以上のインターネットユーザーを対象に調査したもので、回答者は1000人。調査期間は10月27日から10月28日まで。
自宅で利用しているPCメーカーは「NEC」がトップ
自宅のPCを使って「趣味・生活情報などの入手」する人が最も多く90%、次いで「ネットショッピング・オークション」の60%、「仕事・勉強の情報収集」の57%という結果となった。年代別でみると、情報収集や娯楽の用途では若年層の割合が高く、年代が高くなれば「住所録作成、年賀などのはがき作成」や「写真の編集、整理、アルバム作成」などが目立った。
1年前と比較して、自宅PCを使ってすることが増えたのは「趣味・生活情報などの入手」が最も多く20%。次いで「ネットショッピング・オークション」が17%、「仕事・勉強の情報収集」が10%で、トップ3は現在よくすることと同じだった。この結果をみると、PCの使い方が変わらないため、XPユーザーはOS変更の必要性を感じられないのかもしれない。
4位をみると、20代以下が「ゲーム」に対し、30代以上では「ネットトレードなど資産運用」が入っている。30代以降になると、ネット証券などを利用して、投資に積極的な姿勢がうかがえた。
現在、自宅で利用しているPCメーカーは「NEC」が20%でトップ、「富士通」の16%、「ソニー」の13%と続いた。男性は「デル」の人気が高く16%、女性は「NEC」がトップで24%。また、男性は「自作」という回答が12%で5位にランクインした。
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