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2007年11月14日(水) 朝刊 24面
はしか流行/県が緊急声明
 今年十月から中部福祉保健所管内で起きた麻疹(はしか)流行を受け県は十三日、学校などでの集団発生を阻止するための緊急アピールを発表した。那覇市内で開かれたはしか〇プロジェクト緊急対策会議で、「すべての子どもの麻疹予防接種歴を確認する」「麻疹患者と接触した人は感染が無いことが確認されるまで出席停止にする」などの対応を確認した。

 同管内では十月十九日以降三週間に十一人の麻疹患者が相次いで発生している。今年は県全域で麻疹疑いの報告が百十一人あり、十三日までに二十二人が麻疹と確定した。患者数は全数把握を始めた二〇〇三年以来最多。

 相次いで感染した十一人の内訳は十代三人、二十代五人、三十代三人で成人の感染が目立つ。予防接種歴は「有り」三人、「無し」三人、「不明」五人。感染経路は県外一人、家庭四人、医療機関四人だった。

 中部福祉保健所ではこれまでに患者と接触した人など千五百人に健康状態を聞くなど追跡調査しているが、「調査による感染の“封じ込め”は限界にきている」と指摘。予防接種で感染の広がりを防ぐ必要性を強調した。

 成人麻疹への対策について、県立中部病院の遠藤和郎医師は医療機関内での感染を警戒。今流行を受け同病院での職員の緊急予防接種実施を報告した。

 国立感染症研究所感染症情報センターの砂川富正医師は、春に関東地方で流行した麻疹が福岡県など西日本でも広がっていると説明。「県の追跡調査で免疫を持たない人には予防接種を勧奨することが必要」と成人麻疹対応の重要性を語った。



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