島根県議会の最大会派、自民党議員連盟は十二日、溝口善兵衛知事と中川正久病院事業管理者に対し、県立病院での医師確保のため、医師手当や宿日直手当の充実など給与面での処遇を改善するよう求めた。
要望書では、県立中央病院(出雲市)で欠員が恒常化していることを指摘。過酷な勤務条件や行財政改革に伴う給与カットなどから、「医師の我慢は限界状態にあり、離職する医師が多数出てくるおそれがある」とし、早急な対策を要望している。
この日、佐々木雄三会長、原成充・医療問題検討部会長が知事室を訪問。溝口知事は「財政健全化の枠組みの中で、必要な対応をしたい」と答えた。
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