日立製のハイビジョンレコーダーDV-DH1000Wからi.LINK接続によるパナソニック製ハイビジョンブルーレイディスクレコーダーDMR-BW900への録画コンテンツのムーブは成功!但し、トラブルも発生するので要注意!
2007年10月28日に届いた・・・
パナソニック(Pnasonic)製ブルーレイディスクレコーダー
DMR-BW900
(Blu-rayDiscレコーダーDMR-BW900)
・・・は今のところ毎日のHDDへの録画、ブルーレイディスクとDVDへ
の録画、ムーブともに問題無く使用出来ている。
そこで、課題となっていた・・・
日立(HITACHI)製のハイビジョンレコーダーHDD/DVDレコーダー
DV-DH1000W
・・・からのフルハイビジョン録画コンテンツのi.LINK接続による
ムーブを実際にやってみた。
まず近くの家電量販店でi.LINKケーブルを購入。
試しに家電量販店の30代半ばと思われるAV機器専門販売店員に
私が・・・
「出来ると思います?」
と尋ねたら・・・
「日立とパナソニックですよね。絶対に出来ませんよ!」
と断言なさった。
私自身も当初はかなり難しいかもと思っていた。
しかし、パナソニック製ブルーレイディスクDMR-BW200と
日立製ハイビジョンHDD/DVDレコーダーDV-DH1000D
(DV-DH1000Wの後継機種)
でのの成功事例をネット発見!(下記URL)
これは間違い無くいけると確信。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/06/news008.html
さて、結果は・・・条件によってはトラブルが発生するが、ムーブは
出来る!取り敢えず成功!取り敢えずOK!
・・・と言える。
しかし、ちょっとした小細工と裏ワザが必要となる。
まず普通に考えるとDMR-BW900側からDV-DH1000Wをi.LINK(TS)
対応接続機器として認識させムーブをと考えるだろうが、これでは絶対
に出来ない!
何故ならDMR-BW900側からはDV-DH1000Wをi.LINK(TS)対応接続
機器としてまったく認識出来ないから。
じゃぁ、どうやるかと言うと・・・。
ここで発想の転換が必要となる!
(といっても上記URLに記載されている通りの事をDV-DH1000Wと
DMR-BW900に置き換えてやれば良いだけなのだが・・・)
幸いにDV-DH1000W側からならばDMR-BW900はi.LINK(TS)対応接続
機器として認識させる事が出来る。
だから、DV-DH1000W側からコントロールすれば良いのだ!
その手順をご説明しよう!
まず両機を電源ONした状態でi.LINKケーブルで接続!
(電源OFFで接続すると、後述するトラブルに見舞われてしまう
場合がある)
今回、使用したケーブルは・・・
ELECOM製i.Link・DV端子対応IEEE1394ケーブル IE-4432BK
(AV対応。4ピンオス←→4ピンオス。S400(400Mbps)対応。)
である。
http://www2.elecom.co.jp/cable/ieee1394/ie-44/bk/index.asp
(ELECOMの製品紹介ページ)
DMR-BW900は背面と前面にi.LINK端子が2箇所、DV-DH1000Wは背面
のみに1箇所ある。
今回は両機を背面にあるi.LINK端子どうしで接続した。
DV-DH1000W側からコントロールするとは言っても当然、受け手側の
DMR-BW900の事前準備が必要となる。
DMR-BW900のi.LINK端子の設定を行っておかなければならないのだ。
設定は下記のように行う。
まず、DMR-BW900のリモコンボタンの『操作一覧』を押し、メニューを
表示。
表示されたメニューより、『その他機能へ』を選択し、次に表示される
プルダウンメニューから『初期設定』を選択。
『初期設定』メニューから『テレビ/機器の接続』を選択。
『テレビ/機器の接続』メニューでi.LINK機器の接続設定を行う。
『I.LINK機器モード設定』については『TSモード2』を選択する。
『I.LINK端子切換』は物理的な接続の通り『背面』を選択する。
DMR-BW900の説明書ではDVD&HDDレコーダーやD-VHSなどを接続する
場合は『TSモード1』を選択すれば良いように記述されているが、これは
互換性の高いと思われるパナソニック製のレコーダーやRec-POTシリーズなど
からのムーブの場合で、日立製DV-DH1000Wの場合はこの『TSモード1』の
設定ではダメだ!
『TSモード2』に設定して、DV-DH1000Wを
CATVデジタルセットトップボックス(STB)として認識させる必要がある。
『TSモード2』に設定しても表面上はDMR-BW900側からはDV-DH1000Wは
i.LINK(TS)対応接続機器としては認識されていないと勘違いさせられる
「i.LINK対応接続機器が接続されていません」
・・・というようなメッセージが表示される場合があるが、これは無視して
良い。
これがまずひとつめの小細工!
多分、多くの方がこの設定とメッセージに惑わされてしまい、この時点で・・・
「なーんだDV-DH1000WからDMR-BW900へのムーブは無理なのか?」
・・・と思われてしまうであろう。
でも大丈夫!
さて、ここから日立側DV-DH1000Wからのコントロールとなる。
DMR-BW900は取り敢えず電源ONの状態にしておき、BSデジタルか
地上波デジタルなどのチャンネルに合わせたままにしておく。
尚、DV-DH1000WからDMR-BW900へのi.LINK(TS)接続によるムーブは
等倍速でしか行えないので、両機ともその時間も考慮し、予約録画を入れて
いない時間にムーブを行うのが安全である。
両機とも予約録画の時間が重複していたり、途中で別の録画を開始してしまうと
ムーブ強制的に中止させられたり、上手くいかない場合があり、最悪録画した
コンテンツを喪失していまう場合があるので、この点は十分注意されたし。
もうひとつ注意!
DV-DH1000Wのリモコンの『べんり』ボタンを2回押すと『i.LINK操作』と
いう項目があるのだが、これを選択し、『決定』ボタンを押すと、画面上に
『i.LINK操作』と表記されたリモコンのような操作メニューが表示される。
ここではD-VHS機器としてDMR-BW900が認識されているように表記される
のだがこのリモコン操作メニューからはDMR-BW900はまったくコントロール
する事が一切出来ない。
これはDV-DH1000Wがi.LINK接続したDMR-BW900が正常にムーブ出来る
機器と判断できず余計なチェック機能が働いてしまう事に起因している。
ここで裏ワザが必要になる!
要はその余計なチェックを行わないようにし、単純にi.LINK(TS)接続機器で
あると認識させれば良いのだ。
このためDV-DH1000Wの『i.LINK操作』ではムーブは実行しない。
(実行出来ない)
リモコンの『ワケ録』もしくは『ディスクナビゲーション』ボタンを押して、
ムーブしたい録画コンテンツを一覧表示させておく。
ここで『べんり』ボタンを1回押すと『べんり(編集)メニュー』の一覧に
『ダビング』という項目が現れるので、それを選択し、『決定』ボタンを
押す。
すると画面に『ダビング(ダビング方向)』が現れる。
ここで『ダビングする方向を選択してください』との表記に対し、
『HDD→D-VHS』を選択して『決定』ボタンを押す。
(DV-DH1000WはDMR-BW900をi.LINK(TS)接続されたD-VHSと
思っている訳だからねー)
すると『ダビング(コンテンツ選択)』という画面が表示され、ムーブ出来る
コンテンツが一覧表示される。
実際にDMR-BW900にムーブしたいコンテンツを選択し、『決定』ボタンを
押す。
ここからがキモ!
まず注意!
通常のダビングなら容量の許す限りダビングするコンテンツを複数選択出来る
のだが、DMR-BW900に対しては複数のコンテンツを選択してダビング(ムーブ)
は出来ない。
ムーブしたいコンテンツがあるのなら1個づつ等倍速で実行するしかないのだ。
だから、選択するコンテンツは必然的に1個のみとなる。
上記の通り、ムーブしたいコンテンツを選択し、『決定』ボタンを押したら
処理は『選択終了』の文字のところに遷移する。(文字が黄色に変わる)
ここからが本当の裏ワザなのだが、この状態で『決定』ボタンを押さず、
その変りにリモコンの『録画』ボタンを押すのだ!
(『決定』ボタンを押しても何も始まらない!裏ワザは『録画』ボタンを押す事
なのだ!)
次に実際の『ダビング』の画面になり、『移動開始』の文字のところに処理が
遷移している(文字が黄色に変わる)ので、『決定』ボタンを押す!
(ここでは『録画』ボタンではなく『決定』ボタン!)
『本当に移動を開始してよろしいですか』のメッセージが表示されるので、
『はい』を選択して『決定』ボタンを押す。
そうするとDV-DH1000WよりDMR-BW900が操作されて、DMR-BW900の
フロントパネルに通常表示されない「Rec」の文字がまず表示され、それが
すぐに消えたのち「録画1」が赤く点灯し、録画(実際にはムーブ)が開始
される。
等倍速録画(ムーブ)なので2時間の映画なら実際にムーブが完了するのに
2時間が必要となる。
ムーブが完了したらDV-DH1000WよりDMR-BW900の電源は必ず落とされて
しまう。
これは動作仕様なので現時点回避方法が無い。
DMR-BW900の電源ONにすると、DMR-BW900はTSモードを起動され、
フロントパネルには「TS」と表示される。
TSモードを抜けたいのなら、リモコンでBSデジタルか地上波デジタルを
選局すれば良い。
続けてムーブを行いたいのであれば、TSモードから別に抜けなくても良い。
ムーブしたいコンテンツが複数存在するならその数の分だけ同じ事を
繰り返せば良いのだ。
だが、ムーブが終了した後、一度、DV-DH1000Wの電源をOFFしてしまうと
かなりの確率でトラブルが発生する。
再度、DV-DH1000Wを電源ONしても「HELLO」のメッセージが延々と表示
され、リセットボタンを押しても、電源OFFしても電源コードを引き抜いても
そのトラブルは回避出来ない。
唯一の解決方法はi.LINKから物理的にDMR-BW900を切り離すしかない。
要はDV-DH1000Wからi.LINKケーブルを抜けば良いのだ。
尚、このトラブルは電源OFFにした状態でi.LINKケーブルを再度差してまうと
再度電源ONした際に「HELLO」のメッセージが延々と表示され同じトラブルに
なってしまう。
そうなった場合は再度電源OFFにしてi.LINKケーブルを抜けば良いのだが、
たまに抜いてもトラブルが改善しない場合がある。そうなった場合は、まず
本体パネルにあるリセットボタンを押す。それでもダメなら本体の電源ボタンで
電源をOFFにし、電源ケーブルを抜き差しすれば解決できる。
だから、冒頭で述べた通り、DV-DH1000Wにi.LINKケーブルを接続する時は、
電源ONにしてDV-DH1000Wが正常に立ち上がってから、接続を行う必要が
ある。この点は十分に注意されたし。
また、別途トラブルもテストして確認された。
ムーブしたい録画コンテンツが部分消去や編集機能を利用して編集したモノで
ある場合、送り出し側であるDV-DH1000Wの動作が鈍くなり、映像が遅く
なったり、停止したり、ブロックノイズが混入したりするトラブルが確認
出来た。
この現象は編集を加えたコンテンツでは必ずと言ってよいほど発生した。
このトラブルが起きるタイミングはムーブを開始してから1~2分程発生し、
徐々に回復するという傾向だが、その後も編集したポイントによって再発
する事も確認出来た。
尚、編集を一切行っていない録画コンテンツに関してのムーブではこの
トラブルは一切、発生しなかった。
これが私の所有しているDV-DH1000W固有の問題なのか、同じファームなら
必ず発生する問題なのかは判らない。
ちなみに私のDV-DH1000Wのファームは現時点最新バージョンの・・・
2007年7月10日に日立のサービスマンによってアップデートしてもらった
第13回目のバージョンアップ版
2003_0017/XXXX_XXXX
XXXX_0517
・・・である。
(Xの部分は機器を固有する識別番号なので記載を避けている)
ただ、既にDV-DH1000W側で編集したモノは致し方ないが、編集するなら
DMR-BW900側にまずムーブした後、DMR-BW900側の編集機能を使って
編集するのが安全であるのは間違い無い。
以上が、DV-DH1000WからDMR-BW900へのムーブのテスト結果である。
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受信: 2007年11月13日 (火) 17時07分
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