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【鈴香被告】「控訴したら?」子供殺害の母親に刑務所で“忠告” (1/2ページ)
このニュースのトピックス:畠山鈴香被告
秋田連続児童殺害事件で公判中の畠山鈴香被告(34)が、拘置中の秋田刑務所(秋田市)の房内で、自分の子供を殺害したとして殺人罪に問われ、懲役14年の判決を受けた進藤美香受刑者(32)に対し、刑期についてアドバイスを送っていた可能性があることが分かった。12日行われた第8回公判の、検察側による被告人質問で明らかにされた。
公判では、検察側が、「あなたは決まりを破って、(拘置中に)隣の房の人に話しかけたことはなかったか」と質問。弁護側が異議を唱えたところ、検察側は「反省している事実を確認したい」とした上で、「その人が懲役14年になったと知り『重いから控訴した方がいいんじゃないか』と言わなかったか」と続けて質問した。
鈴香被告はこれらの質問に答えなかったが、捜査関係者によると、美香受刑者が「(顔は見えなかったが、話の内容から)相談相手は鈴香被告だと思う」と話しているという。
美香受刑者は、鈴香被告が彩香ちゃん殺害で起訴されてまもない昨年10月、交際相手で元県立高校非常勤技師、畠山博被告(44)=同罪で起訴=と共謀。大仙市の道の駅に止めた車内で性的行為の最中、長男の諒介ちゃん=当時(4)=が騒いだことに立腹し、拳などで頭を殴り首を絞めて失神させ、自宅近くの用水路に諒介ちゃんを投げ込み窒息死させたとして逮捕され、今年8月、秋田地裁で懲役14年の判決を受けた。