前次官 直接契約の検討に反対
この事件で逮捕された「山田洋行」の元専務の宮崎元伸容疑者(69)は去年、別の商社「日本ミライズ」を設立し、アメリカの大手メーカーの代理店として自衛隊の次期輸送機CXのエンジンを防衛省に納入することを目指していました。関係者によりますと、防衛省では、海外から輸入する装備品一般について、商社を間に入れずメーカーから直接調達する契約のあり方をことしの4月ごろから検討していました。ところが守屋前次官は、7月にこうした契約方法が検討されていることを知り、反対する意見を述べたということです。守屋前次官は、日本ミライズにCXのエンジンの入札に参加する資格がないことを防衛省の担当者が説明したところ、入札をせずに直接契約する「随意契約ではだめなのか」とただしていたことがすでにわかっています。守屋前次官は15日、参議院で証人喚問されることが決まっており、CXのエンジンの契約をめぐる経緯の解明があらためて焦点となる見通しです。 |
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