プロ7年目のシーズンを開幕一軍で迎えた牧田。4月12日の西武戦(フルスタ)では、プロ1号本塁打を放ち、好調なスタートを切った。その後は貴重な守備固めとして、一軍でシーズンを通した。しかし、10月3日の日本ハム戦(フルスタ)。本塁送球の際、右ひじを痛め途中交代、そのまま登録抹消されてシーズンを終えた。「いい感じで来てただけに、最後の最後に悔しい思いをした」と唇をかんだ。
その右ひじ痛のため、秋季キャンプはデンコードースタジアムで調整している。「激痛と言うほどではないけど、痛いです」と牧田。「20mくらいしか投げられないし、打撃練習も左手だけで打ってます」と状態を説明した。痛める前から「張りがあった」と明かした牧田。気をつけていたが、「本能だった。ホームで刺さないと、と思った」と、その時を振り返る。「投げた瞬間、痛みが来て終わったと思った」と苦笑した。
それでも、「(故障は)シーズン終盤だったことが良かった」と気持ちを切り換える。ただ、診察の結果、1週間程度の軽症と診断されたが、なかなか痛みが消えないことに不安も感じている。「正直、どうしたらいいのか分からない部分もある。動かした方がいいのか、休ませた方がいいのか…」と牧田。それでも、秋季キャンプでは「ウェートや、走り込みで下半身を作りたい」と、今出来ることをしっかりやって、治療に専念するつもりだ。