日本の年金制度はよく「2階建て」と言われますが、その仕組みを解説します。
サラリーマンやOLの方は厚生年金、公務員等の方は共済年金に加入していますが、厚生年金・共済年金保険料の一部は自動的に国民年金(基礎年金)に拠出される仕組みになっています。このため、厚生年金・共済年金に加入している方たちは、保険料を払わなくても国民年金にも加入していることになります。
つまり、すべての公的年金に加入している方は、必ず国民年金に加入していることになりますので、国民年金を基礎年金と呼び、2階建ての1階部分に例えられます。
そして、厚生年金・共済年金は報酬比例の仕組み(支払う保険料は給料額から計算され、受け取る年金も支払った保険料総額から計算される)になっていて、2階建ての2階部分に例えられます。
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