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NIKKEI NET

7―9月期の実質GDP、2四半期ぶりプラス・年率2.6%増

 内閣府が13日朝発表した7―9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算で2.6%増だった。1%台半ばから後半とされる潜在成長率を上回り、2四半期ぶりのプラス成長に転じた。輸出による外需の取り込みや、企業の堅調な設備投資が寄与し、住宅着工の遅れなどによる悪影響を吸収した。

 けん引役は外需で、輸出が前期比2.9%増加した。控除項目の輸入は0.5%増にとどまり、外需は成長率を0.4%押し上げた。外需の寄与度がプラスになったのは5四半期連続。

 内需は0.2%増加。設備投資が1.7%増と前期の2.1%減から持ち直したほか、個人消費も0.3%増(前期は0.2%増)と堅調だった。6月の改正建築基準法の施行に伴い建築着工が急減し、住宅投資は7.8%減と落ち込んだが、内需の柱である設備投資と個人消費の伸びで補った。民間在庫の寄与度はプラス0.1%となり、GDP成長率のうち内需の寄与度はプラス0.2%だった。〔NQN〕(09:01)

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