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アルパイン、中国でカーナビなど増産−大連工場に最新設備
アルパインは、主力の中国大連工場(遼寧省)でカーナビゲーションシステムや車載オーディオ機器を増産する。8億―10億円を投じて08年夏までに工場を拡張し、年間生産高を売価ベースで現行比20―25%増の500億円に引き上げる。中国自動車メーカー向けOEM(相手先ブランド)市場の需要拡大に対応し、廉価品だけでなく高付加価値製品も製造できるよう、生産体制を整えていく。
中国の連結子会社「大連アルパイン」は、主に中国、欧州市場向け製品を生産する。すでに拡張工事に着工しており、08年上期の稼働を目指す。新型の生産設備を導入し、製品の大型化や高機能化への対応を急ぐ。
大連工場は現在、安価な製品を多く生産するが、今後製品ラインアップを見直し、高機能製品を増やす。現在、日本で生産している製品を一部移管する。オーディオ機器とカーナビシステムの年間生産量の総計は、約150万台で現在とほぼ変わらない見通し。
(更新日 2007年11月13日)
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