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会沢高圧コンクリート 上海のパイル会社買収 生産力増強、アジア展開も視野(11/13 08:17)コンクリート製品製造道内大手の会沢高圧コンクリート(苫小牧)は十二日、中国・上海の中堅コンクリートパイル会社「上海興南混凝土有限公司」を買収する方針を明らかにした。十九日に正式契約を結ぶ。グループとして年間二十万トンの生産力増強につながり、首都圏など国内市場への販路拡大や、アジア各国への輸出も視野に入れている。 上海興南混凝土は一九九三年の設立で、高層ビルなどに用いるコンクリート柱のパイルを生産。上海地区政府などが出資し、このうち香港の不動産グループ、キングダムグループ傘下の興南置業発展有限公司が株式の67%を所有する。上海郊外の約四万四千平方メートルの敷地に工場を持ち売上高は十五億円。従業員は約百人。 会沢高圧はキングダムグループから全体の51%分の株式を取得し、経営に参画。買収額は数億円で、常務クラスを常駐役員として派遣するほか、代表取締役に当たる董事長には会沢祥弘専務が就任する予定だ。 会沢高圧のパイルの生産能力は美唄工場などを中心に年間約十二万トンだが、買収で二・七倍になる。 同社は買収を見越して技術者を上海へ派遣しており、上海興南混凝土は九月末に品質保証のJIS規格を取得。国内製品と遜色(そんしょく)ないパイルを製造できるという。 上海で生産するパイルを道内や首都圏などへコンテナで海上輸送する。さらに今年二月には上海に貿易会社を設立し、上海で生産したパイルを経済成長の続くアジア各国に輸出する体制も整えるなどで、業容拡大を目指している。 会沢高圧コンクリートの二〇○七年三月期の売上高(単独)は百四十八億円。 |
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