日清紡は中国の太陽電池製造装置市場に本格参入する。11月中に現地の機械メーカーと合弁会社を設立し、2008年度中に生産を始める。中国市場開拓により、08年度の同製造装置の世界販売額を06年度実績の2倍の60億円に引き上げる。
現地の機械メーカー、江蘇亜威機床(江都市)と新会社「江蘇亜威日清紡精密機器」を設立する。資本金は約8億円で、日清紡の出資比率は25%になる見通し。太陽電池パネルの基幹部品であるセルをつなぎ合わせてパネルにする「後工程」の分野で中国メーカーの需要を掘り起こす。日清紡は1998年に同製造装置の市場に参入した。(07:00)