2007年11月12日

Chicago Con

大相撲九州場所も始まってしまったというのに…、Chicago Conのレポートが続々と上がってきていますね。

昨日の日曜日、夫が休みで家にいたせいで、まだFangirlsの大興奮レポートのほんのさわり程度しか覗いていませんけれども、それだけでも、現場のそれこそはじけ飛びそうに楽しい雰囲気が強烈に伝わってきます。

私としては、今回こそ大人らしく皆のレポートを読んで楽しんでおくだけにしよう、と思っていたのに…。

ロンドンのAsylum、そして先日のComic Conと、二回連続でファンとの交流イベントにJaredが参加できず、それでも一人参加したJensenが、けなげに可愛い二人の仲良しエピソードをちょこちょこと告白してくれたりして、私たちFangirlsに嬉しい悲鳴を挙げさせてくれたものですが、

Parley 以来(ではなかったでしたっけ?)ついに二人揃っての参加がかなったChicago Con!

やっぱりJ2がセットでステージに上がると、二人のケミストリーの相乗効果でとんでもない楽しいことになっていくみたいですね。

皆のうきうきするようなレポートを読み、一人で悲鳴を挙げつつ大笑いしていても、どうにも発散しきれないので、既にあちこち日本のサイトでもこのイベントについての詳細の実況がされていることと思いますが、私の日記でも、ほんのちょこっとだけ、レポートさせていただきます。

実際のところ私は手元に飛び込んできた本当にまだごく僅かなレポートを覗いただけで、Chicago Conの全貌なんかまだ全く捕らえられていないような状況なのですが、爆発する前に、ちょっとだけでもガス抜きを…ということで、支離滅裂な感想文になりそうですけれども、何卒ご容赦願いつつ、お付き合いいただければと思います。





以下のFangirlsのレポートの抜粋につけた私の翻訳には、例によって誤解、曲解、(激しい)妄想が含まれる可能性があります。
その点を完全に理解した上で、私の妄想に進んでお付き合いくださるという方のみ閲覧いただきますようお願いいたします。


今回のFangirlsのレポート鑑賞記…、興奮のあまり、ひょっとしたら表の日記に載せてはいけないような表現が飛び出してしまうかもしれませんが、不適切な点を見つけたら、速やかにご指摘願います。(最悪の場合、記事を裏に移しますので…)






既にこちらでは、20分近いJ2による漫談(としか思えないし、相変わらずジャレッドが一人でしゃべりまくっていますが)の模様を伝える映像がUPされていますが、どなたかこの映像のTranscriptを見つけたら教えてください!
全編を通して、とんでもなく楽しい仲良しなことを言っていそうなのに、私の貧弱な英語耳ではとても言葉を拾いきれません…。


とにかくとんでもない楽しいレポートが続々と上がってきているFangirlsによるChicago Conレポートですが、なんといっても最高にツボを突かれたのは、jewels667というfangirlのレポートの中の一文:


Jared told a cute story about them all being at dinner in Vancouver and Jensen saw something on Jared's cheek and reached out to wipe it off before he realized that he was sort of in a public place invading Jared's space. Jensen looked adorable and embarrassed and said he was about half way to Jared's face when he realized he probably shouldn't be doing that in public, but he was already committed to it, so he wiped it off and then they both chugged their beers to feel more manly.

Jared wiped his sweaty brow on Jensen's shirt and a million camera's started going off and Jensen said.... "Yeah, that's not going to be on anyones website tomorrow." Jared also hugged Jensen a couple of times. They were adorable.

In the room where breakfast was held, there were two huge posters of each boy and Jensen pointed to Jared's and said, "I want to get that to hang in my room."


ジャレッドが可愛い話を語っていたわ、それは二人(皆?)がバンクーバーのダイナーにいた時のことで、ジェンセンはジャレッドのほっぺに何かがついているのを見つけて、それを拭き取ろうと手を伸ばしちゃったんだって。そこが公衆の面前で、(皆の目の前でジャレッドのほっぺに手を伸ばすなんて)ジャレッドの個人的領域を侵犯する行為だ、なんてことを考える前にね。ジェンセンは、愛らしい、恥ずかしそうな顔をして言ったわ、公共の場でたぶんこんなことしないほうがいいんだろうな、って気付いた時には、ジャレッドの顔への距離の途中まで手を伸ばしちゃってて、でも既に手を伸ばしちゃってるんだからって、ジャレッドのほっぺを拭いて、それから二人でより男らしい感じを味わうためビールをがぶ飲みしたんだって。

ジャレッドはジェンセンのシャツでおでこの汗を拭いたの。で、百万台ものカメラのフラッシュがたかれると、ジェンセンは一言…「あー、これって明日誰かしらのウェブサイトに載ったりはしないんだよね」だって。
ジャレッドは、何回かジェンセンに抱きついてた。二人はとっても可愛かったわ。

(この辺りの様子は、上の映像に入ってますね)

朝食が振舞われた部屋には、J2のそれぞれの巨大なポスターがあったんだけど、ジェンセンはそれを指差してジャレッドに言ったの「あれを俺の部屋にかけたい」って。
(Jensen、オフィシャルコンパニオンのJaredのコメントをちゃんと読んで覚えていて、お返しを言ったってことなの?)


このレポートに対するFangirlのコメントがまた!笑ってしまいます!!


AND WHAT IS THIS ABOUT WIPING FACES IN PUBLIC WITHOUT EVEN THINKING TWICE ABOUT IT?
で、よく考えもせずに公衆の面前で顔を拭いてやるとかってどういうことなの?

Oh god, they're just like this in public all the time aren't they. This isn't just crazy fanon, THIS IS REALLY HOW IT IS.
ねえ、この二人、公衆の面前でいっつもこんな感じだってことなんじゃない、そうでしょう。これって、単なる馬鹿げたfanon(ファンの仮説)なんかじゃないわ、これって本当にあるがままの姿ってことなのよ。

OOOOOH, MY GOD. OH MY GOD. OOOOH MYYYY GOD. And, what, he wouldn't have been embarrassed if they hadn't been in public? THAT'S HOW I AM TAKING THIS STORY.
なんだっていうのよまったくもう。で、なに、ジェンセンは公衆の面前でなければ恥ずかしく思わないってこと?私は、この話をそう解釈したわよ。

AMEN, LADY! Also, there's a whole thing with Jensen wanting to put Jared's poster on his BEDROOM WALL and...yeah. Jensen was way flirty, apparently. As opposed to standing there and letting Jared maul him and looking sheepish and adorable about it.
なんなのもう!それに、ジャレッドのポスターを寝室の壁に貼りたいジェンセンとかっていうあの部分。あれって、…ああ、ジェンセン、明らかにやりすぎよ。その反面、ただそこに立って、ジャレッドに好きなように身体をまさぐらせておいて、恥ずかしそうで愛らしい様子を見せてるなんて。




また別のレポートでは:

Jared broke into Jensen's session with a question from an anonymous source: "How do you respond to allegations that my character, Sam is better-looking, smarter, taller, younger and just better?" "You have to ride shotgun," Jensen shot back.

ジャレッドは誰かからの質問を持ってジェンセンのセッションに飛び込んできたの:「僕のキャラクター、サムが、(ジェンセンの演じるディーンよりも)ハンサムで、頭が良くて、背も高くて、若くて、とにかくなんでも優れてるっていう主張に、君はどう応える?」「お前はいつも助手席に乗ってるだけだろ」ジェンセンはそう言い返したの。



ride shotgun:開拓時代、用心棒がショットガンを抱えて駅馬車の御者の隣に座ったことから、助手席に座ることをriding shotgunと表現するのですよね。


Jensen came back on stage wearing a Jared t-shirt. "I have never been more attracted to your torso, Jensen," Jared said.

ジェンセンはジャレッド(サム)の顔がプリントされたTシャツを着てステージに戻ってきたの。それをみたジャレッドは「君の身体(胴体よね…わかってますって!)にこれほど惹き付けられたことはないよ、ジェンセン」

* Jared did a killer Jensen impression -- and then Jensen returned the favor when he got back on stage.

ジャレッドはジェンセンをメロメロにするような表情を見せたの…で、それからジェンセンがステージの上がった時、同じ表情を返したのよ。


このジャレッドの顔がプリントされたTシャツを着たジェンセンの写真はこちらで見ることができますが、その「a killer Jensen impression」とやらの表情を映した映像もその内どこかでUPされるのでしょうか。どなたか見つけたらぜひご一報ください。

上のレポートでは、

「ディーンのネックレスについて、その内何か逸話を考えるからっていったのに、クリプキは結局思いつかなかったんだ」 とか

「ディーンの指輪は、結局、ビールの栓抜きとして使ってるという設定としてはめてる」 とか

「J2の二人が、本気のテキサス訛りで話し始めて、皆大喜びになった」 とか

「Tall talesでの、ディーンのほっぺのふくらみはCGなんかじゃなくって、本当にジェンセンのほっぺがまん丸になるまでキャラメルを詰め込んだんだ。あれはジェンセンのアイディアだったんだけど、キャラメルの糖分で、舌は腫れあがるし、ほっぺも痛くなっちゃった」 とか


細かな楽しい話題も載ってます。


これはどこのレポートだったか、

それぞれの彼女と4人でスティーブ(カールソン)のライブにもやってきたJ2だけれども、ジャレッドとサンディーが、なんとかジェンセンを舞台に上げようとしたのに、「スティーブの舞台をぶち壊しにしたくないから」って、今回はジェンセンは舞台にあがろうとしなかった。

なんていうジャレッドのコメントもどこかにでてましたよね。

ということは、今回、ジェンセンとスティーブのセッションは実現しなかったということでしょうか?

残念ですが、Jasonや(たぶん)Chrisのようには、スティーブは押しが強くなさそうなイメージなので、無理にジェンセンを舞台に引っ張り上げようとはしなかったということなのか、ジャレッドや彼女たちの前で、舞台に上がるのが恥ずかしかったのか…。


それにしても前々から感じていたことですが、ジャレッドが一緒にいる時のジェンセンって、本当に気楽に寛いでいて、楽しそうですよね。

今回は、お互い彼女同伴ということで、ステージ上では思いっきり二人の仲良しな姿を見せても大丈夫って思ったのかもしれませんが、それにしてもちょっと覗いただけでもこの騒ぎ!今回のイベントは本当に楽しそうですね!





以上はほんのわずかですが、またまたFangirlsのレポートのレポートでした。

これからどれほどの映像やレポートがUPされるか分かりませんが、この後もしばらく、Chicago Conのレポートに埋没してしまいそうです。

また我慢できないような楽しい逸話を見つけたら、続きで日記を書くかもしれません。





お相撲も始まってるというのに…。



ペーパーバックの続きも(こっそり読んでるSのつくお話も)全く進んでいないっていうのに!!!

2007年11月10日

SPN S3 EP6 感想文

実は、以前にもどこかでぽそっと告白していたかもしれませんが、当初、Supernaturalシーズン3についての感想文はもう日記で書かないことにしよう、と思っていたのです。
私の英語耳は非常に頼りないし、(X-Filesに関わっていた人も沢山いる)SPNの制作に関わるおじさん達は、台詞に妙にマニアックな細かい設定を盛り込んでくる傾向が強いし、そうそう大勢の人が遊びに来る日記ではないとはいえ、私がかろうじてところどころ理解できたことを書き出した(きっと間違いも多い)穴だらけの感想文を毎週書き続けていくのもなんだかお恥ずかしい感じで…。

そんなことを思っていたら、先日、tako_88さんから、なんと最新エピソードの”subtitles”が公開されているというサイトの存在を教えていただきました。
日頃ほとんど無作為にネット内を探索することのない私は、こんなサイトが存在していることすら夢にも知りませんでした!
これって、あくまで純粋に個人の方が好意で台詞を拾ってタイプしたものを投稿しているのですよね?
ファンの献身というのはすごいものですね。

今朝覗きに行ってみると、現地アメリカで木曜日の晩に放送されたばかりの第6話についても、もうsubtitlesが投稿されていて、さらにびっくりです!

そう考えると私としても、日本のサイトの片隅で感想文を細々と書いていくことで、及ばずながらでも誰かの理解のお手伝いができる可能性があるなら、妄想だらけの感想文でも書き続けていくべきなのかもしれない、と思うに至りました。

ということで、今週もそんな有難いsubtitlesの助けを借りながら、少しだけ感想文を書いて見たいと思います。


以下は、Supernaturalシーズン3第6話「Red Sky at Morning」の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。さらに、私の翻訳には常に、誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を充分にご理解いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。



***








先週のラストで、

サムが今度こそディーンに秘密を持ったらどうしよう…、

今度こそディーンに内緒で、サムが一人で悪魔(Ruby)と取引を始めたりしたらどうしよう、

それよりなによりCrossroadからディーンのところに帰らなかったりしたら…、

なんて、ちょっぴり心配していたのです。

でも、ママ亡き後、父ちゃんも子育ての点ではそれほど頼りになりそうもなかった赤ちゃん時代には、きっとおしめまで変えてもらい、その後の旅暮らしを通じてずっと世界中のどの兄弟よりも親密な関係で一緒に育ってきたはずの兄ちゃんに、サムがどんな小さなことでも秘密を持ったりなんかできるはずありませんでした。

ということで今回もオープニング明けは、もはや恒例となった感もある疾走するImpalaの中での兄弟喧嘩です。

なんか俺に言うことないか。兄ちゃん、誕生日じゃないよね。違う。

きょとんとした可愛い顔で、なんとかしらを切ろうするサムが、ここで「Happy purim?」なんて言ってます。

クリスマスと同時期に行われるユダヤ教のハヌカというお祭りは、とても有名ですが、この「Purim(プリム)」というのもユダヤ教のお祭りの一つのようです。アダルの月(2月、3月)に行われるということで、なんでそろそろ近づいてきた(クリスマスと同時期の)ハヌカではなく、こんなマニアックなお祭りを口にしたのかと思いますが、これも私の理解が及ばない何かしらの暗喩が含まれているのかもしれません…。


コルトの弾が一発なくなってた、という事実から、先週のオープニングでサムが提案していたとおり、Crossroadの悪魔に対して使ったんだろうと予想をつけたディーン。

一応 「で、契約、破棄できたのか?」 なんて聞いてみますが、

「もしそうだったら、さすがに俺も打ち明けたと思わない?」 とサム。

なにはともあれ自分の命を危険に晒すようなこと、すべきじゃなかったんだ、といい始めたディーンに、サムは、

Sam: “You're my brother,dean, and no matter what you do, I'm gonna try and save you. And I'm sure as hell not gonna apologize for it,all right?”


兄弟の気持ちのすれ違いは相変わらずで、サムの台詞はファーストシーズンから繰り返し聞いてきた言葉となんら変わらないようでもありますが、

「俺が兄ちゃんを助けようと努力することについて、兄ちゃんに謝るつもりなんてこれっぽっちもないからな!」

という言葉には、いよいよ 『世界中で一番大事な兄ちゃんを助ける』 という自分の使命に関してはディーンがなんといおうと、なにをしようともう一歩も引くつもりはないという意思を全面に押し出していくことに決めた、ということが伺えます。





それにしても、とにかく今回最高だったのは、Ms. Gert Case という姪をまさに事件で失った老婦人ですよね!

兄弟が警察を装って聴取に訪れた瞬間から、

彼女のサムの全身を舐めあげるあの目つき!

そして、サムの指を撫で上げるあの手つき!

そして彼女の数々の名台詞!

“You remind me of my late husband. He was shy, too. Till we got belowdeck.”

“You're just firm all over.”

“He wants me.”


べったりとサムに寄り添ってダンスしつつ

「あなた亡くなった夫に似てるわ。あの人もシャイだったの。二人で甲板の下に潜るまではね」、

サムの逞しい身体中を撫で回し

「あなたってどこもかしこも硬いのね」、

サムのお尻をがっしりと掴み、内緒話をするからとサムの頭を引き寄せて耳元に唇を押し付け…。
挙句の果てには、やっと戻ってきたBelaに引き離されながらも

「彼、私を欲しがってる」ですって!

今回のエピソードを見ている間、まさにGertになって、サムをGropeしまくりたい!!!とほとんど身悶えしながら笑っていましたが、海の向こうのFangirlsの反応でも、ほとんど同じものを沢山見かけました。

サムことJaredの手や指は、Jared!girlsにとっては、もうシリーズ開始当初から完全にセックスシンボルとして捕らえられているわけですし、
(あの手の大きさ!今回岩塩の弾をショットガンに装填しているシーンでも、サム、あんたいったいあの大きな岩塩の弾を一度に何個掴めるの?!って驚きました)
シリーズの経過とともに年々がっしりと逞しく成長していくその身体については、目にするだけで

「卵巣が爆発しそう!」(…)

なんていう悲鳴のような感嘆および賛美の声もネット上に溢れていますよね。

今週の Gert の激しいサムへの迫り方を目にして、SPNの制作スタッフ、本当にネット上のファンの声をよく調査しているのだなと、にやにや笑いで頬が痛くなってしまいました。

ディーンとBelaが協力して、事件を引き起こしている「幽霊の右手(Hand of glory)」を007方式で回収している間、シャンパンを一気飲みしたりしながらも、Gertの強烈なセクハラに耐え続けたサム。

ディーンに成果を確認する際に、

Sam: Tell me I didn't get groped all night by Mrs. Havisham for nothing.

と、チャールズ・ディケンズの小説「Great Expectations(大いなる遺産)」に出てくる富豪の未亡人の名前を出したりしているのを見て、この兄弟、やっぱり結構読書もしてる…という認識を新たにしました。

実はつい先日、裏の日記でご紹介したお話の中でサムが、同じくディケンズの「the Pickwick Papers」を読んでいるシーンが出てきたのが記憶に新しく、英語圏の文化ではサムくらいのインテリ青年だと、いかにもディケンズを読んでいそう、という共通認識があるのだろうか…、なんてふと思ってしまいました。夏目漱石とか、森鴎外とかを読んでるみたいな感じなのかな…。

英文学がらみといえば、この後のシーンで、Belaが悪態をついたディーンに向かって言った
「その態度、すっごくオスカー・ワイルドね」
という台詞、どういう意図だったんでしょう。
ディーンは、サムからMrs. Havishamの名前を聞いた時のようにはきょとんとした顔をしていませんが、意味わかってるの?
オスカー・ワイルドといえば、「ドリアン・グレイの肖像」…。
ドリアン・グレイみたいに見た目は超美青年だけど、中身はとっても悪い子ね。っていう感じなのでしょうか…。
オスカー・ワイルドっていうと、どうも反射的に、「腐」の回路の方面にも脳が働いてしまいます。





37年ごとに決まって姿を現す幽霊船と、それを目撃した人間が、とてもあり得ないような状況で溺死するという今回の事件の現場には、Belaが(まさに不二子ちゃんらしく)Alexという偽名を使って入り込み、既にMs. Caseにも取り入っていることが判明しましたが…。

Belaによって、Impalaをレッカーされてしまったディーンが、過呼吸みたいな発作を起こしかけた姿も、可愛いかったですね!

Dean: “Can I shoot her?”(あいつ、撃ち殺してもいいか?)

Sam: “Not in public.”
(人目のあるところじゃ駄目だ)

俺を撃ったくせに!というサムの批判に対し、かすっただけじゃない。可愛いけど、ちょっとドラマクイーンよね。なんて切り返すBelaのことをサムも物陰でなら撃ち殺したいと思っているのですね。


サムとGertのカップルにもとにかく笑わせられましたが、タキシードに身を包み、まさに007のジェームズ・ボンド(まだちょっとかなり可愛い感じだけど…)&ボンドガールといった雰囲気のディーンとBelaのコンビのやり取りもなかなか楽しかったです。

やっとパーティー用の身支度を終え、ぐずりながらもついに二階から降りてきたディーン。

正装した姿が Seventh grader(中一)に見えるというサムの過去のコメントが心の傷になっているのか、かなり自信なさげにしていますが、ディーンの凛々しいタキシード姿(私にはまだ七五三っぽさが感じられますが…)に思わずため息をついて

Bela: “You know, when this is over, we should really have angry sex.”

なんてコメントしたBelaに

Dean: “Don't objectify me.”

と、腕組みをしてツンと言い返しながらもかなり機嫌を直してるディーンの様子もキュートです。

Belaの小芝居で、「幽霊の手」のある二階へと上がった後、また小うるさい指示を出すBelaの口調を意味不明の音声で口真似するディーン。
Belaの英国アクセントは、アメリカ人の耳にもあんな風に聞こえるのですね!(笑)これも可愛いです。

Gertと一緒に、ものすごくGropeしたくなったサムの強烈なセクシーさ(あれだけの胸板だとタキシードもしっくりと似合います。ディーンまで”You stink like sex.”なんてコメントしてましたよね)と対照的に、ディーンは(私には)とにかく可愛さが印象的でした。

盗み出した「幽霊の手」をBelaには渡さず、しっかりと胸ポケットにしまったディーンでしたが、もちろんImpalaに乗り込んでサムに見せようとすると、少し前にBelaが手にしていた小さな船の模型の入った小瓶にすりかえられてしまっています。

とはいえ、その後、幽霊船を見てしまったと泣きついてきたBelaを(あまり役に立っていた印象はないけれども…)助け、仲たがいしていた幽霊の兄弟も勝手に思いを晴らして消え、一応今回の事件も解決という運びにはなりましたが…。

父親の死に関与していると町で噂されていたWarren兄弟に、十代の頃に起こした自動車事故で、従弟のBrianを死なせてしまったGertの姪のSheila。
何らかの形で、身内の血を流した(死なせた)人間が幽霊船のターゲットになっているという事実があきらかになって、ならば幽霊船を見たBelaは、過去に一体誰を死なせたのか、ということになるわけですが…。

もちろんそんな美味しい伏線は、今回明らかにはされません。
でも、Belaが、大泥棒の金の亡者となった背景には、何か暗い秘密があるみたいですね。

命を助けたお礼に、Belaから(一人?)Ten grand(10,000ドル)のお金をもらった兄弟。

Atlantic cityのカジノで一発当てよう、ということに(ディーンの一存で)なったみたいですが、乗り込んだImpalaの中で、今週の締めとなる熱い兄弟愛が再度爆発します。


なあ、考えたんだけどな。お前がやったこと、お前がCrossroadの悪魔をなんで呼び出したのか、それを俺が理解してるってことを分かっといてもらいたいんだ。立場が逆だったら、俺もおんなじことをやってる。つまり俺だって何にも見えてないわけじゃないってことだ。今度のこと全部、俺がいなくなるとか、そういうこと全部についてお前がどんな思いをすることになるか、俺にも分かってる。でもお前なら大丈夫だ。

兄ちゃんはそう思うんだな…。

お前は、お前の人生を生きられる、だろ?お前は俺なんかより強いんだから。そうさ、お前なら乗り越えられる。ただ俺がお前に申し訳ないと思ってるってことを、お前にこんなことを押し付けることになっちまったことをすまないと思ってるってことを分かっといてもらいたいんだ。

ディーン、いい加減にしろよな。

なんだって?

俺は兄ちゃんに謝ってもらいたくなんかない。and by the way, I’m a big boy now. 自分の面倒くらい自分で見られる。だからもう俺の心配なんかやめてくれないか?それがそもそもの問題の発端なんだ!ディーン、俺は兄ちゃんに心配なんかして欲しくないんだ。

Sam: “I want you to give a crap that you're dying!”
  兄ちゃんが死ぬなんていうことについては、俺だって心配したいんだよ!


ここで使われている「give a crap」という用法ですが、これはそもそもこれもスラングの

「give a damn:気にする、感心を持つ」

をさらにくずした形だと思うのですけど…。


無言のままのディーンに、

Sam: “So, that's it? Nothing else to say for you?
  黙ってるのか?何も言うことはないのかよ?

Dean: “I think maybe I'll play Craps.”
  (カジノに着いたら)俺、Craps(2個のさいころを使うカジノのばくち)をやるかもしれない。



ディーン、まだ折れませんね!


サム、もう一息!頑張って!


この際、兄ちゃんにあんたの思いのたけを力ずくで兄ちゃんの身体におもい知らせてやって!





なまじ、Subtitlesのお陰で詳細がわかるだけに、いつも以上にまとまりのない感想文になってしまった気がします…。


いつも以上に読みにくかったらすみません。

2007年11月8日

あれやこれや(怠惰なSlasher生活)

裏の日記を作ったことだし、あれやこれやのタイトルも変えようかとしばし悩みましたが、とりあえずこのままでやって行きます。



***



CSIラスベガス、相変わらずケーブルのAXNで毎日見ているのですが、やっぱり面白いですね…。

CSIって、ずっと前から興味はあって、愛知県のTSUTAYAで海外ドラマをレンタルしまくっている時も

「いつか借りてみたいな…」

なんて思っていたのですけど、犯罪の科学捜査、とはいえ、作業はゴミにまみれたり、とんでもなく不気味なものを調べたりで大変なはずなのに、捜査員が皆妙に小奇麗にしてて、しかも美男美女揃いなんて!と、ちょっと偏見も持っていたのです。

でも実際にドラマを見始めてみたら…。


美人できっぷのいいキャサリンが元ストリッパーだった、なんていう衝撃の事実にまず「えっ?」と驚かされ、

キュートなグリッソム主任が 「昆虫おたく」 であるという事実にちょっとにんまりし、

ハンサムな救急隊員のハンクと付き合ってるにも関わらず(私が見始めたのはS2がほとんど終わるくらいです)、昆虫おたくの主任を心から敬愛しているらしいサラに親近感を覚えたりし、

ニックが 「ネイチャー系のドキュメンタリーおたく」(本人は認めてないけど)だってことも、

あのハンサムな東洋系のアーチーが、なんと 「トレッキー(スタートレックおたく)」 だったってことだって!なんとか納得したし、

ってことは、ニックに妙に懐いているグレッグだってきっと何かしらのオタクなんだろうとは思うけど…。
(すみません、単なる少年にしか見えず当初全く興味を引かなかったグレッグについては、実はまだ私のアンテナに何も引っかかってきていません)

Sexy as hell! というしかないあのウォリックまで…、子供の頃は

「分厚い眼鏡をかけ、お古の服を着て、分厚い本を抱えて歩いていた」

”Nerd” だったなんて、ちょっと辛くて暗い生い立ちが想像できる事実をばらしてくれたりして!

どういうこと?!

ウォリックといえば、つい先日のエピソードでは、ラボの超色っぽいお姉さんに、

「新しい蝶の刺青より、(あきらかに洋服に隠れて見えないところにあるらしい)バラの方が、まだ俺の一番のお気に入りだけどね」

なんていう台詞を吐いて、「やっぱりこの人遊んでる…」と思ったのに、ビン底メガネのガリ勉少年がいったいいつこんな強烈なSexy guyに変身したっていうんでしょう。

ウォリック、以前の事件で、被害者の眼鏡の度が「0.4」だって聞いた時も、「俺より全然いいんだ」なんてぽつっと言ってて、「ウォリックはコンタクトなんだなー」と思わせてくれましたが、グリーンの綺麗な瞳をいつもまぶしそうにそばめているのは、コンタクトのせいもあるのでしょうか。


CSIの脚本チーム、Supernaturalの真裏で、毎週驚異的な視聴率を楽々とかせぎ出しているように見えるその腕前は、こんな風にどうしても親近感を持たずにはいられないキャラクター設定を次々と視聴者にぶつけてみたりする努力を惜しまないところにも伺えるのかもしれないですね。



***



今年の夏場くらいから騒いでいる気がしますが、ここしばらく

Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズ

にどっぷりとはまっています。

このシリーズには Jules Cassidyという可愛いゲイのFBI捜査官が出てくるという噂を聞きつけて、「読んでみたい!」と調べ始めたのがそもそもの始まりでした。

そしてこのシリーズの日本語翻訳版も出ていることを発見したものの、長年本好きを自称してきた私としては、ここで思わぬ不覚をとることになりました。

地元である関東地方に住んでたままの私なら、新刊でない文庫を探しに「新刊書店」に行ったりなんかまずしないのですが、愛知県という未知の土地に引っ越して、通院のため通っていた名古屋市には大きな本屋さんもある、となると、「本が欲しければ大きな本屋さんに行けばいい」という単純な回路でしか頭が働かなくなっていたのです。

愛知県には自分の車を持って行っていなかったというハンデもあって街を自由に探索できなかったため、住んでいた名古屋市郊外の田舎町および名古屋市内の、さらにその中でも極度に制限された私の行動範囲内では、地元北関東には腐るほどあるブックオフという「古本屋さん」をほとんど見かける機会がなかったという事実もあったと思います。

最近の書店というのは、かなり大きなお店であっても、基本的に新刊書と、ベストセラーの本しか置いていないため、とっくに新刊ではなくなっているロマンスノベルなんかを新刊書店で揃えようというのは結構大変なことなのですよね。

そんなわけで、この夏の間中、名古屋市内の大きな書店から、デパートやスーパーの片隅にある小さな本屋さんまで、それこそそこらじゅうを探し回り、(このシリーズが基本的に一話完結とはいえ)なんとか入手できたものから、めちゃくちゃな順番でシリーズ物の小説を読み進めることになってしまったのです。

結局日本語版が出ている5冊目までに、目当ての「Jules」のゲイの恋物語はまったく出てきませんでしたが、SEALというこれまで私が聞いたこともなかった海軍特殊部隊に属する男たちというのは、まさに私好みの男らしくて、ごつくて、こと恋愛に関しては不器用なところもあるけれども、とにかく誠実で、心優しい男達であることを発見。

この男達が、女から見ても親近感の持てる「頑張って生きてるけど、これまた不器用な女性たち」と、胸の締め付けられるような切なくて不器用な恋愛を精一杯繰り広げるっていうんですから!めちゃくちゃな順番で読んでさえ、とんでもなく面白いのです。

なんとか揃えることができた5冊の日本語翻訳版をあっという間に読み終わってしまった後、名古屋の大きな本屋さんで入手できたシリーズ9冊目のペーパーバックに手をつけました。
6、7、8と間に3冊も空いていたものの、登場人物はなじみのある人たちばかりで、これもとっても面白かった!

そしてこの10月、再び北関東に戻ってきた私は、ついにAmazonさんに

「残りを全部送ってちょうだい!」

と頼み、ついに手元に届いた6冊目「Gone Too Far」をここ数日読み耽っていたのです。

そして昨夜、読み終わってしまいました。

キョウさんによれば前作の「Into the Night」のあとがきにちゃんと書いてあったそうですが、「Gone Too Far」は、まさにシリーズ5冊目の「Into the Night」の続編です。

これがまた期待にたがわずとっても感動的な面白いエピソードだったので、感動の名残りでじりじりしているうちに、少しだけ感想を書いてみたいと思います。





以下は、ストーリーのネタバレになってしまう可能性がかなり高いので、今後この「SEALチーム16トラブルシューターシリーズ」を読んでみようと思う方、5冊目までは読んでるけど、6冊目は翻訳版がでるのを待つという方は、閲覧ご注意願います。(大したことは書きませんが…)


この「トラブルシューター」シリーズという本は、基本的にいつも3つの恋愛模様が並行して語られていくのですが、今まで翻訳された全ての本で(時には3つの恋愛模様からも外れて)登場してきたカップルがいます。

それは、サムとアリッサの二人です。

このシリーズの5冊目までのファンによる人気投票では、(一度も主役になっていない)サムがなんと一位を獲得しているというほどのなんとも魅力的な登場人物でもあるのですが、このサム、

本名ロジャーなのに、皆彼をサムと呼んでいて、しかも海軍に入って「サム」というあだ名がつくまでの変遷もややこしくて、一度聞いたくらいではとても覚えられません。


サムは、テキサス出身のためカウボーイみたいな間延びした南部訛りで話し、

身長は6フィート4インチ、

SEALの過酷な訓練のお陰でものすごい体つきをしていて(しかもアリッサによると毎年さらにがっしりと大きくなってるって…)、

ブロンドの髪と髭はその時々の任務によりとても海軍勤務とは思えないほど伸ばしていることがあり、

瞳は吸い込まれそうなブルー。


つまり、女なら誰でもイチコロで飛びつきたくなるようないい男であるということ。


一方のアリッサは、先日CSIのウォリックの描写の時にも少し例に出しましたが、様々な人種のいいところばかりを寄り集めたまさに芸術品といった感じで、傷一つない滑らかなカフェオレ色の肌にグリーンの瞳をした、とんでもない美人なのです。
(私の頭の中ではなんとなくディーンの元カノ、キャシーが浮かんできます…彼女の瞳はグリーンじゃなかったけど)

シリーズ初期の頃、アリッサ目線の描写では、サムは常に「Red neck」(南部の田舎者)と表現されていました。
アメリカの南部の田舎者といえば、世界でも有数の「女性蔑視&白人至上主義」の代表格ですよね。

黒人女性として、海軍で逞しい男達に負けず劣らずの活躍をしていきたい、究極的には「女性初のSEAL隊員」になることすら夢みていたアリッサにとっては、なにかにつけて「SEALに女はいらない」と突っかかってくるサムは、とにかく疎ましい存在でした。

結局アリッサが海軍をやめてFBIに移った後も、アリッサとサムの腐れ縁は切れず、合えば喧嘩ばかりしながらも、内心ではお互いに強烈に惹かれ合っている二人が顔を合わせると、最終的にはとんでもなくホットなセックスに発展して、結局お互いいつもとんでもない後悔を抱えるはめに…。

それでもアリッサがついに自分の気持ちを認めて、サムと前向きに向き合う決心をした、まさにその時、サムは遊びで付き合ったメアリールーを妊娠させ、結婚することになってしまうのです。



二人の中もこれで決定的に終わりか、と思いきや、そうではありませんでした。

シリーズ6冊目となる「Gone Too Far」では、このサムとアリッサの関係に予想外の大きな動きが現れます。

でもこの巻の一番の目玉は実は、ノアというサム(サムの少年時代の通称はリンゴ)の幼馴染の祖父母の恋愛物語と微妙に交錯する形で、サムの生い立ちにかなりのページが割かれていることかもしれません。

アメリカ南部出身のRed neckであるサムは、読者の私たちでさえ、その根本は

「女性蔑視&白人至上主義」が染み付いた南部の人間

である、と思い込んできた部分もあるわけで、黒人女性であるアリッサにしてみれば、サムが一見どんなに誠実に、黒人であるアリッサに惹かれているなんて告白したとしても、それはあくまで身体の相性のことだけで、サムは心の奥底には超えられない偏見や差別意識を持っているに違いないと思っていたはずです。

そんなアリッサや私たちの、サムへの逆の意味での偏見を根底から覆すようなサムの生い立ちが、ぽつり、ぽつりと語られていく様子は、切なくて可哀想で泣きたくなるような思いと、驚きと、さらに温かい感動に満ちていて、ここでも「スーザンうまい!!」と大きな声をあげたくなります。

メアリールーとの結婚を決めたサムが、しきりに 「正しいことをする」 と言い続けていた理由もはっきりと分かります。

素晴らしく胸を打つお話を読んだときにはいつでも、全ての詳細を書き出してしまいたくなりますが、なんとかこれ以上のネタバレは我慢します。

身近でペーパーバックが手に入るなら原書ででも読んでいただきたいところですが、翻訳版も近々出るかもしれないということなので、冬休み、お正月休み、暇なの!なんていう方がいましたら、ぜひ、スーザン・ブロックマンの「SEALチーム16トラブルシューターシリーズ」を堪能していただくことをオススメしたいです。(そうそう暇な人もいないでしょうが…)

この6巻「Gone Too Far」について、一点だけネタバレしてしまうと、

大変な波乱の結果、サム&アリッサ、トム&ケリーには幸せな結末が待っていますが、もう一組のカップル、マックス&ジーナの関係に最終的な結論が出るのは、(私が待ちきれずに先に読んでしまった)ペーパーバック9冊目の「Breaking Point」です。

マックス&ジーナに関して、この先どうなっていくのかの詳細を知りつつ読んでいくというのも、なんだかちょっと得した気分でした。





感動も覚めやらない状態ですが、私は続いて次の「Flashpoint」を読み始めてしまいました。

最終目標は、なんといっても(しつこいようですが)Julesの恋物語が出てくる次の巻「Hot Target」を読むこと!ですから。

今度は全くがらっと雰囲気が変わって、なんと今の所知ってる名前が一人も出てきません。
でもいきなりどきどきするような展開です。


スーザン、やっぱりうまいです。

2007年11月7日

北関東でもやっぱり食いしん坊

この前の日曜日、生まれて初めて「きじ鍋」というものを食べました。

きじ、鳥の種類の「きじ」です。

夫の仕事の関係での知り合いであるとある社長さんがいるのですが、このおじ様にこれまで実際に私がお会いしたのは、過去に一回だけながら、常々私はこの社長さんのことを陰ながら「食いしん坊の先輩」と勝手に師事してきました。

お酒と煙草と女性、そしてなによりも美味しいものが大好き、というこの社長。

還暦も目前という年齢ながら、まだまだダンディーで若々しく、なかでも夫経由で聞かされる、この社長が日本の色々な場所で食べてきた様々な美味しいもののお話は、とにかくいつでも間違いなく私の「食いしん坊」としての本能を心の底から揺さぶってくれるのですが、中でも、「きじ鍋」については、数年前から「いつか奥さんも一緒に連れて行く」と仰ってくださっていて、ずっと楽しみにしていました。

ところが私がほとんど寝たきりになるほどの大病を患ったり、突然夫の仕事で愛知県に引っ越すことになったり、となかなかその機会も訪れずすっかり忘れかけてもいたのですが、先日の日曜、夫がその社長のところに「また関東に帰ってきました」と挨拶にいった折、突如

「今晩、きじ鍋を食べにいくぞ!もう奥さんの分まで予約したからな」

って言われたって言うのです。

日曜日、SPN S3の妄想日記をなんとか書き上げたところでいつもの通り消耗していた私は、今日はもう出かけたくない…といつもの引きこもりの癖が出かけたものの、まだ食べたことのない「きじ鍋」という言葉の誘惑には打ち勝てず、夕方4時に自宅を出発して社長たちと合流し、総勢5人で秩父の山奥深くにある「きじ亭」というお店に向かいました。

秩父のお店についたのは、6時少し前というところ。

とても温厚そうな老夫婦お二人で切り盛りしているそのお店は、普段は夜7時で閉店となってしまうそうなのですが、その日は「ゆっくりしていただいて大丈夫ですよ」と仰っていただいて、6時からゆっくりと「きじ鍋」を堪能させてもらいました。

帰り道の運転手として任命されていた私は、非常に残念ながら手を出せなかったのですが、社長と夫は「きじ酒」を頼み、まずテーブルに運ばれてきたのは、

「きじ焼き」。

きじ鍋用の肉をさばいた後の骨に僅かに残った肉に塩を振って炭火で焼いただけのものなのですが、骨をつまみ、すごい歯ごたえの肉をなんとか引きちぎって噛み締めるとなんともいえないうま味が口の中に溢れます。

社長曰く、「酒のつまみに最高なんだよ!この骨をずっとしゃぶりながらいつまででも酒を飲んでいられる」とのこと。

くぅ~っ!私も「きじ焼き」と一緒に、きじ酒をちびちびやってみたかった!

次は「きじのたたき」。

あれはきじのささみの部分なんでしょうか、小さく叩いて円形に盛りつけたピンク色のお肉の中心には細かく刻んだ白ねぎと生姜のすりおろしが添えてあって、ピンクのぷりっとした身に薬味を載せ、お醤油につけて口にいれると、強烈な歯ごたえの「きじ焼き」と同じお肉とはとても思えないほどの柔らかな歯ごたえです。臭みなんかもまったくありません。

これもお酒のつまみに最高なんですけどね…。

そうこうしている内に土鍋の中で湧いてきた濃い目の琥珀色のお出汁に、大皿に盛られた鍋の具をもう順番関係なしにどどっと入るだけ投入してしまいます。

主役のきじ肉に、お豆腐、白菜、きのこが数種類(椎茸、舞茸、えのきに、スーパーで見かけるちっちゃな丸いなめことは似ても似つかない天然の大きななめこ)に青みのセリ(かな?)くらいのごくシンプルな具材です。

白菜に火が通ればもう食べ頃。

野菜とお肉を取り分けて口に入れると…!!!

とにかくこの琥珀色のお出汁のうま味が絶妙なのです…。
これもきじのガラを煮出してとったスープがベースなのだろうと思うのですが、ため息が出るような純粋な美味しさに、その場の全員が一瞬で笑顔になりました。

また社長の日本各地の「食いしん坊話」を色々聞かせてもらいながら、土鍋一杯の具を楽しく美味しくぺろっと平らげ、さらにきじ鍋の具をもう一度追加して、それも平らげ、最後は残ったお出汁にご飯を入れ、卵を回し入れて「お雑炊」です。

お鍋だけでもかなりの満腹状態で、とても「お雑炊」までは…、なんて思ったものの、「騙されたと思って食べろ」と言われて一口口に入れると、あまりの出汁のうま味に、またぺろっと食べてしまいました。

大満足で、それでも8時くらいにはお開きになりましたが、帰り際ご主人が

「そろそろ猪の猟が解禁になりますから、12月の半ばくらいには最高に美味しいのが食べられますよ」

と、またそそるようなことを!

今年はなんでも5年に一度の森の木の実の大豊作の年なのだそうで、秋の木の実をお腹一杯食べた猪は丸々と太ってとても美味しいとのこと。

「12月も後半になると、犬に追い回されて痩せちゃうんだけど。その後は発情期でメスを追い回すようになるからオスはガリガリになっちゃうんです」

なんていう豆知識も教わりました。





社長によると「しばらく経つと、また無性に食べたくなるんだよ」とのことですが、「きじ鍋」、予想していたような臭いやクセは一切なく、とにかく身体に染み入るようなうま味がまさに「癖になりそう」な美味しさでした。

今回はすっかり日が暮れて外は真っ暗になっていましたが、社長はいつもは「朝11時頃にきて、窓の外に広がる山の景色を眺めながら、ゆっくり酒を飲みつつ鍋をつついて(…途中居眠りしたりして(笑))、夕方4時頃帰るんだ。今度はぜひ昼間来てみろ」とのこと。

「きじ鍋」をつつきつつ、昼からゆっくりお酒を飲むなんて!

まさに池波正太郎の世界です。

「きじ亭」から徒歩でいけるくらいのところに素泊まり可能な温泉宿があるので、いつかそこに泊まって、美味しい「きじ鍋」を食べながら、昼からのんびりお酒を飲んでみたいというのが、私の食いしん坊の夢に加わりました。







近いうちにファーストシーズンの妄想日記の続きをいい加減書きたい!と思いつつ、なんだかシーズン3の新しいエピソードが毎週あっというまに放送になってしまって、なかなか進みません。

Suzanne Brockmannのトラブルシューターシリーズ6冊目のペーパーバックもなんとか今日読み終わりそうで、終わったら感想文を書くかもしれません。

2007年11月4日

SPN S3 EP5 感想文

現在、Suzanne BrockmannのSEALチーム16トラブルシューターシリーズ6冊目「Gone too far」のペーパーバックに夢中です。
普段の私なら、こんなに面白い本を読み始めたら、なにもかも忘れてENDページまで一気に読み耽るっていうのに、そのページをめくる手を止めてまで!またSPN S3の新しいエピソードを見てしまいました…。

見てしまった以上、少しでも感想文を書いておきたい、とは思うものの、この日記では、ここのところシーズン3の感想文ばっかり書いてるような気がします。

Sのつく大好きなもののことを日記に書けなくなったからなのか、S3の感想文書きに体力を奪われすぎているせいなのか、普段の私って、日記になに書いてたんだっけ?と思うほどで…、落ち着いて日記を書くという点で、まだ少々調子が狂っているのかもしれません。

少しずつリハビリ中ですので、気長にお付き合いいただければと思いますが、どうなることやら。






以下は、SPN S3 EP5 の感想文です。
日本では未放送のSupernaturalシーズン3のネタバレが含まれますので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。
さらに毎度毎度の言い訳となりますが、乏しいヒアリング能力を振り絞って無理やりエピソードを鑑賞している私の感想文には、常に誤解、曲解、妄想が含まれる可能性があります。
以上を完全にご了承いただいた上で、広い気持ちで私の馬鹿な感想文を読んでみてもいい、と思われる方のみ閲覧いただきますよう、くれぐれもお願いいたします。



***



今週、童話チックな演出で、いつもよりさらに照明が明るかったせいか、サムの瞳がはっきり(Jaredのプロフィール記載どおりの)Blue Greenに見えましたね!

今回のエピソード、Fangirlsを煽る、クリプキやキムの作戦にまんまと乗せられていると痛いほど承知しつつも、これでもか!と見せ付けられるこれみよがしの兄弟愛に

「これ!これを待ってたのよ!」

と画面の前で降参している私がいました。



***



オープニング

新興住宅地の建設予定地であることを告げる大きな看板がアップになった後、どうやらFamily businessとして家を建ててるぽっちゃりした三兄弟がなにやら可愛い様子で口論中。

「こんなところ風が吹いたら一遍で吹き飛ばされちゃうぜ」

なんかどこかで聞いたことのあるような台詞みたい…と思っていたら、まるで狼みたいな唸り声がきこえて、レンガの家、じゃなかった、山積みのブロックの影に隠れた一人を除き、ぽっちゃり兄弟は大変なことになってしまいました。

うーん、まずは三匹のこぶた…。





オープニング明け。

夜道を疾走するImpalaの中では、オープニングの兄弟たちとは対照的に背の高いほっそりとしたハンサムな二人の兄弟が怒鳴り合いの大喧嘩の真っ最中。
(それにしてもアメリカ人って運転中のよそ見が長すぎます!)


ディーンわかんないよ、どうしてダメなんだ。俺がそう言ってるからだ。今や俺たちにはコルトがあるんだぜ。サム!クロスロードの悪魔を呼び出して、コルトを突きつけて無理矢理にでも契約を破棄させればいいんだ!それが駄目でも、悪魔を撃ち殺せば契約は消えちゃうかもしれないだろ!もし、とか、かも、じゃ駄目なんだ!もしなにか手違いがあれば、お前が死んじまう。その手違いすらしなかったら、兄ちゃんが死んじゃうんじゃないか!もう話は終わりだ!なんで?兄ちゃんがそう言ってるからか?そうだ俺がそう言ってるからだ!兄ちゃんは父ちゃんじゃないだろ!

(はっと見詰め合う二人)

違う、でも俺は長男だ。俺が最適だと思うことをする。わかったか?





こざっぱりとスーツに身を包んだ兄弟は、今回は刑事さんとして、サイコキラーに兄弟を殺され、自らも負傷して病院に入っている三匹目のこぶた、Kyleに話を聞きにきました。

二人の顔を見たKyleは「Yeah, (I’ve) been expecting you.(ああ、来ると思ってたよ)」だって。

このexpectという動詞。

学生時代には「期待する」と習いましたが、面接や面会などで時間の予約をした上で現れた相手に対して、「お待ちしておりました」という感じで、「I’ve been expecting you.」というフレーズが使われるのは本当に頻繁に目にしますよね。

上のKyleの場合は、兄弟の反応をみると、別段面会の予約を入れていたわけではないけど、「きっと来ると思ってた」と予期して待ってたというニュアンスが感じられます。

学校では習わなかったけど、また別に日常的に使われる「expect」の用法というと、「妊娠している」が有名です。


She’s expecting a child.

なんていうと、いかにも赤ちゃんが生まれるのを心待ちにして待ってる感じがでますよね。


「うん、あんたたちSketchers(似顔絵書く人たち)だろ?」
「ええ、その通りです、この俺のパートナーがまさにそれで、こいつにペンを持たせたら…」

なんていつもの通りいい加減なことを言い始めるディーンに、うんうんと話を合わせるサムは、事件の様子や、犯人の容姿をききとりつつも、一応メモパッドとペンを取り出してなにやら真剣にスケッチしはじめます。

でも犯人のSupernatural性を判別しようと兄弟が何を質問しても「普通の男だったんだ。目も、歯も、爪も、普通だった。」といい続けるKyleに、「ま、OKです」とサムが言葉をかえすと。

「No…OKなんかじゃない。被害者は僕の兄弟だ。その男は僕の兄弟を殺した。君ならどんな気分がする?」

その気持ち、もちろん痛いほどわかるサムは、

Sam:”(I) Can’t imagine anything worth.”
  それ以上に最悪なことは想像もつきません


(あきらかにディーンに向かって言っている)そのサムの言葉を聞いたディーンの顔!
ある程度の反応は予想して、カメラの切り替わりの時には私としても覚悟をしていたのですが、あの顔は反則です!

一度は目の前でサムを失い、まさに想像もつかないほどの辛い思いを味わったディーン。
そんな思いをもう二度と味わいたくないからこそ、サムをひとり残して自分が死ぬ決心をしたのです。
でもなんといっても命をかけて愛している可愛い弟です。
サムを失った時にディーン自身が味わったほどの強烈さではないにしても、
(サム!ディーンがこんな風に考えるのは、あんたが「(兄ちゃんを捨ててでも)普通に戻りたい」なんて暇さえあれば言ってたからなのよ!)
自分が地獄へと連れ去られた後一人残されるサムがどんなに辛い思いをするかを考えれば、既に心を決めたディーンとはいえ身を切られるような思いもしているに違いありません。


Kyleから、唯一手掛かりになりそうな刺青のことを聞き、そこへちょうど様子を見に来たDr. Garrisonに話を聞くといってその場を離れてしまったディーン。

一人残されたサムは、Kyleから、「それ見せてもらってもいい?」なんて手にしたノートパッドを指差されてしまいます。

「ええ、…ええ!もちろんです。その…、まだ、途中ですけど…」としどろもどろに言い訳しつつ手渡したノートパッドには…。

あの犯人の似顔絵、小道具として仕込まれたものなのか、はたまたサムことJared Padalecki画伯の直筆なのか…、腕の刺青のコヨーテの絵までしっかりと画風が統一されていて、驚愕の名作です。(笑)

ディーンも、「This is a piece of art! Really!」なんてコメントしてますね。


今回、兄弟が歩きながら会話をしたりする場面で、ブルネットの女性とすれ違ったりするシーンが細かく挿入されているような気がするのですけど…。
本編の放送までSpoilerを遮断していたような視聴者が、オープニングクレジットの「Sandra McCoy」の名前を見て、サンディーが出るの?!なに?なんの役?と驚き、画面の隅々にまで目を皿のようにして眺め回すかもしれないことを狙って疑似餌を配置したなんて考えるのは、さすがに考えすぎでしょうか?






一方、深い森の奥では、お菓子の家に引き寄せられたヘンゼルとグレーテルが、一見ごく優しそうな可愛いおばあさんに、大変な目に遭わされることに。

生き残ったグレーテルから話を聞いた兄弟は、「黒髪の、とにかく抜けるように色の白い、小さな8歳くらいの女の子が」窓の外からじっと部屋の中の様子を見ていたとの、証言を引き出します。

ここまでの事件が、グリム童話の物語の筋書きをなぞっていることをサムが指摘し、グレーテルが目撃した小さな女の子の身元を探ったりしつつ、さらにサムのTheoryを展開させつつ歩いていくと…。(この時も、目の前をすっと通り過ぎるブルネットの女性をディーンが目で追ったりしています)

兄弟の前に、(またまた)大きなカエルが現れます。

Dean: All right, maybe it is fairy tales. Totally messed-up fairy tales. I'll tell you one thing, there’s no way I'm kissing a damned frog.

キスでカエルが王子様に戻るのって、親指姫でしたっけ?(笑)

「ね、あれ見てよ」と目の前の家の玄関前に置かれたカボチャを指差すサム。
「ハロウィンが近いからな」
「シンデレラを覚えてる?カボチャが馬車になって、ネズミが(また絶妙のタイミングでネズミがカボチャの前を走り抜けていきます)馬に変わるんだ」

Dean: “Dude! Could you be more gay? Don’t answer that.”

ディーン、今回は一貫してサムの童話に対する知識の深さにぞっとしたような反応をしてますけど、そんなサムに童話を読んで聞かせてあげていたのは、ディーン兄ちゃん本人だったのに違いないのに…。って、…実はサムの知識の元は、蔵書家のボビーだったりして…。

そうは言いつつ、兄弟は家の中を調べて予想通りシンデレラを救出。

その現場で兄弟は、グレーテルの言っていた女の子を目撃し、女の子の後を追ったディーンは、目の前で消えてしまった女の子の立っていた場所から、真っ赤なりんごを拾い上げます。

そこからついに白雪姫の暗喩を導き出し、不思議な女の子の正体が、(継母に毒を盛られて何年もの間こん睡状態になっている)Dr. Garrisonの娘Callieであることを突き止めます。

兄弟が手分けして「怒れるCallieの魂」が引き起こした次の「赤頭巾ちゃん」の事件もなんとか食い止めながら、Dr. Garrisonを説得して協力を得、Callieの怒りを静めて一件落着となった時、

「Callieは私の人生で最も大切な存在だった。だが、もうずっと前に逝かせてやるべきだったんだ」

そういったDr. Garrisonの言葉を噛み締めるように、

Dean: You know what he said. Some good advice.
  な、先生の言ったこと、いいアドバイスだと思わないか?

とサムに語るディーン。そんなディーンをじっと見つめたサムは、

Sam: Is that what you want me to do, Dean? Just let you go?
  俺にもそうしろっていうのか、ディーン?ただ何もせずに兄ちゃんを逝かせろって?

無言でサムをじっと見上げ、一人歩き去るディーンの背中をサムはじっと見つめます。





綺麗な満月となったその晩、モーテルに戻ってきた兄弟ですが。

(長年のこん睡状態の割りには体格の良かった)白雪姫すら遠く足元にも及ばないディーンの可愛い寝顔をじっとみつめて、一人モーテルを出て行くサム。

やってきたのはもちろんCrossroadです。

サムがお願いセットをCrossroadのど真ん中に埋めて、立ち上がり、周囲を見回していると、ついに現れました!赤い目のサンディーが。

吐く息も真っ白で、赤い目のお姉さんたちがいつも着ている黒いドレス一枚じゃすごく寒そうです。サンディー鼻の頭も、胸のあたりもうっすら赤くなってますが、頑張って演技していますね。


Crossroad Demon: Well, little Sammy Winchester. I’m touched! I mean, your brother’s been seen me twice, but you, I never had the pleasure. What can I do for you, Sam?

サムのことをDownstairsの一員だと完全に信じきっているゴードンなんていうおじさんからは目の仇にされて、ことあるごとに「Sam Winchester must die!」なんて言われ続けているSammyですが、相変わらず悪魔からの人気は高いですね。

Sam: You can beg for your life.

Crossroad Demon: We were having such a nice conversation. Then you had to go and ruin the mood.

Sam: If I were you, I’d drop the wisecracks and start acting scared.

Crossroad Demon: It’s not my style. That's not the original Colt. Where'd you get that? Ruby. Had to be. She is such a pain in my ass. She'll get what's coming to her. You can count on it.
  (怖がらせようとしたって)それは私のスタイルじゃないわ。それってオリジナルのコルトじゃないわね。どこで手に入れたの?Ruby。そうに決まってるわよね。彼女って本当に困りもの。彼女、その内絶対報いを受けることになるわよ。間違いなくね


サムは、オープニングあけImpalaの中で言っていたとおり、コルトで悪魔を脅してディーンの結んだ契約を破棄させようというのです。
このコルト、前の銃となんだか雰囲気が違うと思っていましたが、オリジナルじゃないってことは、ボビーが一からコツコツ再現して作り上げたものをRubyが仕上げてくれたってこと?
ここでのサンディーの台詞によって、Rubyと他の悪魔達との関係もちらちらと明らかになってきました。

そして人気の高いサムと対照的に、ディーンに対する悪魔の評価はこれも相変わらずの厳しさです。

コルトを突きつけ、命が惜しければ契約を破棄しろと迫るサムに、強そうなこと言って可愛いことだけど、あなたそもそも本心から契約を破棄したいと思ってるの?どういう意味だ。

Crossroad Demon: Aren’t you tired of cleaning up Dean’s messes? Of dealing with that broken psyche of his? Aren’t you tired of being bossed around like a snot-nosed little brother? You’re stronger than Dean. You’re better than him.
  ディーンの尻拭いとか、あの人のお涙頂戴に付き合うのにはうんざりしてるんじゃない?鼻を垂らしたちっちゃな弟みたいな扱いをされるのはもううんざりなのじゃないの?あなたは、ディーンよりも強いし。あなたは彼よりも優れてるのに。

Sam: Watch your mouth.
  言葉に気をつけろ。

Crossroad Demon: Admit it. You’re here, going through the motions, but truth is, you’ll be a tiny bit relieved when he’s gone.
  認めなさいよ。感情にかられてここへは来たけど、本当の所を言えば、彼がいなくなったらあなたはちょっとホッとするはず。

Sam: Shut up.
  黙れ。

Crossroad Demon: No more desperate, sloppy, needy Dean. You can finally be free.
  自暴自棄で、どうしようもない、求めてばっかりのディーンはもういなくなる。あなたはついに自由になるのよ。

それでも微塵も揺るぐことなく、サムは契約の破棄を求めますが、

大人のディーンが自分の自由意志で結んだ契約だし絶対に破棄できないわ。だったらお前を殺す。そうすれば契約は無効になる。
サム、私はただのSales womanなの。他の皆と一緒でボスがいて、彼が契約書を握ってるのよ。彼がディーンの魂を欲しがってる以上、彼は絶対手放さないわ。そんなのでまかせだ。そう?だったら撃ったら?それであなたの気が済むならね。でも契約はそのままよ。期限がくればディーンは地獄の底へ引きずりこまれるの。じゃ、お前のボスは誰なんだ。これだけは言えるけど、彼って、私みたいにCuddly(可愛い、とか、扱いやすい、とかいう感じ?)じゃないわよ。誰なんだ。それは言えないの。ごめんねサム、契約は破棄できないわ。今回ばかりはね。

悪魔の言葉を聞いて、なにやら心を決めた様子のサム。

なんと、あっさりとサンディーを撃ち殺しちゃいました!





ちょっと!この後どうなっちゃうの?!

契約を破棄しようと小細工して失敗したらサムがその場で死んじゃうってことになってたのよ!
サム、自分が死んでもディーンを助ける覚悟で、クロスロードにやってきたってことなの…?
即座に死ななかったってことは、赤い悪魔の言葉も嘘だったってこと?
それにしても一人でこんなことをしたってディーンが知ったらどうなるか…、サム、この後、ちゃんとディーンの所へ帰るのよね?
ストーリーに関するSpoilerをここまで遮断し続けてきたせいで、なんだか今後の展開が物凄く心配です。
本当にこの兄弟って!!



それにしても、サンディーをあんな風に登場させて、あんな風にあっさり殺してしまうとは!

Fangirlsの反感をなるべく買わないような演出を目指したということなのかな…。

Jared…じゃなかった、サム。もろタイプの美人とキスもせず、なんの迷いもなく兄ちゃんを選んだとは、天晴れです。

2007年11月1日

続報:お友達募集

鍵のかかる新たな部屋への鍵をお渡しするお友達募集については、期限なしでいつでも受付しております。
先日の日記に挙げた条件に当てはまる方に関しては、いつでも気が向いた時に申請くだされば、登録させていただきますので、お気軽にメールを送信ください。





前回のお友達募集の日記内で、「更新通知」のメールを私から出せる、というようなことを書いたのですが、ブログの更新をチェックする設定は、どうやら、読者のかたが「リーダー」機能などを使って、設定していただくしかないようです。

ということで、

お友達登録時の「ご招待」メールの他には、私から更新のたびにメールが届くようなありません

という事実をここで表明させていただきます。期待されていた方がいたらすみません…。


以上の事実はすなわち、

もしGoogleのアカウントをとらずに「Guest」で入室される方がいた場合、「秘密の部屋」の閲覧期限は2週間で切れてしまう

ということになりますので、ご注意ください。

2週間後、もう少し「Guest」として閲覧を継続したいと思われましたら、その旨を私にお知らせいただければ、再びご招待メールを送らせていただきます。





Googleアカウントをとって、いつでも(いつまでも)入室できる状態の「お友達」として登録して欲しいけど、

Googleアカウント、というもの自体がそもそもわからないし、どこでとっていいかもわからない

という方もいらっしゃるでしょうか?

私が(お友達登録希望の方から教えていただいたメールアドレスを使って)「お友達登録」した時に送信される「ご招待メール」を開いて、そこについているリンクから入室しようとする時、

「今すぐGoogleアカウントを取得しますか?」と

「Guestとして入室しますか?」

という二つの選択肢が提示されるようです。

秘密の部屋への入室のため、「Googleアカウント」をとってもいい(もちろん費用などはかかりません)、とお考えの方は、ここでの選択肢の指示に従って、アカウントを取得した上で、入室していただくこともできます。

以上、お友達登録に関する、補足情報でした。

私が知らない(気付いてない)、アカウント取得時の注意点など、お気づきの点があれば、ご意見をお寄せいただけるとありがたいです。


***


昨日は、実家の家族(といっても、上の妹は用事ができて、母と誕生日の主人公の下の妹と私の三人)との食事会だったのですが、インド料理を食べました。

実家のある田舎町の隣町にある、すごくハンサムな(かつ非常に流暢な日本語を話す)オーナーが経営するお店なのですが、今まで数件入ったことのあるインド料理店の中でも、とにかくここのカレーが一番美味しくて、大好きです。

愛知県で暮らしている間、唯一、「ああ~!あれが食べたいっっ!!」と禁断症状に苦しんだのは、ここのカレー。

このお店にいく時には、常に「Dセット」を頼むことにしています。

このランチの「Dセット」の中身は、

カレー二種類
(7種類くらいから選べるのですが、私が食べるのは、ほうれん草カレーをまず基本に、あとはチキン、マトンのどっちかに決まってます)

サラダ、

ナン一枚、

サフランライス

タンドリーチキン一個&(これもタンドリーなのかな?)エビ一個

そしてドリンクがつきます。
(チャイも大好きなのですが、最近は、ラッシーばっかり。辛いカレーの合間に飲むとほっとします)

さらに小さな器で、タンドリーチキン用の、ちょっと酸味のあるすごくスパイシーなソースと、マンゴーチャツネ、(名前のわからない)玉ねぎの薬味がテーブルにでてきます。

カレーの辛さは、普通、中辛1、中辛2、大辛、(激辛もあったかな…)などから選ぶことができますが、体を崩して非常に弱っていた時に一度「普通」にしたことがあるものの、私は大抵「中辛1か2」のどちらかです。

ナンをちぎりとって、さっぱりとして美味しい玉ねぎの薬味(と好みによって甘いチャツネ)を挟み、たっぷりとカレーを掬い取って食べると、辛いけれどもなんともいえないコクがあって、本当に美味しいのです!もうたまりません。

大きな銀色のプレートにどんっと乗っかってくる、これらを全て平らげると、いつも死にそうにお腹一杯になって、もう「カレーはいい!」という気分になるのですが、しばらく経つとまたうずうずと「食べたい…」という気分が湧いてきます。

あのスパイスのブレンドには中毒性でもあるのでしょうか…。

その後、すぐには動くこともできないほどお腹一杯になった私たちは、すぐ近くにある「Tully's コーヒー」に入り、現在期間限定の 「ソルティキャラメルラテ」 (甘いのはイヤという母は、エスプレッソアメリカーノ)を飲みながら食休みをしました。

「ソルティキャラメルラテ」、ふんわりと甘いキャラメルラテの後味にほんのりと塩味を感じて、まさに名前の通りの飲み物でしたが、ゆっくりと楽しんでいる間に、満腹のあまり朦朧となっていた頭がちょっとはっきりしました(笑)


まじでお腹一杯で死にそうになったっていうのに…、今またカレー食べる?と聞かれたら「うん」と言ってしまいそうです。

2007年10月30日

お友達募集します!

なんとかSlashの部屋を開設しました。


ブログのタイトルはその名も 「藤葉’s Slash大好き!」…です。


まだ過去のデータの移転も済んでおらず、空っぽな状態ですが、一応枠組みだけは作ったということで、この機に予告どおり、お友達を募集させていただきたいと思います。

先日の大騒動のおり、大勢の方々から、お友達登録をするためのメールアドレスを教えていただいたのですが、中には

「Slashは読まないのですが」

とおっしゃる方も沢山いらっしゃいました。

今後もドラマ本編の感想文や、日常のこまごまとした日記はここで書いていくつもりですので、これまでの私の日記でも特別 Slashの記事は読んでこなかった、という方は、今回面倒な手続きをとっていただく必要は全くありません。その点はご心配なく。

今回のお友達募集は、あくまで


「年齢が18歳以上である」

「Slashというものをご存知である」

「Slashというものに興味がある」

「Slashというものを現状読んでいる(これから読む意思がある)」

「Slashに関わる話題で、私の妄想にお付き合いくださる意思を確かに持っている」


以上の条件の全てに当てはまる方に限らせていただきます。

以上を、確実にご了解いただいた上で、私のお友達になって「Slashの部屋」に入室したいと思ってくださる方のみ、大変お手数となって恐縮ですが、以下の指示に従ってお友達登録のための申し込みをしていただければと思います。

まことに勝手なお願いで、何度もお手間をかけることになり大変心苦しいのですが、上に挙げた条件に当てはまらない方々や、そもそもSlashという概念を嫌悪するような方々の目にとまらないところで日記を書いていくことで、今回こちらの日記が出くわしたような騒動を回避することを目的としたことですので、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。



***



まず最初に表明しておきますが、今回のお友達募集に期限はありません。

お友達登録のための手続きをとっていただくのは、いつでも結構です。

今後どれだけ先になっても、とにかく気が向いた時にその意思をお知らせいただければ、随時私の方でお友達登録をさせていただきます。

ただ一応お友達として登録する方がどんな方であるかを確認するためにも、「登録希望。以上」だけではなく、既にSlashを読まれている方なら、どんなお話が好きか、なんていうことを一言添えていただくというのも条件に入れさせていただきます。
(今まで、この日記のSlashの回で「匿名」でないコメントをいただいたことのある方、私と個人的にメールをやり取りさせていただいている方についてはその限りではないのですが、私のうっかりで登録からもれたりすることのないよう、一応、登録希望の意思を伝えるメールだけは送付いただきますようお願いします)



***



今回新たな鍵のかかる部屋を開設したのを機に、専用のメールアドレスも取得しました。


Slashの部屋用メールアドレス: fujiyou.slash☆gmail.com (☆を@に変えてください)


では、具体的手順ですが、 私自身も実際に動き出してみるまで、分からない部分もあるので、ひょっとしたら細かいところで今後手順を修正することにもなるかもしれませんが、現状こうするのがいいだろうと私なりに考えたものを書き出してみます。


Googleアカウントを持っている方の場合、

「友達登録に使用するメールアドレスを記載し、Slashへの愛を簡単に綴ったメールを上記のアドレス宛に送付ください。」 :D

私の登録が済んだ段階で、Slashの部屋への 「ご招待」 のメールが届きます。

それ以降は、Googleアカウントにログインすれば、いつでも「Slashの部屋」に入室することができるようになります。

※ 今回登録いただいた方々へは、私がSlashの部屋を更新する毎に、更新通知メールを送付する設定をさせていただこうかと思っていますが、毎回更新通知メールをもらうのはうっとおしい!と思う方はその旨をお知らせくだされば、リストから外します。



Googleアカウントを持っていない方の場合、

友達登録の方法としては、二つに分かれます。

一つ目の方法は、「Googleアカウントを新たに取得していただく」 というもの。

アカウント取得後は、「アカウントを持っている方」の手順に従って、登録希望メールを送付ください。(その後の条件は上記のとおりです)


Googleアカウントをとってまで入室したくないけど、鍵のかかる日記でどんなことが書かれることになるのかちょっと覗いてみたい、という方の場合、

登録を希望するメールアドレスを教えていただくことで、「Guest(ゲスト)」として、入室許可の登録をすることができます。

こちらの場合も、私がアドレスを登録すると同時に「ご招待メール」が届きますが、こちらの場合アカウントを持っている方との違いは、入室できるのはご招待メール内に貼られたリンクからのみである、ということです。
このリンクの有効期限は、2週間に限定され、それ以降は私からの「ご招待メール」が再び届かない限り、「Slash部屋」への入室はできなくなるということになります。


上に青字で書いた注記と重複するのですが、この「Guest」扱いの方々についても、私から毎回の日記の更新通知メールを送付させていただくことで、「ご招待メール」と同じことになるのか、について、実はまだ確信が持てない状態です。

「更新通知メール」が「ご招待メール」になるなら、アカウントを取得されない方でも、私が2週間以内に日記を更新し続ける限り、私から届くメールについているリンクから、いつでも入室できる、ということになるのだと思うのですが。





お友達登録の手順は以上です。

Googleアカウント?なにそれ、なんていう方もいらっしゃるかもしれませんね…。

私の説明で分かりにくいところがありましたら、どんどん指摘お願いします。

現在、この日記のコメント管理機能はOFFとなっており、投稿いただいたコメントは、日記上に公開されてしまいますので、ご自分のメールアドレスを入れたお友達希望の通知をコメント上でされたりすることのないようくれぐれもご注意ください。

私の別のアドレスをご存知の方は、そちらに問い合わせの質問メールをいただいても結構です。(その方が反応は早いかもしれません。)





再度繰り返しますが、上に挙げたややこしい説明を読んでいただく必要があるのは、あくまで「Slash」というものをご存知の方のみです。

この日記は以後もなんら変わることなくだらだらと書いていきますので、ご心配されませんよう、お願いします。



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明日はハロウィーンですね!

実は私の末の妹はハロウィーン生まれで、明日は妹の誕生会(誕生会っていう歳でもないのですけど…)を兼ねた食事会のため、またもや実家の家族に呼び出されています。


上のようなお願いをしたまま、放りっぱなしでご質問等への反応が遅れましたら、「カボチャでも食べてるのかな?」と思っておいていただけると間違いありません。


では、どのくらいの方がお友達になってくださるかわかりませんが、メールお待ちしております。