- 国際テロを防止・根絶するための国際社会の取組は一定の成果を上げていますが、その目的を達成するためには、長い時間と労力が必要となります。
また、アフガニスタン南東部では、アル・カイダやタリバーンの活動が活発に行われつつあり、アル・カイダやアル・カイダ関連組織の関与をうかがわせるテロ事件も、サウジアラビア(平成15年5月)やインドネシア(同8月)など、世界各地で起きており、テロの脅威は依然として存在します。
- これに対し、米軍等は、引き続き、アフガニスタンにおいてアル・カイダやタリバーンの残党に対する掃討作戦を行っております。また、インド洋においてもテロリストや武器等の物資の移動を阻止し、テロ事件を未然に防ぐなど、テロの脅威が世界各地に拡大することを抑止しています。
- このように、9.11テロによってもたらされている脅威の除去のための諸外国の活動が依然として継続されている状況において、日本としても、かかる活動に引き続き積極的かつ主体的に参加していくことが、国際社会ひいては日本の平和と安全にとって重要であります。
また、テロの根絶のためには、国際社会が一丸となった粘り強い取組が必要であり、国際協調の観点からも、日本として引き続き支援することが求められています。
|