放送界の自主チェック機関「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC、竹田稔委員長)は12日、大阪市の補助金をめぐる毎日放送(大阪市)の報道で名誉を傷つけられたと部落解放同盟大阪府連の書記長らが申し立てていた問題で、「放送倫理違反はなかったが、センセーショナルな報道をしたことは不適切」とする決定を発表した。
同局は関西地方で昨年11月に放送した報道番組「VOICE」の中で、「大阪市の社会福祉施設に対する“ヤミ”補助金の疑いがあり、その中に解放同盟幹部が理事を務める法人がある」などと報じた。
[時事通信社]