山田洋行元専務逮捕事件 元専務が接待などに自由に使えた費用は年間1億円にも
防衛省の守屋武昌前次官(63)を頻繁に接待していた「山田洋行」の元専務が逮捕された事件で、元専務が接待などに自由に使える費用は、年間1億円にものぼっていたことがわかった。
業務上横領などの容疑で、東京地検特捜部に逮捕された山田洋行の元専務・宮崎元伸容疑者(69)は、防衛省の守屋前次官に対するゴルフや飲食の接待を、これまでに200回以上繰り返していた。
関係者によると、宮崎容疑者が山田洋行に在職中、接待などに自由に使える費用は、年間1億円あったということで、宮崎容疑者は逮捕前、FNNのインタビューに「(年間1億円の自由裁量費はあったかと思うが?)交際世帯費は、事情計画の中の予算で上限を決めるわけでしょ。(足りなくなった場合を考えて)役員室で枠を取っている。これは承認制ですね。月曜日から金曜日まで毎日、接待していますからね」と話していた。
特捜部は、守屋前次官に対して行われた頻繁な接待の裏に、口利きや便宜供与がなかったのか、実態の解明を進めている。