2007年F1日本グランプリを開催された富士スピードウェイについて

 9月28日から30日まで開催された2007年F1日本グランプリ(以下F1日本GP)について、観客を無視したあまりにも理不尽な興行の運営について、その惨状を永遠に記録として残すためこのページを立ち上げました。

 今回のF1日本GPで採用された観客の移動手段である「チケット&ライド」方式は、富士スピードウェイ(以下FSW)での観戦歴の長い方々から『アクセス方法としては絶対に無理がある』と当初より警告が発せられておりました。また『FSWは天候が急変しやすく霧が発生し易い』とも言われ続けてきました。それをFSWは『万全の体制で行う』と半ば強行しました。その結果、一部の報道やインターネットでの情報で周知のごとき大混乱を招いたわけです。今回の失態に弁解の余地はありません。

 さらに深刻な問題は、FSWがどんなに頑張っても今回のようなトラブルは今後も解消する見込みが無いということです。交通アクセス、場内設備、近隣環境、いずれも十数万の観客を収容して興行を行う状況にはありません。コストを考えれば今後それらが改善されることは望めないのです(年一回のイベントのために多額の投資は無理だと思います)。

 FSWが今回の事態を真摯に受け止めているなら、2008年のF1開催は辞退するべきでしょうし、当然その後の隔年開催も取り止めるのが賢明な判断だと思います。

 関係者の皆様にはFSWに対し、今後日本でF1の開催を続けていくためにはFSWがF1開催から手を引くことが必至である旨、勧告下さいますようどうぞお願いします。

 FSWでの惨状の詳細についてはあれこれ申し上げるよりも、下記のURLを参照いただければその実態がおのずと現れてくるものと存じます。インターネットにありがちな、一部扇動するような内容や興行の主催者側の隠蔽工作と思われる内容も混在しておりますが、著名人や出版社等のサイトでも今回の事件を採り上げておりますことからも内容の信憑性は確かなものが大半です。私自身も木曜日のピットウォークから日曜日の決勝まで四日間、現地にてその惨状を目の当たりにしております。

 どうかこの事件を闇に葬ることなく、トヨタ自動車・富士スピードウェイ・JTBの責任を白日のものとし、二度とこのような惨劇が繰り返されないよう、皆様のお力添えをお願い申し上げます。日本のモータースポーツの未来のために…。

※インターネットの性格上、サイトが閉鎖されることを考慮して可能な限りデータをローカルに保持しています。


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