2007年11月12日 12時28分更新
「秋」の渡り鳥のルートを解明しようと、室蘭市でヒヨドリに「足輪」を付ける「標識調査」が行われました。
調査を行ったのは、室蘭市の野鳥の愛好家グループ、「噴火湾渡り鳥研究会」です。
研究会では、環境省の委託を受けて、この「標識調査」を毎年行っており、ことしもヒヨドリが「渡り」を始める先月初旬から、数や動向を「定点観測」しました。
ことしは「地球岬」ではなく、これまでの調査からヒヨドリの渡りの数が一番多いことがわかったホイシレト岬に場所を移して調査を行いました。
調査では、担当者が番号の付いたリングをヒヨドリの足につけたり、鳥の体長や羽の特徴、それにくちばしの長さを記録したりしていました。
研究会では、これまでの調査で噴火湾を横切るルートについては「渡り」の「道筋」がある程度解明されたとしており、今後は本州での生息状況を解明する手がかりにしたいと話しています。