ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

和歌山県

「大胆な経済的支援を」 少子化で知事に提言(和歌山)

11月10日16時58分配信 紀伊民報


 県内の保健、福祉、教育などの関係者でつくる「県少子化対策推進協議会」(会長=森下正康・和歌山大学教育学部名誉教授)は9日、県の少子化対策について「大胆な経済的支援」「仕事と子育ての両立可能な仕組みづくり」「若年者の就労支援」の3点を仁坂吉伸知事に提言した。
 協議会は2006年9月から通算5回会合を開き、少子化対策を検討してきた。この日県庁を訪れた森下会長は「将来的に県の人口はどんどん減っていく推計がある。子どもは宝との観点から、積極的な施策を講じてもらいたい」と述べた。
 今年5月に研究機関が発表した県の将来人口は、2035年には73万8000人と推測され、05年の103万6000人に比べて28・8%減少。人口減少率は秋田県(31・7%)に次いで全国2位の高率だった。
 また、65歳以上の老年人口割合は、05年の24・1%から2035年には38・6%に達し、秋田県(41%)に次いで全国2位と公表されている。
 協議会は原因として、男女の育児意欲の低下と晩婚化、未婚化を示している。子育てに対する負担感や経済的不安の増大などが背景になっているという。
 提言はこうした状況の打開策として、出産や育児にかかる経済的負担を軽減するため、子育て機運を醸成し県民理解のもと、大胆な経済的支援を行う▽企業、地域、行政が一体となって仕事と子育ての両立可能な仕組みをつくる▽結婚に対する経済的不安を取り除き、若年者が地域にとどまり結婚することを可能とする若年者の就労支援施策を行う―の3点を求めた。
 これに対し、仁坂知事は「知事になってまず手掛けた3つの施策(防災、道路整備、少子化対策)の一つ。子育て環境がよくなるよう取り組んでいく」と述べた。

■関連ニュース
08年度は5学級200人減 県立高校の定員 ('07/10/18)
「広域連携が必要」田辺西牟婁4首長ら 地域まちづくりシンポ ('07/10/02)
「紀州3人っこ施策」で妊婦健診の無料化 市町村で実施時期に差 ('07/09/07)

最終更新:11月10日16時58分

  • ソーシャルブックマークへ投稿 0
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

この話題に関するブログ 1ランキング上位

関連トピックス

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

日付を選択:



提供RSS

今日の天気(12日)

北部(和歌山) 晴後曇 16℃/--℃ 晴後曇
南部(潮岬) 晴後曇 17℃/--℃ 晴後曇

2007年11月12日 5時00分発表

おすすめイベント開催情報

一覧を見る

地図から選ぶ

都道府県名をクリックすると、各地域のニュースや情報をご覧になれます。

地方から選ぶ
北海道 東北
関東 信越
北陸 東海
近畿 中国
四国 九州
沖縄  
地図
地図
北海道青森岩手宮城秋田山形福島茨城栃木新潟富山石川福井 東京神奈川千葉埼玉茨城群馬山梨長野愛知岐阜静岡三重大阪兵庫 京都滋賀奈良和歌山鳥取島根 岡山広島山口徳島 香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄