2007年11月12日 更新
井端のV打でSKに雪辱!中日が「アジアの牙城」守り優勝
真新しいユニホーム姿の梨田新監督は身ぶり手ぶりを交えて田中賢(左)を熱血指導した
KONAMICUPアジアシリーズ2007最終日(決勝、SK5−6中日、11日、東京ドーム)中日が1次リーグで敗れたSKに6−5で競り勝ち、初優勝した。日本勢としては初代王者のロッテ、昨年の日本ハムに続く大会3連覇を達成した。中日はコナミカップとペナント、賞金5000万円を獲得。MVPは九回に決勝適時打を放った井端弘和内野手(32)が輝き、賞金100万円を手にした。
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“竜の鉄人”が、アジアナンバーワンへの扉をこじ開けた。九回二死二塁から井端が放った中前適時打が、激闘にピリオドを打った。
「日本一になって、ぜひとも、アジア一にもなりたかった。だから、うれしかったですね」
元広島・ロマノの131キロのフォークを弾き返しての決勝打にしてやったり。今シリーズ4試合で7打点を稼ぎ、文句なしのMVP。星野ジャパンの最終候補に名を連ねる32歳が輝いた。
今季4年目の落合中日。通算でシーズン574試合、今大会を含めたポストシーズン26試合、計600試合。井端はなんと皆勤出場中だ。右ひざを痛めて松葉づえをついた翌日には、ケロリと試合出場したこともある。今年の日本シリーズ前も、右肩痛を抱えながら、素知らぬ顔で出場した。クールな男が「だから、最後で打てたと思う」と自分をほめた。
「勝って、ホッとしている。安堵(あんど)感が先ですね」
日本シリーズを制した1日と同様に、4度宙に舞った落合監督が、うっすら涙を浮かべて、つぶやいた。ロッテ、日本ハムに続き、落合竜が「アジアの牙城」を守った。
井端は、すぐに星野ジャパンの宮崎合宿へ突入するが「自分の力を精いっぱい出して、頑張りたいですね」。アジア王者の誇りを胸に、身長1メートル73の“小さな鉄人”が再び、負けられない戦いに挑む。
(喜瀬雅則)
★岩瀬ピシャリ!
守護神・岩瀬が1点リードの九回に登板し、SK打線を3人で片付けて胴上げ投手となった。星野ジャパンのストッパー候補は、今大会2セーブをマーク。「アジアでも敵なし」を見せつけた。きょう12日には日本代表の宮崎合宿に合流予定。注目のFA権行使については「明日(12日)になったら分かります」とひとこと。FA宣言した上で、4年契約での残留が濃厚だ。(東京ドーム)
★来年度も継続開催
05年から3年間の開催を目標に始まったアジアシリーズは、4年目となる来年度の開催も出場国間では合意済みで、継続開催される。11日の観衆は決勝では過去最少の2万1091人だったが、総動員7万6801人は前年比約3000人増。「ずっと続けて、アジアのレベルを上げたい」と強調する根来コミッショナー代行は「台湾や韓国では“コナミカップ”と認知されている」と、冠スポンサーのコナミとの契約更新を希望した。
(東京ドーム)
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◆SK・金星根監督
「非常に惜しい。もう一度戦いたい。力で負けたとは思っていない。いつか日本に勝てると思えるゲームだった」