last concert
今年も私の所属バンドの「年末恒例コンサート」に向けての「練習」が始まっている。
そして、ホールコンサート10年目を迎える今年12月26日(水)をもって、バンドは解散する。
このバンドの前身である「音楽仲間」としては、僕が学生の頃から、たまに地元に帰って来てる時に仲間に入れてもらっていた。 みのや師匠に憧れて高校からギターを初めて、オリジナル曲も作っていたけど、いつも「一人」で歌ってたので、「バンド」という形態に最初は戸惑っていたっけ・・・・。
その後、大学院を修了し、地元に帰って「副住職」になった1997年の秋、バンマス「Oさん」がメンバーを6名集め、正式にバンド「メールハート」が誕生した。
「とりあえず、10年続けてみよう」
1998年から「12月26日」という日程に固定して、ホールコンサートを始めて今年がちょうど約束の10年目である。
アマチュアバンドながらも、「オリジナル曲」にこだわり、毎年メンバーの誰かのオリジナル曲をアレンジし、10年歌い続けてきた。メンバーの入れ替わりもあった。 ビアガーデンや、イベント会場、学校祭、など色んな場所でも歌ってきた。
メンバー全員が職業が違うので、なかなか練習日程が合わないのが悩みだけれど、イベント予定が入ったり、年末恒例コンサートが近づくと、ウチのお寺のホールに集まり、夜遅くまで練習を重ねた。 練習も楽しいけど、実は、練習に付随して行われるメンバーとの「飲み会」が楽しみで仕方なかった。
そして、「ステージ」という「本番」にたどり着くまでの「ヒトコマ・ヒトコマ」が喜びであり、トキメキです。
◎コンサートがある ◎練習日を決めて集まる ◎時々メンバーで「飲み会」をする ◎本番日が近づく ◎ポスターやチケットを知り合いに宣伝する ◎本番日を迎える ◎朝からホールで機材を搬入し仕込みをする ◎仕込みが終り、最終リハをする ◎本番直前。ライブ衣装に着替える ◎客席の入りを気にする ◎本番直前、ステージ裏でメンバーで円陣を組む ◎震えるココロでステージに向かう ◎本番を楽しむ ◎コンサートが終わり、お客さんを見送る ◎機材を撤収する ◎お世話になったスタッフ仲間の皆さんと「打ち上げ」をする・・・・
みんな「本業」が忙しいのに、いや、忙しいからこそ、そんな「ヒトコマ・ヒトコマ」が愛しいし、輝くのです。
ほんと、オッサンになっても「放課後のクラブ活動」があるみたいな感覚で、トキメキ続ける事ができたバンド活動。
今年の解散コンサートは、今まで10年の中で歌い継いできた「オリジナル曲」中心の構成になる予定。 ある意味「歌い慣れた曲」達と今後の練習の中でどう向き合っていくか??最後のコンサートなのに、逆に、一番難しいコンサートになるかもしれない・・・。
バンドマスターOさん(の奥さん??)が作成した今年のポスターには、
「last concert」
という文字が見えている。
28歳だった自分も38歳になっていた。
ラストかぁ・・・。
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