2007/11/11(日) 17:57:57 [国内時事]
国思う新党誕生への兆し
中川昭一氏、勉強会発足へ・タカ派の再結集狙う
自民党の中川昭一元政調会長が来週にも党内でタカ派とみられる議員を集めて勉強会を発足させる。安倍晋三前首相が掲げた憲法改正や集団的自衛権の容認などの早期実現を福田康夫首相に促すのが目的。求心力の衰えが目立つタカ派の再結集に向けた動きだが、総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員も多いことから「麻生別動隊」との見方もささやかれている。
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勉強会には中川氏が所属する伊吹派や麻生派の議員のほか、島村宜伸元農相ら無派閥議員も参加し、30人規模になる見通し。来週、発起人による準備会合を開く。テーマとしては国家観や歴史認識、教育問題などを想定している。日本経済新聞 11月9日記事より参照のため引用/写真は「週刊文春 11月15日号」記事より参照のため引用
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記事の背景を読む
昨今の政情につき、有志ブログの多くがあつかって来られたことと思う。諸氏の英邁な指摘と論及に敬意を表し、小ブログからも短稿を呈する。
表題は読者から教えていただいた記事情報だ、感謝する。読者のご指摘の通り、「タカ派」との表記が目に憑(つ)く。その表記を用いて云く、『求心力の衰えが目立つタカ派の再結集に向けた動きだが、総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員も多いことから「麻生別動隊」との見方もささやかれている』と。揶揄(やゆ)しているかに映り、また、あたかも人民日報(日本語版)の牽制記事のような、妖々とした空気が感じられる。
同紙の社長(杉田亮毅氏)は、倒錯した読売・渡辺恒雄氏と同様に「中国ベッタリ」の経営者として知られている。その“同族意識”からか、先般(10月1日)の日本経済新聞と読売新聞、そして朝日新聞の三社による提携は話題となった。いよいよ、「中国」の政治的意図を反映した日本国内の言論の監視と統制。そのプローブとなる「連合」であり、世論操作の本格化をなすものと見なしてよい。特定国は、日本が主権国家として自立することを警戒しているのだ。この動向と併せて、これらの新聞報道をご覧になると、「ニュース」の傾向と意図を汲み取りやすくなるのではないか。
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国思う新党誕生への兆し
新聞の補完情報として、週刊誌を時折手にする昨今だが。先に発売の「週刊文春 11月15日号」には、興味深い記事があった。副題には、「中川昭一が激白「平沼さんと民主と一緒に行動したい」とある。その中には、『自宅の居間で夫人を同席させた中川氏はこう宣言した』と中川氏の談話を紹介している。
中川氏は、「今回のこと(大連立報道、小沢一郎氏の辞意撤回)を契機に自民党の良識派と民主党の良識派が一緒になる動きがあれば、僕自身も動いてもいいと思っている。自民も民主もガラガラポンしたほうがいいかなと。そういう意味では、小沢さんに感謝しなくちゃならない』と。
さらに、『自民党もこのままきれいごとでやっていてはダメなんだ。目の前の国会や選挙のことも大事だが、一番大切なのは日本という国をどうするかということ。目先のことで自民と民主が内向きなケンカをしている間に世界との競争に負けてしまう。ここまで来たら、民主党も平沼さんも含めて、一緒に行動しようと思っています』と語っている。
談話にある通り、政治家は目の前の政争や選挙よりは「国民」に目を向け、「国家」の将来を重要視すべきである。この行動視座が、いかなる政治家においても基本事項であり、「国民の安全と生命と財産を守る」べく政治家が抱いて当然の使命感といえよう。その原点に立ち還るかの中川氏の発言と映る。表題に寒々と報じられる“タカ派”、“別機動隊”の勉強会が、実は、党派を超えた国思う議員集結、国思う会派の結成へと。ひいては新党形成への端緒となることを願う。
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■主な関連記事:
・朝日読売「屈中連合」一考
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【筆者記】
「タカ派」「ハト派」の報道表現は、なめ猫世代の筆者が、ランドセルで通学していた頃には、すでに存在していた記憶がある。前世紀の遺物と云えるかもしれない。しかし、7、8歳の筆者に対し、憂国人であった父がこう語った。「ハト(鳩)は、餌をまけばそれに群がる。だが、タカ(鷹)は餌をじっと見分ける眼力を持つ」と。
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2007/05/18 00:00 設置
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、プロフィールと写真を掲載すべきと考えておりましたが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。