過激な水着姿の少女をDVDのモデルにしたとして東京地検は6日、ビデオ制作販売会社「心交社」(東京都豊島区)と、同社のチーフプロデューサー、有金慈青(ありがねじせい)容疑者(34)ら3人を児童福祉法違反で東京家裁に起訴した。
警視庁は10月「映像は全裸ではないが、児童ポルノに当たる」として有金被告らを児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕した。だが地検は「児童ポルノに該当はするが、他の市販ビデオや書籍に比べ悪質性が極めて高いとまでは言えない」と判断。少女の心身に有害な影響を与えるような撮影をする目的で国外に連れ出した行為が児童福祉法違反に当たるとして、罪名を切り替えて起訴した。
起訴状によると有金被告らは1月、DVD作品を制作するため、都内の女子高校生(当時17歳)をインドネシア・バリ島に連れていき、水着の一部をずり下ろすなどした映像を撮影した。【伊藤一郎】
毎日新聞 2007年11月6日 19時44分 (最終更新時間 11月6日 20時16分)