私と同期に入社した男の人は、ハーレーに跨る走り屋です。
その影響を受けて、会社の先輩も教習所に通い、この度大型二輪の免許を取得しました。パチパチパチ…
「じゃ、ハーレーに乗っか。」という事で、ハーレー君のつてで、掘り出し物のハーレーが見つかり、トントン拍子に段取りが進み、今日、ご対面という事になりました。

私は、自動車の免許しか持っていないので、バイクは原チャリしか乗れませんが、私が生まれる前に制作されたというビンテージもののハーレーを見たくて、ひょこひょこ付いて行きました。
ところが待ち合わせの時刻、ハーレーに乗って颯爽と現われる筈だった彼は、何とママチャリに乗って登場したのでした。
聞けば厚木にあるというハーレーは、エンジンがかからず、車庫から一歩も外に出す事が出来なかったんだとか。
「それなら事前に連絡寄こせよー。」と、言いたいところですが、彼は今どき携帯を持ってないという強者なので仕方ありません。
「どーするー。」
「パチンコでも行くか。」
という訳で一行はパチンコ店へ。ところが私、パチンコってやった事ありません。何となく怖いというイメージがあって出来れば敬遠したいところですが、何事も経験ですね。初挑戦です。
「パチスロの方が絶対面白い。」らしいのでパチスロの台を選んで貰って、さあ、スタート。
「とりあえず適当にボタン押してて青いランプがついたら7の目を揃えて。」
言われるがままに始めると、本当に青いランプが点灯。デパ上の遊技場でやったスロットマシーンを思い出してスイッチを合わせていくのですが、うまく揃いません。
「貸してみ。」先輩が後ろから、慣れた手つきでスイッチを押すと、見事一発で777~♪
軽快な音楽と共にジャラジャラとメダルが出てきます。これが噂に聞くビギナーズラックというものかしら。と感激しつつも、「受け皿から溢れたらどうしよう。」初歩的な事がまったくわかりません。
不安になって後ろを見ると先輩は自分の台で打っていて、いつの間にか一人ぼっちです。

結局、受け皿から溢れるという事もなければ、メダルがなくなるという事もなく、自分で7の目も揃えられるようになっておよそ2時間が経過。
「じゃ、私のオゴリでごはん食べに行きましょー。」
一度行ってみたかったセリフを口ずさみ、お店を後にしました。
それにしても、千円が※※※※円に化けちゃうなんて、やばいですねぇ~。
そういう訳で、次回からこのブログは「mitsukiのメダル獲得大作戦」に変更になります。
・・・すいません。ウソです。
こんな事は滅多にあるものじゃありません。きょうはたまたま、運が良かっただけでしょう。むしろやばいのは味を占めてしまった今後の自分なのかも知れません。
換金所の脇にある駐車場に止めてあるバイクを見ながら、「私もこんなのが欲しいなぁ。よし、来年暖かくなったら、私も教習所に通おうかな。」なんて、冬もまだ来ていないのに春を夢見る週末だったのでした。
(画像は私の愛機エイプ50)