2007年 11月 10日
朝鮮通信使行列を再現
江戸時代、朝鮮半島から日本を訪れた友好使節団、朝鮮通信使の行列が10日、岡山市の商店街で再現されました。これは朝鮮通信使の初来日から400周年を記念したものです。岡山市の表町商店街では韓国密陽市から訪れた中学生や岡山県内のボランティアなど約200人が当時を再現した民族衣装を身にまとい、練り歩きました。朝鮮通信使は江戸時代に日本と朝鮮の友好のため、国書を携えて来日していた使節団で、船で江戸に向かう途中、瀬戸内市牛窓町にも立ち寄っていました。会場では将軍にふんした岡山県の石井知事と韓国慶尚南道のリ・チャンヒ副知事が国書を交換し、今後の友好を誓い合いました。

ボジョレ・ヌーボー岡山に到着
毎年11月の第3木曜日に世界同時解禁になるフランス産の新酒赤ワイン、ボジョレ・ヌーボーが10日、岡山空港に到着しました。10日午後、専用の貨物機で岡山空港に到着したのはボジョレ・ヌーボー約105トンです。ボジョレ・ヌーボーは毎年11月の第3木曜日に全世界同時に解禁されることになっていて、今年は今月15日に発売されます。原産地のフランス・ボジョレ地方は今年、晴れの日が多かったことから、果実の成熟が早く、甘みと酸味のバランスの良い味わいに仕上がっているということです。岡山空港は大型の倉庫を備え、高速道路が近いなど交通の利便性も高いため、6年前から輸入空港の一つになっています。

科学体験フェスティバル
子供たちに科学に親しんでもらおうという催し、「科学体験フェスティバル」が10日、高松市の香川大学で始まりました。このフェスティバルは香川県下の中学や高校の先生など約400人が講師になって、手作りの実験を披露し、子供たちに科学の楽しさを知ってもらおうと開かれたものです。会場にはクレーンの模型でモアイ像をつり上げ、テコの原理を学ぶコーナーや放射線を目に見えるようにする実験など36のブースが設けられています。中でも注目を集めているのが、掃除機やタイヤのチューブなどで作ったホバークラフトです。子供たちは浮き上がって滑るように動く不思議さを実際に体験していました。この「科学体験フェスティバル」は11日まで開かれています。

きれいな水を守る植樹活動
きれいな水の源となる森林を守るため、ビール工場の従業員などが参加して、10日、岡山県美咲町で植樹が行われました。これはキリンビールが創立100周年事業の一環として行ったものです。標高約350メートルの大戸山中腹の国有林でキリンビール岡山工場の従業員や家族など約300人がクヌギやヤマモミジなど9種類の広葉樹650本の若木を植えました。大戸山は吉井川の水源になっていて、キリンビール岡山工場ではその水をビール製造に利用しています。