ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン大分> 記事

自民県連1区に三浦氏/衆院選候補公募

2007年11月06日

写真

公募の選考会で選ばれ、会見に臨む三浦氏(中央)と自民党の衛藤県連会長(右)ら=大分市内のホテルで

 自民党県連は5日、次期衆院選大分1区(定数1)の公認候補者の公募による選考会を大分市内のホテルで開き、同市議会議長の三浦由紀氏(45)を選出した。三浦氏は会見し、「衆院がいつ解散するか分からないが、大分1区で党の議席を奪還し、日本や大分の繁栄のために精進したい」などと語った。同党県連は今後、党本部に対し、三浦氏の公認申請を行う予定だ。

 同日午前9時から始まった選考会には、応募した16人のうち、「県内にゆかりがある」と見なされた有資格者10人が参加した。

 県議や大分市議、市内の党支部長ら64人の選考委員の前で、面接と小論文の一次審査を行って3人に絞った後、二次審査のスピーチを実施し、委員の投票で決定した。

 三浦氏は大分舞鶴高OBで、群馬大工学部卒。現参院議員の衛藤晟一氏の秘書を務めた後、93年から4期連続で大分市議選に当選。市議会経済常任委員長、総務常任委員長を経て、今年3月から現職。

 会見の中で三浦氏は、国政を目指す動機について「中央と地方の格差が拡大し、このままでは、地方から国が崩壊してしまうと感じていた。15年間の地方議員としての経験を国政で生かしたいと思った」と話した。

 取り組みたい政策については「地方分権の推進」を掲げ、「地方ごとに税率を変えられる道州制の導入も視野に、各地域が自分たちで考えて地域を作り、国全体を浮揚させる仕組みを作りたい」と抱負を語った。

 大分1区では、民主党の吉良州司氏が2期連続で当選しているが、三浦氏は「地方議員を務めた自分の方が、吉良氏よりも地方のことを分かっていることを訴えたい」。県連会長の衛藤征士郎衆院議員(大分2区)は「民主党の小沢代表が突如辞意を表明するなど、政局が激しく動く中、県連と大分市連、党員が一致団結して勝利したい」と話した。

 県連は今後、大分市連が三浦氏を立候補予定者として認定した後に常任総務会を開いて承認し、今月末にも党本部に公認申請をする予定という。

ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る