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社会

「音」で診察順番 小野市民病院、呼び出しカード導入 

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患者呼び出し用のカード(右)と発信機(左)=小野市立小野市民病院

 「ピピッ♪」「マモナク シンサツ」-。診察待ちの来院患者に順番が来たことを知らせる「呼び出しカード」を、小野市立小野市民病院(同市中町)が導入した。診察直前に、受信機のカードがポケットベルのように呼び出し音やメッセージで伝えてくれ、診察室前に離れず待つストレスから解放される。メーカーによると「兵庫県内の公立病院では初の導入」という。

 カードが使えるのは八つの診療科と会計窓口、救急外来の計十カ所。百台を用意した。

 診察前に申し込むと、首にかけられるカード(縦十三センチ、横六センチ)を貸与。診察待ちの順番があと一人か二人になると、発信機からメッセージが送られる。カードには「マモナク ゲカ」などと表示され、振動や呼び出し音、赤の点滅ランプで知らせる。

 同病院は、患者へのサービス向上を目指し、今年一月から小児科で試行。「待つのが苦手な子どもと気分転換に散歩できる」「順番を飛ばされる心配がなく安心してトイレに行ける」と好評だったため、本格導入した。

 同病院は、希望者が多ければ、台数を増やすことも検討する。(金井恒幸)

(11/10 14:56)

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