陸上騎馬戦と水中騎馬戦

一般的に騎馬戦には、陸上騎馬戦と水中騎馬戦の二種類に分けることができます。
今回は陸上と水中の騎馬戦について、SM的要素を私なりに書いてみたいと思います。
陸上騎馬戦は周知のように運動会、体育祭の華といわれる競技です。
また、水中騎馬戦(水上騎馬戦とも言う)は、昔テレビでやっていた
「女だらけの水泳大会」の名物競技でした。



当然、陸上騎馬戦は水中に比べて馬の負担が大きいです。
その第1の理由としては、水中では浮力が働くが陸上では女性騎手の体重全てを
3人で全て支えなければいけないということです。

第2の理由としては陸上では騎手が靴を履いたまま跨る可能性があるという
ことです。学校、イベント、そして個人によりますが一部の女性騎手は、馬の
痛みよりも自分の足が汚れるのを嫌がって靴を履いたまま跨っているようです。
余談ですが、1990年台にフジテレビで5回行われた芸能人大運動会の
女子騎馬戦では、女性騎手は全員靴を履いたまま男馬に跨っていました。

第3の理由は騎馬が相手の騎馬と衝突する時の衝撃が陸上では非常に大きくなる
ということです。馬は両手が自由にならないので前の馬になる人にとっては
相当恐怖のようです。

第4の理由は女性が騎馬を跨る時の体重のかかり方です。
女性騎手が馬に跨る時には様々な跨り方があります。
これについてはまた別の機会に書きたいと思いますが、
陸上では、多くの女性騎手が左の鐙に左足を乗せ、一気に跨いで右足を右鐙に
乗せそのまま腰を下ろすようです。
一瞬ですが女性騎手の全体重が片足にかかるということで、馬としては
女性騎手に跨っていただく瞬間苦痛を味わうこととなります。
女性騎手が靴を履いたままだと痛みは倍増します。
以上の理由から陸上での騎馬戦は馬にとって苦痛が多くつらいものとなり、
騎手と馬の立場の違いからSM的要素も強いように思われます。



上に書いた理由から、水中騎馬戦では馬の負担は一見軽いように思われます。
しかし水中では騎馬の動きが遅くなるため比較的長期戦となります。
「オールスター紅白大運動会」の陸上騎馬戦では1試合1分程でしたが、
「女だらけの水泳大会」「平成あっぱれテレビ」等の水中騎馬戦では
5分程も騎馬戦をしていました。
もちろん5分というのは競技時間です。
騎馬を組んでから放送されるまでの時間や、女性騎手が騎乗中にインタビューを受ける時間を考えると、
哀れな馬達は10分程も女性騎手の尻を支え続けなければなりません。
水中騎馬戦の馬も相当つらいと言えます。

また、水中の大きな特徴は、女性騎手が落馬を怖がらずにすむということです。
本来、騎馬戦の騎手が最も怖がるのがこの落馬なんですが、
水中では女性騎手が暴れて落馬すると、
手を使えない無防備の馬が下敷きになることはあっても
女性騎手にはほとんど危険はありません。
このことが女性騎手の立場を安全でより楽しい、快楽に満ちたものとします。



陸上騎馬戦と水中騎馬戦、どちらにもSM的要素を十分感じます。
どちらの方がより感じるかという形で決着するつもりでしたが、
私の中では結論は出せませんでした。
陸上でも水中でもいいから美しい女性の馬になりたいものです。