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医師不適切処置損賠訴訟:病院側、請求棄却求める--地裁で第1回弁論 /群馬

 自転車で転倒し病院に救急搬送された男性が死亡したのは医師らの処置が不適切だったためとして、遺族が伊勢崎市下植木町の伊勢崎佐波医師会病院を相手取り、慰謝料など約7400万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、前橋地裁(松丸伸一郎裁判長)であり、病院側は「追って反論する」とした答弁書を提出、請求棄却を求めた。

 訴状などによると、06年4月、同市茂呂町の男性(当時72歳)が自転車で転倒し、同院で左鎖骨とろっ骨の骨折と診断され入院。その日夜になって、背中の痛みを訴えたため、家族が看護師を呼んだところ、睡眠薬を手渡され、その後、痛み止めの注射を受けた。男性は間もなく容体が悪化。心停止状態となり、ICU(集中治療室)に運ばれたが、意識が戻らず翌日死亡した。当初、病院は「骨折部位からの出血で気管が圧迫された窒息死」と説明。その後、死因は出血性ショックだったことが判明した。

 原告側は「最初から出血性ショックと見て、適切な処置をしてくれていれば」と訴えている。【鳥井真平】

毎日新聞 2007年11月10日

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