|
|
|
社会|スポーツ| |
文字サイズ:
大|中|標準
|
生活
インフルエンザはや流行 99年以降最多、警戒急げ 道内
|
インフルエンザの予防注射を受けるため来院し診察を受ける子ども=札幌市中央区の「きむら小児科医院」 |
道内でインフルエンザが、例年より早く流行の兆しを見せている。医療機関から報告された患者数は、この時期としては記録がある一九九九年以降で最も多く、九日現在、札幌、旭川などの小中学校十七校が学級閉鎖している。全国でも患者数は例年を上回っており、関係機関はワクチンの予防接種など早めの対策を呼びかけている。
道感染症情報センターによると、十月二十九日−十一月四日の一週間で道内二百三十の定点医療機関から報告された患者数は百九十九人(一施設あたり○・八七人)。前週に比べ八十九人増えた。
札幌市が百四十人と全体の七割を占め、続いて旭川と江別の両保健所管内が十五人、深川保健所管内八人だった。
同時期の患者数は、九九年に三十一人の報告があった以外は、例年は数人にとどまっている。ここ数年、流行が本格化するのは年明け以降だったが、「札幌市内では三週間連続で患者数が増えており、流行が始まった可能性がある」(同センター)という。
患者数は東京都や神奈川県でも急増しており、沖縄県では夏場の流行が終息しない“異変”も起きている。国立感染症研究所によると、十月二十二−二十八日の間に、全国の定点医療機関から報告された患者数は○・二人とこの時期では、過去十年で最多。同研究所は一・○人を超えると全国的な流行と判断する。
時期が早まっている原因は不明だが、同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究員は「首都圏で患者が増えると、他の地域にも感染を広げる恐れがあり要注意だ」と指摘している。
インフルエンザの影響で九日に道内で学級閉鎖したのは、札幌市内の小学校九校と中学校一校、旭川市内の小学校三校、深川市内の小学校二校、上川管内の東川町と中富良野町の小学校各一校の、少なくとも計十七校三十学級に上っている。
札幌市内の小児科によると、症状は三九度前後の高熱、のどや関節などの痛みが特徴という。
道感染症情報センターの中野道晴研究情報科長は「インフルエンザは流行し始めの対策が重要。早めのワクチン接種や、うがい手洗いの励行などを心がけてほしい」と話している。
【北海道の酒の肴と言えば!】金芳高木商店の一夜干しコマイ | |
|
淡白でくせのない魚を、鮮度のいいうちに当社工場にて一夜干ししました。凍った状態で焼くことができ、お子様にもおいしく召し上がれますよう甘口に仕上げております。
|