2007年11月09日(金) 22:02
bice
「ビーチェ」さんと読みます。
「音」の使い方が、本当に上手なMusicianだと思います。
なんというか、自然に、あるべきところが分かっている感じがします。
曲の構成が、素晴らしく美しく洗練されています。
どこにも無理を感じさせない、ゆとりを持った構成に感じるのです。
だから聴いていて、気持ち良くrelax出来るのかな、と思います。
ああ、いまα波が出てるんだろうなぁ、と無意味に思ってしまうほど。
ほとんどの作詞、作曲、Arrange、Mix、Produceを自ら手掛ける多才ぶり。
けれど、ぜんぜん気取ったところがない、自然体で可愛らしい方です。
歌声は、これまた可愛らしいWhisper voice。
Earphoneで聴くと、まるで耳元で囁かれているかのようで夢心地です。
非常に上質なpopsを、しっかりとした技術で聴かせてくれます。
冒頭でも書いたように、「音」の使い方がとても上手。
バラバラにならず、それでいて堅苦しさもなく。
あるべき場所に、あるべき音を、あるべき言葉を添えて。
繊細に、丁寧に、そっと置いている。
ウィスパな柔らかさと、大人な世界観。
その融合が、驚くべき心地好さへと繋がるのです。
殆どの作品が、すでに絶版になっているのが、本当に残念でなりません。