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船場吉兆:本店でも産地偽装の牛鶏肉 会社ぐるみか

会見で頭を下げる船場吉兆の(左から)湯木尚治九州担当取締役、湯木正徳社長、湯木喜久郎取締役=大阪市中央区の大阪府商工会館で2007年11月9日午後8時6分、森田剛史撮影
会見で頭を下げる船場吉兆の(左から)湯木尚治九州担当取締役、湯木正徳社長、湯木喜久郎取締役=大阪市中央区の大阪府商工会館で2007年11月9日午後8時6分、森田剛史撮影

 高級料亭や加工食品販売を営む「船場吉兆」による賞味・消費期限切れ商品の販売問題で、農林水産省は9日、大阪市中央区の「船場吉兆」本店でも産地を偽装した牛肉のみそ漬けや、ブロイラーが原材料のみそ漬けを「地鶏のこがねみそ漬け」と表示して販売するJAS(日本農林規格)法の加工食品品質表示に違反する販売があったと発表した。農水省は同日、同社の湯木喜久郎取締役(44)に、品質表示の管理強化などの改善を指示した。福岡市で偽装が発覚した際、同社は会社の関与を否定していたが、会社ぐるみで不正販売していた疑いが強まった。

 同社の湯木正徳社長(74)らは同日夕、大阪市内で記者会見。「お客さまや社会の信頼を深く傷つけた」として社長と湯木尚治・九州担当取締役(38)の辞任を表明した。しかし、産地偽装は「現場の担当者だけが知っていた」と述べ、他の偽装についても「組織的関与は一切ない」と強調した。

 同省によると、産地偽装があったのは「牛肉のみそ漬け」で、佐賀、鹿児島県産の牛肉を「但馬牛」として販売。今年3月~10月、「牛肉みそ漬け」3個▽「牛肉みそ漬けと鶏肉みそ漬けセット」72個▽「牛肉みそ漬けと明太子セット」27個を販売した。偽装表示の「地鶏」は、04年ごろから現在までに「みそ漬け」を402個、「すき焼き」47個を販売したという。【反田昌平、犬飼直幸】

 【船場吉兆】 文化功労者に選ばれた故湯木貞一氏が1930年に創業した高級日本料理店「吉兆」(大阪市)の流れをくむ「吉兆グループ」の一つ。91年、大阪市中央区北久宝寺町に設立された。大阪、福岡両市で日本料理店などを経営し、食料品の製造・販売なども行っている。資本金は2600万円。

毎日新聞 2007年11月9日 21時01分 (最終更新時間 11月9日 23時44分)

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