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はじめに


私達は皆、教育という形で誤った知識に洗脳されてしまっています。基本に立ち返り考え直さなければ、何が誤っているのかわかりません。このことをしなければ結論を先に述べても理解するのは難しいでしょう。

それ程、長くも難しくもありません。重力発電機の具体的な構造を説明する前に幾つかの前提事項を述べさせていただかねばなりません。


永久機関の定義


永久機関という言葉はほとんど死語のような感じなので定義しておくことにしましょう。フリーエネルギーという言葉もありますが、これは無料のエネルギーということなので、広義では太陽光発電や風力発電なども含まれるかも知れないので使わないことにします。

以下のように定義しておくことにしましょう。

永久機関とは外部から注入されるエネルギーより大きいエネルギーを外部に放出するものであり、永続的に稼働可能なものである。

このように定義すると太陽光発電や風力発電は永久機関に含まれないことがはっきりします。


遠心力


エレベータが上昇すると下に押し付けられるのを感じます。バケツに水を入れてぐるぐる回すと水がこぼれなかったりします。遠心力が働いていたからです。

遠心力は見かけの力で実在の力ではないといったことを昔物理の教科書で読んだことがありますが、遠心分離機にねずみを入れて回転させればねずみは死んでしまいます。実在しない力で実在する効果を及ぼすことができると物理学は主張するのでしょうか。

見かけの力というのは例えば平行に並んでいる列車の片側が動いたら、もう一方の列車は動いていなくても動いたように感じるといったことです。それはさて置き、遠心力は実在する効果を及ぼすので明らかに実在します。

無重力空間に浮かんでいるエレベータを1G(地球上の重力加速度)の加速度で引っ張るとエレベータ内部にいる人は地球上にいるかのような重力を感じることができ、それは見かけではなく、加速度計で観測できる実在の効果です。

同じように遠心分離機なる発明品は人工的に局所的な重力を発生させることが出来、数万Gにもなる強力なGを発生させることができます。

ここで言いたかったことは回転によって局所的な重力場を発生させることが出来、その局所的な重力場は地球上での重力場と同じような効果があるということです。


エネルギー保存の法則


勉強不足で誰が発明したか知りませんが「エネルギー保存の法則」というものがあります。この意味は次のようなことなんだと思います。
エネルギーとは移動することはあっても、無から生じないし、無に消えないものである。

それではエネルギーとは何でしょうか。運動エネルギー、位置エネルギー、熱エネルギーとか多くのエネルギーが存在しています。1つの定義は

エネルギー=力×距離

で、力を加えて動いた距離でエネルギーは決まるというものです。

この式だけを見れば、力を加えても物体が動かなければ、そこにエネルギーは存在しないと考えなければなりません。これは既存の物理学の常識です。

力とは

力=加速度×質量

とされているので、エネルギーとは物体を加速させる能力であると考えることができます。

風の場や重力場は物体を加速させる能力を持っているので、エネルギーを持っていることになり、風の場や重力場はエネルギーを運ぶことが出来ます。

重力場の中で静止している物体にも位置エネルギーというエネルギーがあるという考えは加速させる能力がエネルギーであって、加速させた効果がエネルギーではないということを物語っています。

重力場の中で例えば机の上に静止している皿と机の間には力があります。しかし、よく考えると変だと思いませんか。皿が静止していれば加速度も0だから、力も0になるはずですが、力があると言うのですから。

そこに登場するのが重力加速度という静止しているのに加速度を持つ効果があると見なせる加速度です。

重力加速度とは何でしょうか。重力場の中に自由に動ける物体を置いたときに、それに加えられる加速度のことで、仮に机などの障害物があり、物体が動けなくなったとしても、その加速度は加えられていると見なすことができるというものです。

そのような加速度は重力に限らないでしょう。風の場であっても同様に考えることができます。(風は重力と違って透過性がなく、風の動きは複雑になりますが、考え方として成立するということです。)このような静止している物体に加えられるであろう加速度を「場の加速度」と呼んでおくことにしましょう。

力に関しては、静止していても重力加速度というもので力の存在を肯定していますが、どうして、エネルギーの場合には物体が静止しているとエネルギーは存在しないと早計に結論付けてしまったのでしょうか。

重力加速度と同様に「位置エネルギー」という現象を考えると、重力場の中に自由に動ける物体を置いたときに、それに加えられるエネルギーのことで、仮に机などの障害物があり、物体が動けなくなったとしても、そのエネルギーは加えられていると見なすことができるとしなければなりません。

残念ながら、既存の物理学はこのような「場のエネルギー」に関する考察が足りません。

さらに場のエネルギーに関する考察を続けることにしましょう。


場のエネルギー


おもりを手で持って支えると筋肉は疲労感を覚えます。ウェイトリフティングの選手はウェイトを持ち上げた後、数秒間静止しようとしていると顔を真っ赤にしてたくさんのエネルギーを使っているように見えます。

さて、このとき既存の物理学の考えでは、ウェイトリフティングの選手はエネルギーを使っているでしょうか。

答えはNoです。ウェイトは静止しているので位置エネルギーや運動エネルギーの変化はありません。したがって、エネルギーの変化はないと考えるということなのです。

驚いたことに、これが現代人が信じる科学の実態なのです。

もし、そこにエネルギーが必要だとしたら、エネルギーは無に消えたことになり「エネルギー保存の法則」が誤っているということになってしまいます。

話は少し変わりますが、無重力の宇宙空間に1000kgのエレベータが静止状態で浮かんでおり、エレベータの中には100kgのウェイトリフティングの選手と150kgのウェイトがあるとします。

エレベータを地球の重力と同じ1Gの加速度で引っ張るとすれば、エレベータの内部は地球にいるのと同じような1Gの重力を感じることができます。その中でウェイトを持ち上げればエレベータに固定した座標系から見て、ウェイトは静止していますが、エレベータが静止していたときの場所を座標原点とした座標系からは1Gの加速度で加速しており、エレベータを引っ張るに必要なエネルギー(E1)は、

E1=1G×(1000kg+100kg+150kg)×移動距離

になります。

もし、ウェイトを持ち上げず、ウェイトがエレベータが元あった場所に置き去りにされるなら、エレベータを引っ張るに必要なエネルギー(E2)は、

E2=1G×(1000kg+100kg)×移動距離

になります。

ウェイトを支えるのにエネルギーが必要ないなら、E1=E2にならなければなりませんが、実際は同じではありません。

1Gの重力加速度がある場でおもりを支えて静止させるに要するエネルギーは無重力の空間において1Gの加速度でおもりを加速させるエネルギーに等しいということです。

すごく当たり前なことを言っているように感じますが、この感覚的にも正しいことを認めると「エネルギー保存の法則」は誤っているということになります。

すなわち、重力場内で物体を静止させているにはエネルギーが必要で、そのエネルギーは無に消えるということになります。


エネルギーは物体を加速させようとする原因に存在し結果とは直接関係ない


Aさんは階段を下りていて不注意でBさんに衝突したとします。Bさんは頑強な人で「気をつけろ」と言い、Aさんは「すみません」と謝り、それで事は済みました。

同じようにCさんは階段を下りていて不注意でDさんに衝突したとします。Dさんは転倒し大怪我をしてしまい、Cさんは障害罪で逮捕されてしまいました。

AさんもCさんも同じ力で衝突したのに結果は同じではありません。罪の原因は衝突したことにあり、AさんもCさんも同じことをしたのに、結果が異なっていると刑罰も異なるものになってしまいます。

このような法に私達は慣れていて、あまり疑問すら感じませんが、本来は罪の原因で刑罰を定めるべきです。しかしながら、結果はわかりやすいですが、原因はわかりづらいため刑法に導入するのは難しそうです。

だからと言って、物理学の法にもこのような安易な解決方法を求めるべきではありません。

土俵中央で2人の力士が組み合って静止しているとき、同じ力で押し合っているのか、単に組んでいるのか外から見ても判断できませんが、現象は同じではありません。押し合っていれば、静止していてもエネルギーは消費されていることになり、エネルギーの消費と物体の移動は直接関係ないということがわかります。


重力のエネルギーは無から生ずる


風によって地球重力場と同じような引力を発生させるためには強力な吸引力を発生させるため膨大なエネルギーが必要です。風は空気の運動なので、重力のように遠くまで効果を及ぼすことは勿論出来ませんが、その場内の物体を加速させることが出来、エネルギーを伝えることができます。

重要なことは風の場内の風によって動かされた物体でエネルギー量が決まるのではなく、風を発生させること自体にエネルギーが必要だったということです。

球の中心に向けて均等に吸引する理想化された風の場は数式的には地球重力場とほとんど同じように表現することができます。


ここで理想化したというのは流体の抵抗や流体間の相互作用を無視した場合ということで、勿論、現実の風の場はかなり複雑なものです。

「重いものは軽いものより速く落ちる」と昔の大学者アリストテレスは言っていましたが、それは実際に正しいことです。石ころと花びらは石ころの方が速く落ちるし、スキーの滑降選手は体重が重い方が有利です。ガリレオの偉いところは、空気の抵抗のような雑音を無視した理想的な場合を考察したところにあるのではないでしょうか。

なので、直感的に認識するために用いた風の場の現実の雑音を考慮した複雑な場合はこの際考える必要はありません。

結論として、場内の物体を加速させたかどうかに関係なく、重力場は巨大なエネルギーを放出し続けているということが理解できます。

あらゆる物体は重力のエネルギーを無限遠点に向けて放出し、反射されて戻ってくることはありません。物体から放出される重力のエネルギーが何か他のものから換わったということは観測されていないし、物体の質量が減ったりもしません。

ということは「重力のエネルギーは無から生じている」ということが観測事実であると認めざるを得ません。

「無から有は生じない」と哲学者が言って法則として認められるのはアリストテレスの時代までのことです。


保存力場


1つの考え方として、地球重力場は保存力場であるから、その場からエネルギーを取り出せないというものがあります。

確かに高い場所に物体を持ち上げるにはエネルギーが必要で、元あった場所に落とされる場合は持ち上げたエネルギーに等しいエネルギーを取り出すことができるということは正しく、エネルギーは保存されています。

流体の複雑性を考慮しなければ同一の方向に吹く風の場に平板を持ち込んで風上に動かしたり、風下に流されたりした場合も同じようにエネルギーは保存されています。

このように渦のない場は保存力場と呼ばれています。

保存力場からエネルギーが取り出せないとすると風の場からもエネルギーを取り出せないことになりますが、風の保存力場からエネルギーを取り出す方法は誰でも知っています。

単に風車を設置すればいいだけです。風車は渦が無かった場から回転力という渦がある場に変換しエネルギーを取り出しています。風車は保存力場から非保存力場への変換装置であると考えることができます。

風車が非保存力場に変換しエネルギーを取り出したなら、保存力場からエネルギーが取り出されたわけではないとも考えられますが、保存力場を非保存力場に変換しエネルギーを取り出したということは結局のところ保存力場からエネルギーを取り出したということです。

この風車のようなうまい仕掛けが重力場にもあれば重力場からエネルギーを取り出せることになります。

このような装置は存在するのでしょうか。徐々に核心に迫ってきました。


コマの運動


コマの回転軸を水平にするとコマ全体は下図のように運動します。



[ムービー WMV 3,563KB] [ムービー MPEG 9,582KB]

どうしてこのように運動するのでしょうか。その理由は現代物理学においても謎の1つだと思われますが、事実、そのように運動します。これは誰でも簡単に実験によって確かめることができます。

エレベータが上昇すると床に押し付けられる感じを受け、反対に下降すると浮き上がるような感じを受けます。エレベータ内部に加速度計を設置すればGは一定ではなく変化します。エレベータ内部の局所的な場の重力は変化します。

コマは下降しているエレベータと上昇しているエレベータを同時に行っているようなもので、下降している側と上昇している側では局所的な重力状態が異なっています。下降している側の重力が小さくなり、上昇している側の重力が大きくなるので重力が大きい方に運動すると考えるのは合理的な理由だと考えられます。

野球のカーブボールは飛行機が飛ぶのと同じ理由により下図のように曲がりますが、


類似の現象として地球重力場とコマによる回転重力場の合成でコマは下図のように運動するのでしょう。


本質的な理由はどうであれ、重要なことはコマの回転軸を外部からの重力の方向と直交させるとコマには力が働くという観測事実があるということです。

一方、コマの回転軸を地球重力の方向と平行にすればコマはその場で回っているだけで、上記のようなトルクは生じません。その際でも地球が発生する重力の量とコマが発生する回転重力場の量はコマの回転軸を地球重力の方向と垂直にした場合と変わりありません。 どちらの場合でも地球重力とコマの回転重力の相互作用は発生しており、コマ全体にトルクが生じた場合だけコマの回転エネルギーが減るということはありません。

既に述べたように風を発生させるに要したエネルギーは風の場内の物体を動かしたかには関係ないのですから。


重力場における風車


重力場における風車のようなうまい装置は見つかったのでしょうか、それはどのような装置なのでしょうか。

お気づきでしょうか、既にその装置についての説明は終わっています。それはコマそのものです。

コマの回転軸を重力と直交させるとコマ全体には回転力が働きます。重力の保存力場を渦ありの非保存力場に変換していることが観測されました。

これで重力場からエネルギーを取り出すことは可能になったのですが、コマの回転には回転抵抗がどうしても存在するため、やがてコマは回転を止めてしまい、永続的にエネルギーを取り出すことは出来ません。

たいへん長らくお待たせ致しました。回転抵抗に打ち勝って永続的にエネルギーを取り出せる重力発電機の具体的な構造について、次に説明します。


重力発電機の構造


簡単に言ってしまえば、コマ自身とコマ全体を回転させることにより、コマに遠心力をかけ、コマの回転重力と遠心力の相互作用によるコマ全体に生ずる重力効果のトルクの方向をコマ全体を回転させる方向に一致させ、コマ全体をモータにより回転させることにより、重力効果のトルクを増幅させ、モータの回転力を連鎖的に増幅させるというものです。




モータの回転数が小さければ、回転抵抗に負けてモータの動力を止めればやがてモータの回転は止まってしまいますが、モータの回転数が大きければ、回転抵抗に打ち勝つ重力効果のトルクを生じ、モータの動力を止めてもモータの回転は上昇を続けることになると考えられます。

モータの動力を止めても回転数が増加するような特殊な回転数が存在すると考えられ、とりあえず(核エネルギーのようでイメージが悪いですが)臨界点と呼んでいます。

この装置はよく知られた観測事実を組み合わせて構成されています。事実を組み合わせた結果も事実になるはずです。

以上が永久機関、重力発電機の構造です。


特許書類


特許書類についても掲載しておきます。

  • PDF
    特許 (56KB / 7ページ)



PDF
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おわりに


わかってしまえば非常に簡単なことでした。こんな簡単なことを思い付くのに私自身20年もの歳月を費やしてしまいました。それでも人類としては数百年かかったことになるんでしょうから、20年でもそれ程長くなかったのかも知れません。あるいは適切なタイミングが与えられたのかも知れません。

こんな研究をしていたからか生活のための仕事に追われていたからかはわかりませんが、資金が足りずに、この装置はまだ試作されていません。構造が単純なので試作するだけなら、それ程多くの資金は必要ないと思われます。

このままでは墓場までいっしょに持っていってしまうことにもなりかねません。

ライト兄弟の時代にも巨大な海運会社や飛行船会社は存在していましたが、彼らは細々とした研究を行っていました。大会社や政府は基本的に保守的なので援助はあまり期待できないでしょう。銀行からの融資など受けられようはずもございません。

それでも会社法を改正してくださり、政府には感謝しております。

皆様がこのような装置が世に出ることを望んでいないなら、一人善がりの正義感で強制しようとは思いません。

近く新株を公募発行しようと考えています。

皆様、投資という形で、純粋な煌めきを見るため、このプロジェクトへ参画していただけないでしょうか。皆様のお力添えをいただけないでしょうか。株主の皆様に配当できるよう努力する所存でございます。

自社で独自に試作してみたいという経営者やキーマンの方、提携をご検討願えないでしょうか。

学術関係の方、本来はあなた方がやるべきことです。人類文明へ貢献するために提携いたしましょう。

大口の出資と共に経営に参画なさりたいという方、歓迎いたします。

「株などいらぬ孫のために寄付してやる」という方、ありがとうございます。

砂漠地帯の産油国の方、私を亡き者にしようと画策しないでください。石油はいずれ枯渇します。海水を淡水化し砂漠を豊かな緑地にすることで、この装置は貢献できるものと思います。

原子力関係者の方、原子力はやはり危険なものですし、核廃棄物は地球を汚します。原子力発電のための莫大な研究費と設備費が無駄になるとしても、それは仕方がないことです。むしろ、その莫大な資金と設備と人材の極一部を重力発電の研究に振り向けていただけないでしょうか。

教育に洗脳されているのは私自身も例外ではありません。理論的に正しく、不可能である理由も見つけられないのですが、信じられないという感じを受けてしまいます。やはり実証実験によって証明することは学術的、歴史的にも価値があるでしょう。世界で最初に永久機関を作った人になれる可能性はまだ誰にも残されています。

このような装置は実証したとしても理論的な裏付けがないと結局信じられないようなことになります。その点においては、理論的に可能であることを述べることは重要だったのではないでしょうか。

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

平成18年6月7日 代表取締役 都田 隆



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