わかってしまえば非常に簡単なことでした。こんな簡単なことを思い付くのに私自身20年もの歳月を費やしてしまいました。それでも人類としては数百年かかったことになるんでしょうから、20年でもそれ程長くなかったのかも知れません。あるいは適切なタイミングが与えられたのかも知れません。
こんな研究をしていたからか生活のための仕事に追われていたからかはわかりませんが、資金が足りずに、この装置はまだ試作されていません。構造が単純なので試作するだけなら、それ程多くの資金は必要ないと思われます。
このままでは墓場までいっしょに持っていってしまうことにもなりかねません。
ライト兄弟の時代にも巨大な海運会社や飛行船会社は存在していましたが、彼らは細々とした研究を行っていました。大会社や政府は基本的に保守的なので援助はあまり期待できないでしょう。銀行からの融資など受けられようはずもございません。
それでも会社法を改正してくださり、政府には感謝しております。
皆様がこのような装置が世に出ることを望んでいないなら、一人善がりの正義感で強制しようとは思いません。
近く新株を公募発行しようと考えています。
皆様、投資という形で、純粋な煌めきを見るため、このプロジェクトへ参画していただけないでしょうか。皆様のお力添えをいただけないでしょうか。株主の皆様に配当できるよう努力する所存でございます。
自社で独自に試作してみたいという経営者やキーマンの方、提携をご検討願えないでしょうか。
学術関係の方、本来はあなた方がやるべきことです。人類文明へ貢献するために提携いたしましょう。
大口の出資と共に経営に参画なさりたいという方、歓迎いたします。
「株などいらぬ孫のために寄付してやる」という方、ありがとうございます。
砂漠地帯の産油国の方、私を亡き者にしようと画策しないでください。石油はいずれ枯渇します。海水を淡水化し砂漠を豊かな緑地にすることで、この装置は貢献できるものと思います。
原子力関係者の方、原子力はやはり危険なものですし、核廃棄物は地球を汚します。原子力発電のための莫大な研究費と設備費が無駄になるとしても、それは仕方がないことです。むしろ、その莫大な資金と設備と人材の極一部を重力発電の研究に振り向けていただけないでしょうか。
教育に洗脳されているのは私自身も例外ではありません。理論的に正しく、不可能である理由も見つけられないのですが、信じられないという感じを受けてしまいます。やはり実証実験によって証明することは学術的、歴史的にも価値があるでしょう。世界で最初に永久機関を作った人になれる可能性はまだ誰にも残されています。
このような装置は実証したとしても理論的な裏付けがないと結局信じられないようなことになります。その点においては、理論的に可能であることを述べることは重要だったのではないでしょうか。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
平成18年6月7日 代表取締役 都田 隆