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	京都・店の「のれん」切って逮捕
	船場吉兆に業務改善指示　本社での偽装も発覚
	妊婦搬送問題　奈良県の調査委が「最終報告書」
	ＮＯＶＡが再雇用について説明会　管理職対象に
	大江健三郎氏が法廷へ　沖縄「集団自決」記載の書籍めぐり
	「大弁」も事務所に解雇指導　逮捕の元弁護士
	冬の訪れ　「ヤッコ草」
	自民府議団が太田知事に公開質問状
	非正規雇用者の労働相談
	大阪市消防が合同訓練
	ボジョレ・ヌーボー　関空に到着
	キャリアカー扉で腕切断事故判決

最終更新日時：2007年11月9日 19:58

京都・店の「のれん」切って逮捕

防犯ビデオが犯行の一部始終をとらえる

京都市の鉄板焼店の暖簾をハサミで切り裂いたとして、店の裏に住む７５歳の女が逮捕されました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは、京都市上京区の無職・引口タヅ子容疑者（７５）です。調べによりますと、引口容疑者は今月２日、自宅の裏にある鉄板焼店の暖簾（５万円相当）をハサミで切り裂いた疑いが持たれています。この店ではことし５月と６月、何者かに暖簾を切り裂かれたため、防犯ビデオを設置していました。店はことし１月にオープンしましたが、引口容疑者は工事や、店から出る煙などを巡って苦情を言っていたということです。被害にあった店の人は「迷惑かけるつもりはないので想像もしていなかった。引口容疑者が警察署から出てきた時がとても怖い」と話しています。ビデオの映像が決め手となって逮捕された引口容疑者ですが、取調べに対し「そんな子供じみたことはしません」と容疑を否認しています。

( 2007/11/09 19:43 更新)

船場吉兆に業務改善指示　本社での偽装も発覚

業務改善指示を受け、取材に答える「船場吉兆」の湯木喜久郎取締役

福岡市のデパートで消費期限切れの商品を販売していた大阪の「船場吉兆」に対し、農林水産省が業務改善指示を出しました。その中で、大阪の本社でも牛肉の産地を偽装していたことが新たに分かりました。
農林水産省は９日、消費期限の表示を偽装して販売したとされる船場吉兆に対し、すべての商品の品質表示を点検するよう業務改善指示を出しました。船場吉兆は先月、福岡市中央区のデパートで消費期限のシールを貼り替え、最大で２ヵ月近く期限が切れた菓子を販売していたことが分かっています。さらに、偽装発覚後に農水省が調べたところ、大阪の本社でも、佐賀県産や鹿児島県産の牛肉を「但馬牛」と表示したり、ブロイラーを「地鶏」と表示して販売していたことが新たに分かりました。船場吉兆の湯木喜久郎取締役は「お詫びをしてもしきれない」「組織的な関与はなかったと聞いております」と話しました。

( 2007/11/09 19:41 更新)

妊婦搬送問題　奈良県の調査委が「最終報告書」

荒井正吾・奈良県知事

ことし８月に、奈良県のかかりつけ医のいなかった妊婦が搬送中に死産した問題で、県は救急搬送システムなどを新たに構築する調査委員会の最終報告書を、発表しました。
奈良県では救急搬送などのシステムを新たに構築するため、県の職員や病院関係者・有識者などで調査委員会を開いてきました。９日に開かれた最終の委員会で奈良県の荒井正吾知事は、妊婦の救急搬送する際に「コーディネーター」を置くことを発表しました。コーディネーターの役割は、病院や救急隊から入院治療などが必要な高次の医療機関へ患者の搬送依頼を受け、受け入れ先の病院を見つけるものです。コーディネーターには患者の症状を説明する際に専門用語が必要なため、医師の対応が望ましいとされていますが、今のところ医師からの応募はないということです。また、休日の夜間に病院の医師が不在になるのを補うため、地元の開業医が初期的な救急医療を行う一次救急体制を確保する「在宅当番医制」を実施します。さらに、妊婦が病院に行きやすくなるよう、来年度から非課税世帯に限り、初診の診療費用を県と自治体で折半する方向で調整しています。奈良県の荒井知事は「この報告書に書かれたことは、県としては全部できるように努めていきたい。関係者にもお願いしていきたい」と話しました。また荒井知事は、県立病院で働く医師の処遇を改善する具体策を今年度中に検討したいとしています。

( 2007/11/09 19:57 更新)

ＮＯＶＡが再雇用について説明会　管理職対象に

猿橋氏を解任したアンデルス・ルンドクヴィスト氏も姿を見せた

名古屋の企業への事業譲渡が決まった英会話スクール・ＮＯＶＡで、管理職を対象に、保全管理人や支援企業による再雇用についての説明会が開かれました。
説明会は、９日午後０時半から東京と大阪の２会場をテレビ電話で結んで行われ、管理職ら約２１０人が出席しました。ＮＯＶＡをめぐっては、今月６日、３つの事業が名古屋の「ジー・コミュニケーション」の子会社に譲渡されることが決まっていて、約４９００人の従業員は面接のうえ、原則として全員が再雇用されることになっています。９日の説明会には、猿橋望前社長を解任した役員のひとり、アンデルス・ルンドクヴィスト代表取締役も出席しました。ジー社側からは「雇用条件がこれまでを下回ることはなく、グループ傘下の別の企業で働くこともない」といった説明がありました。東京での説明会会場に姿を見せたジー・コミュニケーションの稲吉正樹・会長兼社長は「きっといい企業として再生できると信じている」と自信をのぞかせています。また、ジー社は、来週中にグループ傘下の「ＥＣ英会話」の名古屋駅前校と川崎校の２教室をＮＯＶＡに切り替え授業を再開し、１１月中に３０教室体制にする方針です。説明会は、講師や社員を対象に１０日も開かれます。

( 2007/11/09 19:53 更新)

大江健三郎氏が法廷へ　沖縄「集団自決」記載の書籍めぐり

入庁する大江健三郎氏（大阪地裁）

ノーベル賞作家・大江健三郎さんの著作に「太平洋戦争末期沖縄の住民に『集団自決』を命じたと記され、名誉を傷つけられた」として、当時の陸軍少佐らが大江さんを訴えた裁判で、９日、大江さんに対する尋問が行なわれました。
大江さんが３７年前に書いた「沖縄ノート」には、１９４５年３月、沖縄の慶良間列島で、アメリカ軍の上陸を目前に住民たちが敢行した悲惨な集団自決について書かれています。裁判では「沖縄住民に集団自決を強制したと記憶される男」などの記述で自分が集団自決を強制したとされ、名誉を傷つけられたとして、当時の島の守備隊長や遺族が出版の差止めなどを求めて大江さんを訴えています。この裁判を１つのきっかけに、高校の教科書検定で軍の強制についての記述が修正されて論争を呼び、法廷の行方に大きな注目が集まっています。９日はまず、原告の元少佐・梅澤裕さん（９０）が、「当時住民から自決するために手榴弾などを渡すよう求められたが、自分は『死んではいけない』と言い、それを断った」として、軍による強制を強く否定しました。一方の大江さんも証言台に立ち、「『沖縄ノート』は梅澤さんたちを名指しはしておらず、それは個人ではなく、日本軍のタテの構造によって集団自決が住民たちに押し付けられたからだ」と主張しました。尋問後の会見で原告は「あの本はあきらかに個人攻撃をやっていて、絶対受け入れられない」「大江さんは自分の書いた本の弁護ばかりしていた」と語りました。悲惨な戦争の中で起きた悲惨なできごと。その真相をめぐる裁判は来年春にも判決を迎えます。

( 2007/11/09 19:48 更新)

「大弁」も事務所に解雇指導　逮捕の元弁護士

送検される元弁護士の福德富男容疑者

弁護士登録を抹消された男が弁護士業務を行ったとして逮捕された事件で、男が勤務していた法律事務所が、大阪弁護士会から男を解雇するよう指導を受けていたことがわかりました。弁護士法違反の疑いで逮捕された福德富男容疑者（６９）は２００４年、大阪市中央区の法律事務所で弁護士資格がないのに、多重債務者の債務整理など弁護士業務を行った疑いがもたれています。大阪弁護士会は、福德容疑者がこうした違法行為をしていることを調査で把握し、今年夏ごろから数回、事務所に対し、福德容疑者を解雇するよう指導していたことが新たにわかりました。また事務所もことし１月には、福德容疑者の違法行為を把握していたとしていますが、今月１日まで解雇していませんでした。大阪府警は、事務所が違法行為を知りながら雇用を続けた疑いもあるとみて調べています。

( 2007/11/09 14:25 更新)

冬の訪れ　「ヤッコ草」

両手を広げた「奴さん」に似ていることから、「ヤッコ草」といわれる

徳島県海陽町では、県の天然記念物ヤッコ草が土から顔を出し、冬の訪れを告げています。ヤッコ草はシイの木の根に寄生する熱帯性の植物で、徳島県の妙見山が世界で最も北に位置する生息地といわれています。成長すると、両手を広げた「奴さん」に似ていることから、ヤッコ草と呼ばれています。現在は体長が１センチから１．５センチ程で、木洩れ日に乳白色の芽を輝かせています。地元の人の話では、今年の夏の暑さが影響してか、成長が例年より一週間ほど遅れているそうですが、１０日から今月２０日ごろには、より「奴さん」らしい姿が見られるということです。

( 2007/11/09 14:25 更新)

自民府議団が太田知事に公開質問状

１１月１４日までに文書での回答を求めている

大阪府の太田房江知事が、母親の東京の自宅などを政治団体の事務所として届けていたことについて、自民党府議団は８日、領収書などを求め、公開質問状を提出しました。太田府知事の政治団体「太田房江を支える東京の会」は、ことし８月まで母親や甥の自宅を主たる事務所として届け、毎月５万円を事務所費として計上していました。太田知事は「あくまで業務委託の範囲で、問題はない」としていますが、実際に事務所としての実態があったかどうかは、不透明なままです。こうした中、自民党の大阪府議団は今月７日の定例会見でも、知事自らの説明を求めていましたが、十分な説明がなかったため、賃貸料の領収書や契約書など客観的な証拠を提出するよう８日、公開質問状を出しました。府議団は府民が納得できる回答を、今月１４日までに文書で提出するよう求めています。

( 2007/11/09 12:33 更新)

非正規雇用者の労働相談

「一人で悩まないで相談してもらえれば、方向性を見いだせる」と主催者側

パートや派遣労働者などの厳しい労働条件での雇用が社会問題となるなか、非正規雇用者のための電話相談が行われています。この労働相談は、パートや派遣など労働組合に加入できない人の相談に乗ろうと、労働組合のネットワークが開いたものです。３年前、法律が改正されたことに伴い派遣会社が増加し、非正規雇用の問題が増えています。実際は派遣の働き方をしているのに、請負契約を装う「偽装請負」も増加し、昨年度、大阪労働局が偽装請負で是正指導をした企業は、前年度の７倍以上ものぼっています。ユニオンひごろの中村研さんは「偽装請負だと、雇用が安定しないほか、正社員と同じ仕事をしているのに給料がぜんぜん違うという問題がある。一人で悩まないで相談してもらえば、なんらかの方向性が見えると思う」と話していました。この相談は１０日まで受け付けています。＜相談電話番号＞０６－６９４２－０２１９（大阪）０７５－６９１－６１９１（京都）

( 2007/11/09 12:29 更新)

大阪市消防が合同訓練

「震度６」の直下型地震が発生したという想定で訓練

直下型地震が起きたという想定で、大阪府下の消防隊員が連携して救助活動にあたる大掛かりな合同訓練が大阪市内で行われました。大阪市消防局では阪神大震災での教訓を踏まえて、他の自治体の消防隊との連携を高めるために毎年、合同訓練を行っています。訓練は神戸市で震度６の大地震が発生し、阪神高速道路で多重交通事故が起きたため、多数の負傷者が出たという想定で行われました。国は阪神大震災をきっかけに大規模な災害が起きた際、全国の消防隊が連携して救助にあたる「緊急消防援助隊」を設置しています。９日の訓練には、出動要請を受けた大阪府下の緊急消防援助隊など約４６０人が参加し、車の扉をこじ開けて人を救出するなど、本番さながらに取り組みました。

( 2007/11/09 12:22 更新)

ボジョレ・ヌーボー　関空に到着

原油高で、今年の輸入量は去年に比べ２割減りそう

来週、解禁されるボジョレ・ヌーボーが関西空港に到着し、９日朝、通関検査が行なわれました。ボジョレ・ヌーボーを乗せた飛行機はパリから９日朝、関西空港に到着しました。ボジョレ・ヌーボーは、フランスのボジョレ地方で今年収穫されたブドウで作るワインの新酒で、毎年１１月の第３木曜日が解禁日と決められています。ことしのボジョレ・ヌーボーは、産地が冷夏だったためブドウの収穫量は減りましたが、香りが良く、エレガントな味わいに仕上がっているということです。価格は去年よりやや高い２５００円から３０００円ほどになる見通しですが、原油高による航空運賃の高騰などの影響で、輸入量は去年より２割程度減りそうだということです。ボジョレ・ヌーボーは今月１５日午前０時に解禁されます。

( 2007/11/09 12:34 更新)

キャリアカー扉で腕切断事故判決

奈良県大和郡山市で走行中のキャリアカーの扉が開き、通行中の女性が腕を切断された事故で、奈良地方裁判所は、運転手の男に対し、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。この事故はことし７月、奈良県大和郡山市の国道で走行中のキャリアカーの荷台の扉が開き、自転車ですれ違った６３歳の女性を直撃したものです。女性は左腕を切断する大けがをしました。キャリアカーを運転していた中古車販売会社社員の東明生被告(２６)は自動車運転過失傷害などの罪に問われています。きのうの判決で、奈良地裁の松井修裁判長は、「扉を銅線１本で固定しただけで、安全に対する配慮を欠き、軽率かつ無責任できわめて危険だった」と指摘しました。その上で、東被告に対し、懲役２年６ヶ月、執行猶予５年の有罪判決を言い渡しました。

( 2007/11/09 6:17: 更新)

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