玄倉川の岸辺
悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです
あるブログの終焉
ネット・ブログ論 / 2007年11月09日
ネットの片隅での小事件。

はてなブックマーク - ある個人史の終焉 - after game over

heartbreaking. 「子供が産まれて感動した」「おめでとう!」…がどんだけの男女を無気力にさせているか少しは考えろ
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「自分の痛み」を「みんなの痛み」に置き換えて罵倒しても「自分の痛み」は消せやしないよ - NC-15



発端となった「ある個人史の終焉」を含めて「after game over」の記事は削除されている。「はてなブックマーク」のコメントや関係記事からどんなものだったか想像してもらうほかない。

「ある個人史の終焉」について特に感想はない。
どうしても何か言えといわれれば「おめでとうございます、お子さんと奥さんを幸せにしてあげてください」くらいか。文章を書いたご本人、つまりidiotape氏について特に幸せは願わない。私はこの手の村上春樹もどきの小綺麗な文章が嫌いなのである。「名文だ」「感動した」と涙を流さんばかりの読者の反応には異様なものを感じた。「鏡の法則」とそれに感動する人たちを思い出した。
みんなそんなに「いい話」が好きなのか?どれだけ甘いものに飢えてるんだ?本当はカロリー過剰で糖尿病気味じゃないのか?

「heartbreaking. 「子供が産まれて感動した」「おめでとう!」…がどんだけの男女を無気力にさせているか少しは考えろ」についてはいろいろ思うところもあるけれどうまく書けない。私は hashigotan には幸せになってほしいと願う。muffdivingさんがぶっきらぼうだけど温かい言葉を書いてくれている。

hashigotanの悲鳴(批判と呼ぶには悲痛すぎる)を聞かされた後のidiotape氏の対処は見事だった。あるいはたいへん醜悪だった。
どちらの見方をとるかはその人の性格による。私は言うまでもなく後者である。
小沢一郎じゃあるまいし、「消します」「みなさんが惜しんでくれたから戻しました」「でも本当は悩んでます」そして結局はブログ削除というのはどうなのか。ブログを書くのも消すのも本人の勝手だが、正直言って呆れた。どれだけ自意識過剰なのか、「誠実で傷つきやすい自分」を演じるのが好きなのか。私はこういう人は信用しない。

文章がとんでもなく上手で、「誠実」な「いい人」の俗物がネットから消えて私はせいせいしている。
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