2007年11月9日 17時23分更新
中学や高校の教科書にも掲載されている、鎌倉時代当時の湯梨浜町にあった荘園の絵図「東郷荘絵図」がデジタル画像になって、地元の人たちに公開されました。
「東郷荘絵図」は、今から750年ほど前の鎌倉時代に描かれ、荘園領主の神社と地頭との間で支配領域を分けた「下地中分」と呼ばれる状況がはっきりと示され、高校の日本史の教科書などにも掲載されています。
8日、湯梨浜町のハワイアロハホールで、この絵図のデジタル画像が公開されました。
デジタル画像を開発したのは、東京大学史料編纂所です。
絵図をクリックしてその場所を拡大したり、現在の姿を写した写真を見ることもできます。
会場には、およそ250人が訪れ、研究者の説明を聞きながら、絵図に描かれた鎌倉時代の湯梨浜町の姿に見入っていました。
東大史料編纂所では、デジタル画像が入ったDVDを地元の高校や中学の授業などで役立ててもらいたいとしています。