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【社会】

船場吉兆本店も偽装 ブロイラーを「地鶏」

2007年11月9日 17時54分

 牛肉の産地を偽装していたことが分かった船場吉兆本店=9日午後、大阪市中央区

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 高級料亭吉兆グループの船場吉兆(大阪市)が消費期限や賞味期限のラベルを張り替えていた問題で、大阪市中央区の本店でも九州産の牛肉を「但馬牛」とするなど産地や原材料を偽装していたことが9日、農林水産省の調べで分かった。

 農水省は同日、日本農林規格(JAS)法に基づき、食品の品質を適正に表示するよう船場吉兆に指示した。

 農水省によると、本店で販売した「但馬牛こがねみそ漬け」に佐賀県産や鹿児島県産の牛肉を使っていたほか、本店と心斎橋店(大阪市)、天神店(福岡市)で販売した「地鶏こがねみそ漬け」にはブロイラーを原材料に使用していた。

 船場吉兆は農水省に、「但馬牛」と表示した理由を「同等品質なので問題ないと思った」と釈明。ブロイラーについては「地鶏だと思って購入した」と話しているという。

(共同)
 

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