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あたしは、ずっと前から、「民主党なんて所詮は自民党の1派閥にしかすぎない」って言い続けて来たけど、その民主党と自民党による「党内爆笑茶番劇」も、小沢一郎がビンボークジを引かされて、ようやく終幕を迎えた。それで、この茶番劇と、この茶番劇に振り回されてる人たちのことを笑いながら見せてもらってたあたしとしては、総括‥‥なんて立派なものじゃなくて、小学生の読書感想文程度のことをチョロっと書いてみようと思う。ま、ヒトコトで言えば、「それにしても自民党って、どこまで国民をバカにすれば気が済むんだろう?」ってことなワケだけど、もう、いいかげんにして欲しいよね。
で、この国の国民のためじゃなくて、この国の一部の権力者や一部の大企業のためだけに傲慢な独裁政治を続けて来た自民党は、あまりにも無能なアベシンゾーなんていう大バカを担ぎ上げたことによって、多くの国民からソッポを向かれちゃって、夏の参院選で歴史的大敗をした。この選挙において、アベシンゾーは、「私と小沢さんのどちらを選ぶか」って連呼してたんだから、普通の感覚なら、この国民の総意を受けて辞任するのが当然なのに、何をトチ狂ったのか、選挙の結果が出る前に「続投」を表明しちゃった。これには、自民党を支持してた有権者からも、「怒り」より「呆れ」に近い声が噴出して、まさに、「KYもここに極まれり」って感じ裸の王様が誕生しちゃった。
だけど、あの時、あたしも呆れ果ててボロクソに書いちゃったし、全国のほとんどの人たちも呆れ返ったと思うけど、アベシンゾー自身も、ホントは続投なんかしたくなかったんだってね。体調は最悪だし、気力も失せちゃったし、生まれてこのかた何ひとつ自分の力で成し遂げたことのなかったオボッチャマは、もう、トットと辞めたかったんだよね。だけど、投票日の前日に、森喜朗から、「どんなに議席が減っても続投しろ。大敗しそうな場合には投票結果が出る前に続投を表明しろ」って指示されてたんだってね。だから、アベシンゾーは、もうイヤでイヤで仕方ないのに、もう総理のイスなんかホッポリ出したかったのに、自分の派閥のトップからの絶対的な命令には逆らえなかったから、あんなウツロな目をして、心にも無い続投表明をさせられた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、今回の民主党と自民党による「党内爆笑茶番劇」について書くのに、何で夏の参院選にまでさかのぼんなくちゃなんないのかって言えば、今回の「大連立」っていう国民をバカにしまくった三文芝居は、すでにこの時から始まってたからだ。で、ボロボロのアベシンゾーに早々と続投を命じた森喜朗は、誰から命令されてたのかって言えば、今回の茶番劇のシナリオを書いたナベツネだ。ようするに、民主党に政権を取られたら困るのは、経団連に名を連ねる売国企業のトップたちをはじめとした、今まで、自民党との癒着によってオイシイ思いをして来た守銭奴どもで、その守銭奴どもと自民党の売国奴どもとの橋渡し役が、国売(くにうり)グループ‥‥じゃなくて、読売グループのナべツネだってワケだ。
たとえば、ライブドアのイノシシ被告が、まだ絶頂期にあって、「世の中に金で買えないものはない!」って豪語してた時、調子に乗って広島カープを買収しようとしてたけど、あの時、イノシシ被告がうまく取り入って、自分のことを「弟」だとまで言わせた自民党の武部ブタに、ナベツネへの口利きを頼んだんだよね。そして、武部ブタは、二つ返事でナベツネに電話して、「ライブドアの堀江君に広島カープを売るように、渡辺さんから根回しをして欲しい」って頼んだんだよね。政治家が、その権力や人脈を使って、一企業や一個人の利益のために根回しするってのは、普通に考えたら絶対に許されないことだけど、現実には日常的に行なわれてる。特に、自民党の場合は、「癒着企業に便宜を図るための政党」なんだから、次から次へと不正が発覚しても、政府総出で擁護してもらえるアパを見れば分かるように、
だから、その点については、ここでは掘り下げないし、「広島カープを買収したいのに、何で読売ジャイアンツのナベツネに頼むのか」ってことにも触れない。そんなことじゃなくて、あたしが指摘したいのは、自民党とナベツネとの、このツーカーの仲についてだ。当時の武部ブタは自民党の幹事長だったけど、仮にも政権与党の幹事長が、自分と家族ぐるみの付き合いをしてた一個人から頼まれたからって、球界で大きな力を持ってるナベツネにホイホイと電話を掛けて根回ししてただなんて、これこそが癒着の構図の氷山の一角だろう。だって、今までに、自民党が、ナベツネや読売グループに対してヨホドの便宜を図ってなかったら、こんなふざけたお願いなんて、幹事長クラスが簡単にはできないからだ。
‥‥そんなワケで、いつまでも自民党の独裁が続いて、自分たちがオイシイ思いをし続けたいナベツネは、自民党の大敗が濃厚になった参院選の最中に、森喜朗を呼びつけて、「今後の方針」について相談した。ナベツネとしては、早期に「大増税」してもらいたいワケで、これは、自分たち、ひと握りの者たちだけが、今まで通りオイシイ思いをし続けてくために、絶対に必要なことだからだ。自民党は、今までも、低所得者から搾取する税金は引き上げ続けて来た反面、大企業の税金は優遇し続けて来た。だけど、それでも、あまりにも好き放題に使いまくって来たために、もう足りなくなっちゃったのだ。だから、ナベツネは、何が何でも「大増税」してもらいたいってワケだ。
それで、ナベツネは、「大敗したらアベ君に責任を取って辞任してもらい、すぐに新しい総裁を選出する」っていう森に対して、「それじゃあ新しい内閣も長持ちしない。それよりも、できるところまでアベ君に続投させて、その間に、党首会談で民主党に連立を呼びかけさせろ」ってことになったのだ。つまり、今回の「大連立構想」は、すべてナベツネが書いたシナリオであり、その理由は、「大増税の法案を通すための足場作り」ってことだったのだ。
ナベツネは、自民党大敗後の8月16日、「国売新聞」の社説に、自ら、この「大連立構想」を発表して、その5日後の8月21日には、民主党の幹事長、鳩山由紀夫を呼び出して、大連立の話を持ちかけた。ナベツネとしては、いつまでも野党の中でパッとしない鳩山由紀夫に、「連立したら大臣のイスをやる」って言えば、ホイホイと乗って来るって思ったからだ。だって、鳩山由紀夫の弟の鳩山邦夫は、アルカイダだのペンタゴンだのってワケの分かんないことばっか言ってる異常者なのに、それでも、自民党の議員だってだけの理由で、平然と法務大臣をやってるんからだ。だから、ここで大臣にしてやるって言えば、弟にコンプレックスを感じてる鳩山由紀夫は、すぐに乗って来るって思ったんだろう。そして、ワナにはまった鳩山由紀夫を利用して、小沢一郎を説得してもらう、つまり、小沢一郎の足元から崩して行こうって作戦だった。
だけど、鳩山由紀夫は、意外にもこの話を蹴っ飛ばした。ナベツネにしてみれば、アパとも癒着してる鳩山由紀夫だから、このくらいのエサで簡単に釣れると思ったんだろうけど、鳩山由紀夫は、参院選での大勝利で、「少しは国民のためにがんばらなくちゃ!」って気持ちが芽生えてたのかもしんない。それで、ナベツネは、こうなったら小沢一郎に直接持ちかけるしかないってことになって、今度は、自分の飼い犬の森喜朗と、ボケ始めてる中曽根を使って、8月の終わりに、小沢一郎を呼びつけたのだ。いくら野党第一党の党首、小沢一郎と言えども、総理大臣経験者が2人もいる場に呼びつけられたら、断わるワケには行かなくて、シブシブと出かけて行った。そして、そこで、森と中曽根とナベツネに囲まれた小沢一郎は、「このままでは法案1本通らない」「国民のことを考えたら、ここは一時的にでも連立するしかない」って、小沢一郎の人情に訴えるコソクな洗脳儀式を受けさせられたのだ。だけど、小沢一郎は、あのキャラだから、ハッキリとは返事をしないで、ウヤムヤにして帰って来た。
もちろん、この「大連立」の話は、先にアベシンゾーのほうに伝えられてた。アベシンゾーは、ナベツネから、「とにかく小沢に党首会談を持ちかけて、そこで大連立に合意させろ。それが、お前のような能無しを今まで生かしておいてやった理由なんだからな。それができなかったら、もうお前には用はないから、トットと辞任しろ」って言われてたんだろうね、このセリフはあたしの想像だけど(笑) でも、こう考えれば、アベシンゾーが「小沢さんが党首会談に応じてくれないから」なんて理由で政権をホッポリ投げちゃったことにも合点できるよね。
だから、アベシンゾーが辞任会見で繰り返してた「テロとの戦い」なんてのは、国民の目を「大増税への流れ」に気づかせないための幼稚なゴマカシだったってことだ。ホントのとこは、ナベツネから命令された「大連立で大増税」ってシナリオを遂行できなかったために、もう、用済みになったってだけのことなのだ。そして、自分のふがいなさで自民党の議席を大幅に減らしちゃったアベシンゾーは、この、ナベツネからの指令をまっとうするしか生き残る道はなかったのに、それができなかったために、自ら身を引いたってワケだ。ま、イヤイヤ続投させられてたんだから、結果的には良かったワケだけど。
そして、アベシンゾーからの党首会談の呼びかけを「正式な申し出はなかった」として突っぱねた小沢一郎にしても、この直前に、ナベツネから呼びつけられて「大連立」の話を聞かされてたんだから、この党首会談に応じるってことが、「大連立に合意する意思がある」って意味だってことも分かってた。だからこそ、ホントはちゃんと連絡があったのに、「正式な申し出はなかった」って言ってトボケたんだと思うけど。どっちにしても、あの時、アベシンゾーと党首会談しちゃったら、その密室でアベシンゾーのオチョボグチから飛び出すのは、「テロ特措法」の話でも「年金問題」の話でもなくて、「大連立」の話だったってワケだから、トボケちゃって正解だったってことだ。
‥‥そんなワケで、こんな簡単なガキの使いもできなくて、用済みになっちゃったアベシンゾーに代わって、今度は、森喜朗の指示で福田のバカが総理大臣になったけど、ナベツネの「大連立で大増税」ってシナリオは、そのまま引き継がれた。そして、今回の民主党と自民党による「党内爆笑茶番劇」へと流れて来たワケだけど、ここで、今回のナベツネが書いた三文芝居のストーリーを分かりやすくするために、大マカなコトガラを時系列であげてみる。
7月中旬、ナベツネが森喜朗を呼びつけて、自民党が大敗した場合の「アベ続投」と「大増税のための大連立」を指示する。
7月29日、参院選で自民党が惨敗するも、ナベツネの命令通りに、アベシンゾーは続投を表明する。
8月16日、ナベツネが「読売新聞」の社説に、自分で書いた「大連立構想」を発表する。
8月21日、ナベツネが民主党の鳩山由紀夫幹事長を呼びつけて「大連立」を提案するも、拒否される。
8月末、ナベツネが森と中曽根を使って小沢一郎を呼びつけて「大連立」を提案する。
9月12日、ナベツネの命令によって、アベシンゾーが小沢一郎に党首会談を申し込むも、無視されたことによってアベは用済みとなり、辞任する。
9月25日、最初は麻生太郎に決まっていたのに、ナベツネの指示によって「何でも言いなりに動く」という理由で福田康夫が総裁に就任する。
10月30日、ナベツネの命令で、森喜朗が小沢一郎を呼び出して、「福田との党首会談で大連立の話を飲むように」と念を押される。
11月3日、福田から党首会談の要請を受けた小沢一郎が、密室で「大連立」を提案するも、小沢は即答を避け提案を持ち帰る。
‥‥そんなワケで、ここまでは、すべてナベツネの書いたシナリオ通りにコトが進んでたんだけど、民主党の大反対によって、いくら断われないような権力者からの命令だったとは言え、立場のなくなっちゃった小沢一郎は、「真実は何も語らずに自分が身を引く」ってことで、この騒ぎの責任を取ろうとした。だけど、自分の企てた「大増税」へのモクロミがパーになっちゃって激怒したナベツネが、あろうことか、「読売新聞」を使って、「大連立の話は小沢のほうから持ちかけた」だの何だのって、事実無根のデマ記事を連発させたのだ。それで、人のいい小沢一郎も、「ふざけんな!このクソジジイ!」ってことになって、ホントのことをしゃべり始めたってワケだ。つまり、今回の茶番劇は、ナベツネっていう、たった1人の強欲ジジイの書いたシナリオに与党と野党が振り回されてたってことで、あたし的には、今すぐに、ナベツネを国会で証人喚問して欲しいと思う今日この頃なのだ。
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今年の夏はヤタラと暑くて、連日の熱帯夜にも苦しまされたけど、それだけじゃなくて、9月になってもずっと真夏日が続いてて、「いったい、いつになったら夏が終わるんだろう?」って感じだった。ニポンでは、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」って言われてる。これは、冬の寒さを引きずってた春も、春のお彼岸、つまり、3月21日ころの「春分の日」を過ぎれば暖かくなって来るし、夏の暑さを引きずってた秋も、秋のお彼岸、つまり、9月23日ころの「秋分の日」を過ぎれば涼しくなって来るってことだ。で、どんなに残暑が厳しい年でも、たいていは、この「暑さ寒さも彼岸まで」って言葉の通りに、9月の下旬には過ごしやすくなってたんだけど、今年は、9月の下旬どころか、10月になってもなかなか涼しくならなくて、暦の上では晩秋に入っても、まだ半袖で過ごせる日が続いてた。
10月の下旬になって、ようやく朝晩には肌寒さを感じるようになって来たけど、それでも昼間は、ブラウスの上に七分袖のカーデを羽織るくらいで外を歩けたし、11月に入った今でも、とてもコートを羽織るような気温じゃない。だから、温泉が大好きなあたしが、毎年、この時季の楽しみにしてる「妄想温泉」も、なかなか楽しむことができなかった。「妄想温泉」てのは、実際には温泉に行けないあたしのヒソカな楽しみで、簡単に言えば、お風呂に温泉の素を入れるってだけのことなんだけど、これにも、ちゃんとした手順があるのだ。
まず、テレビ東京で、「いい旅・夢気分」だとか「土曜スペシャル・紅葉の名旅館」だとかを放送する日を選んで、その放送時間に合わせて、すべての準備を始める。お風呂にお湯をためて、その時の放送内容に合わせた温泉の素を入れて、お酒とオツマミの用意をしてから、放送が始まるまでお湯に浸かる。そして、ゆっくりと温まったら、お酒を飲みながら番組を見る。そうすると、あたしが食べてるのは、マルハのサバの味噌煮のカンヅメとキュウリのキューちゃんなのに、画面に映し出される豪華絢爛な名旅館のお料理を一緒に食べてるような気分になれるのだ。そして、番組が終わったあとに、もう一度、お風呂に入ると、ほろ酔い加減で、ホントに温泉に入ってるような気持ちになって来るし、肩までお湯に浸かって目をつぶると、さっきテレビで見た紅葉の山々が蘇って来る今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、こんなことを今の時季のヒソカな楽しみにしてるワケだけど、今年は、いつまでも暖かいから、なかなか妄想を楽しむことができなかった。だけど、いくら暖かい日が続いてるって言ったって、これから永久に暖かいワケはなく、いつかは寒くなるんだから、こないだ、川崎のパチンコ屋さんに行った帰りに、安売りのドラッグストアに寄って、温泉の素を買って来ておいた。いつもは、大好きなツムラの「登別カルルス」と、あとはバラ売りのやつをいくつか買うんだけど、今回は、お仕事を長期休業中ってことで、ゼイタクな買い方はやめて、ツムラの「日本の名湯」の5個入りを1箱だけにした。
で、これは、定価が1袋が90円だから、5個入りだとホントは450円なんだけど、安売り店だから298円になってて、1袋あたり60円てとこだった。内容は、「登別カルルス」は当然として、あとは、「濁河(にごりご)」「嬉野(うれしの)」「龍神」「山代」で、あたしは、「登別カルルス」と「山代」以外は初体験だったから、すごく楽しみだった。それで、温泉の素を買って来たからには、早く「妄想温泉」に入りたくなっちゃうのが人情ってもんで、あたしは、「寒くなんないかな~」って思ってた。だけど、これは、いつでもいいから寒くなりゃいいってワケじゃなくて、テレビ東京で温泉番組や旅行番組をやる日に寒くなんないと意味がないワケだから、そんなに都合良くは行かない。
これも、昨日の日記の「深夜番組の見方」とおんなじで、録画しといて自分の都合に合わせて観ると、湯冷め‥‥じゃなくて、興ざめしちゃうのだ。何でかって言うと、テレビの放送日や放送時間のほうに自分を合わせて、いろいろと準備するからこそ、ホントに温泉旅行に行ったような妄想にひたれるからだ。だから、あたし的なサイコーのシチュエーションてのは、テレビ東京の土曜の夜の2時間スペシャルで、名湯めぐりの番組をやってて、次の日曜日の早朝に、テレビ朝日の「秘湯ロマン」があって、担当の旅人が大好きな春馬ゆかりちゃんだったら、もうパーフェクトだ。
土曜の夜、温泉の素を入れたお風呂でゆっくりと温まって、お風呂から出たら土曜スペシャルが始まる。そして、美しい景色や気持ち良さそうな温泉、美味しそうなお料理を見ながらお酒を飲み、番組が終わったら、もう一度、お風呂に入ってから、早めにお布団に入って、グッスリと休む。で、早起きして、もはや芸術の域にまで達してる「秘湯ロマン」の映像を楽しみながら、温泉に浸かるゆかりちゃんのウナジに「萌え~」ってなりつつ、お風呂を沸かしなおしておいて、番組が終了したらお風呂に入る。これが、サイコーのパターンなのだ。
‥‥そんなワケで、あたしの一番好きな「登別カルルス」をはじめとした濁り湯系の温泉の素は、2回以上、沸かしなおすと、濁りの成分が凝固しはじめて、ブツブツしたカタマリになって来る。そして、そのぶん、お湯の色はだんだん薄くなって来るから、薄い色のお湯の中にブツブツが浮かんでて、ぜんぜん風情がなくなっちゃう。だけど、1回目の沸かしなおしまではキレイな色だから、この土日のパターンなら、気持ちよく浸かることができるのだ。そして、早朝から極楽気分の「妄想温泉」に入れたことで、精神的にもすごく癒されて、なんだかやさしい気持ちになって来るから、そのあと、渡辺篤史が、他人の家のドアだの階段の手すりだのを歯の浮くようなオベンチャラで褒め始めても、ぜんぜんツッコミを入れなくても済むようになる(笑)
それにしても、テレビ朝日の「お宅訪問」での渡辺篤史のオベンチャラは、ある意味、現代のタイコモチ芸とも言える伝統性を感じるよね。どんなにセンスの悪いヘンテコな家でも、ドアを開けて出て来た夫婦がツッコミどころ満載のヘンテコなファッションをしてても、そうした部分にはいっさい触れずに、まるで警察の麻薬犬が微量の麻薬の隠し場所を探し当てるかのように、何とかして褒める場所を探し出して、当たり障りのないとこを百万倍くらいに大ゲサに褒めまくるもんね。どんなにつまんない芸人の芸を見ても、大ゲサに手を叩いて大笑いしてるフリをする関根勤も、なかなかのシラジラシサがあるけど、関根勤の場合は、その場のイキオイで押し切っちゃう強引なワザだから、まだまだ渡辺篤史のシラジラシサの足元にも及ばないだろう。渡辺篤史のように、その家の人までもが、あまりのシラジラシサに照れ笑いをしちゃうほどの領域まで行かないと、芸風として確立されたことにはなんないと思う。
そんなオベンチャラ芸の第一人者、渡辺篤史だけど、昔は、「俺たちは天使だ」っていう日本テレビの探偵ドラマに出てて、あたしは大好きだった。あたしが子供のころって、毎日、夕方に、「傷だらけの天使」だとか「探偵物語」だとかの再放送をしてたんだけど、その中でも、コメディー性の強かった「俺たちは天使だ」は、あたしの好きなドラマだった。主役は、養父で事務所の社長だった日景忠男とのホニャララ関係を清算するために、「おやじ、涅槃で待ってる」って遺書を残して、高層ホテルから飛び降り自殺しちゃった沖雅也で、渡辺篤史は「ナビ」っていうニックネームの部下だった。
あたしが、この役柄を良く覚えてるのは、ドラマの中でのナビの大好物が、アジフライを食パンにはさんで食べる「アジサンド」だったからだ。それまでのあたしは、「アジフライは白いご飯のおかず」って認識で、マサカ、パンにはさむなんて想像もしてなかったから、最初にナビの「アジサンド」を見た時には、「ゲゲ~!」って思った。だけど、ドラマの中で、毎回毎回、ナビが美味しそうに食べてるもんだから、あたしもだんだん食べてみたくなって来ちゃった。それで、母さんが晩ご飯のおかずにアジフライを作ってくれた時に、チャレンジしてみたのだ。
食パンにマーガリンを塗って、キャベツの千切りを全体に乗せて、その上にアジフライを乗せて、ソースをかけて、もう1枚の食パンでサンドイッチにした。そしたら、すごい厚みになっちゃって、食べるのが大変そうな感じになったんだけど、大きく口を開けてパクッと食べてみたら、これが、それまで食べたどんなサンドイッチよりも美味しかった。それで、あたしは、それ以来、「アジサンド」が大好物の1つになっちゃって、今でも、タマに食べたくなると、スーパーのお惣菜のコーナーでアジフライを買って来て、パンにはさんで食べたりしてる。
‥‥そんなワケで、あたしは、この「アジサンド」を食べるたびに、「俺たちは天使だ」のナビのことを思い出すワケで、そのたびに、「この素晴らしい食べ物をあたしに教えてくれた偉大な人物が、今や、他人の家をオベンチャラ言いながら回ってんのか‥‥」って思って、リトル悲しい気分になって、心に北風が吹いちゃうってワケだ。だけど、そんな時には、温泉の素を入れた「妄想温泉」で身も心も温まれば、1年中、温泉に浸かってるみたいな能天気男、コイズミみたく、「人生いろいろ、タレントもいろいろ」って思えて来て、落ち気味になった気持ちをグイッと持ちなおすことができちゃう今日この頃なのだ。
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2~3週間くらい前かな? テレビ東京の深夜‥‥つーか、3時くらいから5時くらいまでだから、「深夜」ってよりも「早朝」って感じの時間帯なんだけど、あたしの観たかった映画、「リンダリンダリンダ」をやった。あたしは、この映画が作られた時に、「女子高生がバンドを組んで学園祭でブルーハーツをやる」っていうフランク・ザッパな内容の情報だけで、メッチャ観たくなった。だけど、皆さん、ご存知のように、あたしは、ヨホドのことがない限り、「お金を払ってまで映画は観ない」って主義だから、関係者から試写会に呼ばれたり、チケットをいただいたりした時しか、映画館には足を運ばない。
で、その一番の理由は、究極の節約生活をしてるあたしにとって、何よりも削らなくちゃなんないのが「娯楽費」だからだけど、その次の理由として、今のニポンは、劇場公開された映画が、早ければ1年後、遅くても2~3年後にはテレビで放送されるっていうワンダホーなシステムになってるからだ。あたしには、作られた流行に乗せられて右往左往するほどのお金も時間もないし、1~2年してブームが去ったころになれば、くだらないものなら淘汰されてるから、ムダな出費をしなくて済む。そして、ホントにいいものなら、何年経っても色あせてないから、タダで楽しむことができる。
特に、音楽や映画の場合は、長い年月を経ることによって、ワインのように熟成されてくもんだと思ってるから、出来立てのボジョレーヌーボーをありがたがって飲んでお祭り騒ぎをするような人種とか、雑誌で紹介された人気ラーメン店の長い行列の最後尾に並ぶような人種とかと正反対の感性で生きてるあたしにとって、この「公開から2~3年後にテレビで放送される映画」ってのが、ちょうどピッタリなのだ。それも、夜の9時からの放送だと、まだブームの残り香がしちゃうけど、深夜ワクなら、公開当時の「一時的お祭り騒ぎ」の「見てるほうが恥かしくなって来る感覚」がすべてがリセットされてるから、周りからの雑音も入って来なくて、純粋に1つの作品として楽しむことができると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、深夜の0時ころに一度眠くなったんだけど、ここで寝たら映画が観られなくなっちゃうから、「機動新撰組 萌えよ剣」のゲームを始めた。このゲームをやってれば、2~3時間なんてすぐだからだ。で、「それなら録画しといてあとから観ればいいじゃん」て言う人がいるかもしんないけど、それは、「きっこの日記」を読んでない人だ。あたしは、前から言ってるように、NHKの高校講座の「地学」や「理科総合」の深夜の再放送しかり、深夜のテレビ番組ってもんは、基本的に、「起きてて観るもの」って決めてる。
普通の人が寝てる時間に、あたしは起きててテレビを観てる。視聴率が、わずか数パーセントの番組なのに、あたしは観てる。今、この面白さを味わってるのは、全国のホンのちょっとの人たちだけで、その中にあたしも含まれてる‥‥って、深夜番組は、この「特別感」が楽しいワケで、言うなれば、「選ばれし者だけのための特別な放送」って感じがして来るのだ。ドラクエ世代のあたしとしては、自分のことを「選ばれし者」って思い込むことによって、なんか、「この番組をシッカリと最後まで観とどけなきゃ!」っていう使命感みたいなのも芽生えて来るし、そうなると、ヤタラとテンションも上がって来るし、これこそが、あたしの深夜番組の楽しみ方なのだ。
つまり、あたしにとっての深夜番組は、リアルタイムで観てこそ楽しめるんであって、録画して昼間に観たりしたら、一気に興ざめしちゃう。やっぱ、ほとんどの人が寝てる時間に、タマタマ起きてた人や、がんばって起きてた人だけが出会える「一期一会の娯楽」ってワケで、ここに、ワビとサビの心がある‥‥のか?(笑)
‥‥そんなワケで、あたしは、深夜の2時半にゲームをやめたんだけど、中ボスとのバトルで目も冴えて来たし、映画を楽しむために、お酒の用意をすることにした。冷蔵庫にチクワがあったから、2cmくらい切って、お醤油とお砂糖とタカノツメで甘辛に煮て、あと、キュウリのキューちゃんを出して、トリスの水割りを作ったら、少しして映画が始まった。「リンダリンダリンダ」は、2005年の夏に公開された映画だから、2年ちょい前ってことで、青臭い青春モノとしては、ちょうど青臭さが抜けてるころで、あたし的には「観ごろ」って感じだった。
で、映画が始まったら、最初のあたりは、まるで高校生たちが16mmで撮ってるみたいなノリで、あたしは、自分の高校時代の思い出が次々に蘇って来て、ものすごく懐かしい感覚にハマッちゃった。その上、あたしは、最初に書いた「女子高生がバンドを組んで学園祭でブルーハーツをやる」っていうこと以外、何の予備知識もなく観始めたもんだから、バンドを組む女の子たちの軽音楽部の顧問の先生が、甲本ヒロトの弟の甲本雅裕だったことにビックル一気飲みしちゃった。
そんなこんなで、ストーリーとしては、軽音楽部の女の子5人が、学園祭でバンドをやるために、ずっと練習して来たんだけど、学園祭の間際になって、ギターの女の子が手を骨折しちゃって、演奏できなくなる。で、バンド内の人間関係とか、紆余曲折がありつつ、韓国からの留学生のソンちゃんて子をボーカルに起用して、数日間でブルーハーツの曲を何曲か必死にコピーして、学園祭のライブへ向かう‥‥っていう、あまりにも良くあるストーリーだ。だけど、あたしは、ものすごく感動したし、最後には、感動したのと酔っぱらったので大泣きしちゃった。
で、もしかしたら、これからDVDをレンタルして来て観る人もいるかもしんないから、詳しい内容は書かないけど、この映画で鍵を握ってるバンドが、ブルーハーツは当然として、もう1つ、ラモーンズが出て来る。もちろん、本物のラモーンズのワケはなく、夢の中で、ラモーンズのメンバーがライブを観に来たような感じに、客席の暗闇に4人のシルエットが浮かび上がるってシーンだ。それで、あたしは、この一瞬のシーンを見て、「おおっ!ラモーンズだ!」って思った。だって、4人のシルエットの右から2番目の人が、1人だけヤタラと背が高くて、ちゃんと2m近い長身のジョーイ・ラモーンの役をやってんだもん。
ジョーイ・ラモーンは、6年前に、49才の若さでガンで亡くなっちゃったし、ベースのディー・ディー・ラモーンも、5年前にヘロインの食いすぎで、同じく49才の若さで亡くなっちゃったし、今や完全に伝説上のバンドになっちゃったラモーンズなのに、平日の早朝の4時に、ニポンの映画の中で出会えるなんて、たとえシルエットでもあたしは感激しちゃった。何よりも、ピストルズやクラッシュやダムドみたいなベタじゃなくて、ラモーンズだってとこが良かった。
あたし的には、できることなら、ストラングラーズだったらもっと良かったし、ヒュー・コーンウェル役の人とジャン・ジャック・バーネル役の人とが妙なカラミをやってくれてたら言うことナッシングだったんだけど、基本的なコンセプトが「ブルーハーツのコピーバンドをやる女子高生たちの物語」ってことを考えれば、ここはラモーンズが妥当だってことは誰の目にも明白だろう。ストラングラーズじゃ、方向性がダッフンしすぎちゃう。ジョニー・サンダースでも、パティ・スミスでも、リトル違う。やっぱ、ラモーンズだよね、ここは。
そう言えば、あたしは、高校の時に組んでたバンドで、1曲だけラモーンズのコピーをやったことがある。ファーストアルバムに入ってる「Beat on the Brat」って曲で、「Brat」ってのは「ガキ」とか「チビ」とかって意味のスラングなんだけど、ようするに、「ガキをぶん殴れ」ってことだ。それで、このリリックスが強烈で、「ガキをぶん殴れ!ガキをぶん殴れ!野球のバットでぶん殴れ!」って連呼してるだけで、ラモーンズの他の曲とおんなじに、アッと言う間に終わっちゃう。あたしは、この曲をこんなふうに訳して歌ってた。
「小僧にパンチ!小僧にキック!生意気なガキは野球のバットでヒット!エンド・ラン!ホーム・イン!」
あ~懐かしい(笑)
‥‥そんなワケで、今、発売中の「テレビブロス」のCDレビューのコーナーの、チャットモンチーの「生命力」のレビューで、照山紅葉さんが、この「リンダリンダリンダ」のストーリーをそのままパクッたみたいな文章を書いてるけど、これは、パクリじゃなくて、完全に「リンダリンダリンダ」を観た人たちのウケを狙っての作戦だろう。少なくとも、「リンダリンダリンダ」の感動も冷めないままに、このレビューを読んだあたしは、思いっきりウケちゃった。
で、チャットモンチーにはぜんぜん興味ないけど、ガールズバンドや女性ボーカルのバンドが好きなあたしとしては、最近、とてつもなく大好きなバンドがある。ニポンでは、まだあんまりオナジミじゃないかもしんないけど、LAで活動してるニポンのバンド、「Thee Out Mods」だ。紅一点のボーカルのSANAちゃん率いるパンクバンドで、演奏も巧いしカッコイイんだけど、とにかく、SANAちゃんのボーカルと男っぷりがサイコーで、もうたまんない。ボーカルのSANAちゃん、ベースのYOSHIKIくん、ドラムスのKENNYくんが基本メンバーで、ライブの時にはサポートメンバーが入ったりしてるけど、ノリとしては3ピースバンドのスピリッツがビンビンだ。男っぷりのいい美女が大好物なあたしとしては、SANAちゃんはカッコ良すぎて、オシッコ漏らしそうになっちゃうほどだ(笑)
まあ、あたしの個人的な趣味は置いといても、初めて「Thee Out Mods」を聴いた時に、あたしは、久しぶりに本物のロックンロールバンドの音を聴いたって感じで、遥か昔に、初めて、シーナ&ザ・ロケッツを聴いた時とおんなじレベルの感動があった。それで、この「Thee Out Mods」は、アメリカでの活動が評判になって、来月の12月には、ニポンでも逆輸入の形でCDがリリースされることが決まったんだけど、このバンド、絶対にニポンでも評判になると思う。だって、カッコ良すぎるもん。
‥‥そんなワケで、さっそくミクシーに「Thee Out Mods」のコミュを作っちゃったあたしとしては、全面的に「Thee Out Mods」を応援して行きたいと思う。だけど、サスガに、アメリカまで観に行くことはできないから、ニポンでリリースされるCDがヒットして、凱旋ライブでもやってくれることを祈りつつ、ナニゲに、「Thee Out Mods」のオフィシャルサイトをリンクしちゃったりしとく。ちなみに、アクセスすると、ワリとでかい音で曲が流れるから、職場や学校からアクセスしてる人は、そこんとこアテンション・プリーズって感じの今日この頃なのだ♪
「Thee Out Mods オフィシャルサイト」
http://www.myspace.com/theeoutmods2006
※Thee Out Modsの楽曲の試聴やYOU TUBEのライブ動画などを観ることができます。
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最近、もう食傷気味なくらいオカマキャラを売り物にした人たちがテレビに出てるから、本物の人たちの迫力に押されちゃって、だんだんに影が薄くなって来ちゃった山咲トオルだけど、山咲トオルって、肩書きは「マンガ家」なんだってね。あたしは、沖縄出身てことだけは知ってたけど、マンガ家だなんて知らなかった。なんでかって言うと、山咲トオルの描いたマンガなんて、見たことも聞いたこともないからだ。山咲トオルって、どこかのマンガ雑誌に連載してんのかな?
で、このことから、あたしがすぐに連想したのは、キャップとサングラスとチョビヒゲがトレードマークの山本晋也監督だ。山本監督って、映画監督だから「監督!」「監督!」って呼ばれてるんだろうけど、誰か、山本監督が監督した映画、観たことある人いる?‥‥つーか、観たことはなくても、山本監督が監督した映画のタイトルを1本でも知ってる人っている?
「医者」を肩書きにしてる西川史子が、あれだけテレビに出てて、いったい、いつ病院に勤務してんだろう?‥‥って思ってる人は多いと思うけど、実際には医者として働いてなくたって、「医師免許」を持ってるってことで、「医者」を肩書きにすることができる。だけど、「マンガ家」や「映画監督」には免許がないんだから、その肩書きを証明するものは、定期的に発表する作品だけだ。そして、定期的に作品を発表してなければ、その肩書きは限りなくウソ臭く感じて来る。
だって、「マンガ家」を肩書きにしてる山咲トオルは、マンガ以外のタレント活動で飯を食ってるワケだし、「映画監督」を肩書きにしてる山本晋也監督は、映画以外のタレント活動で飯を食ってるワケだし、2人とも、本職のほうはサッパリだからだ。でも、そんなことを指摘してんのが、「ヘアメーク」を肩書きにしてんのに、もう半年もパチンコで生活してるあたしなんだから、「お前にだけは言われたくねえよ!」って、2人から言われちゃいそうな気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)
‥‥そんなワケで、あたしは、とてもヒトサマのことを言えた立場じゃないんだけど、それでも言っちゃうとこが「きっこの日記」ってワケだから、あたしは、山本晋也監督がどんな映画を作ったのか、インターネットで検索して調べてみた。そしたら、最初のほうにウィキペディアが表示されたから、イマイチ信頼できないウィキペディアでも、マサカ、ウソの映画タイトルなんかは書いてないと思って、まずは見てみた。そしたら、ポルノ映画の監督だってことが書いてあって、2~3本の映画のタイトルが文中には書いてあったけど、他の映画監督の項目みたく、「作品一覧」てのがなくて、思いっきりウサン臭い感じがした。で、ササッと目を通してたら、こんなことが書かれてた。
「電撃ネットワークの南部虎弾がダチョウ倶楽部時代にテレビ番組で「山本監督は監督らしいことをしてないのに、どうして監督と呼ばれてるんですか?」と言ったところ、「本気で静か」に怒り、南部のみが番組降板となってしまい、後のダチョウ倶楽部強制脱退に繋がった。」
ええ~! あたしが純粋に疑問に思ってたことって、触れちゃいけないタブーだったの?‥‥ってワケで、ここまで書いて来たのに、別の話題を書き直すのもメンドクサイし、いつもの「ま、いっか!」ってことで、このまま進めてくけど、あたしが、ウィキペディアの「山本晋也」の項目を見て、もうひとつ意外だったのは、「山本晋也」って本名じゃなかったってことだ。本名は、「伊藤直」って言うんだって。「山咲トオル」は、いかにも芸名って感じだし、山咲トオルの本名が「中沢惣八郎(なかざわそうはちろう)」だってのは、本人が何かの番組で笑いをとるネタみたいに言ってたから知ってたけど、「山本晋也」って、いかにも本名っぽかったから、あたしは、すごく意外だった。
それで、今度は、「山本晋也 本名」で検索してみたら、あるインタビューが見つかった。その中で、「山本晋也というお名前は、実はご本名ではないそうですね」って質問に対して、山本監督は、次のように答えてた。
「そう。本名を使っていたのは、NETテレビ(現朝日テレビ)にいた頃と、岩波映画で羽仁(進)さんの助監督をやってた時代ですね。僕の場合、監督デビューは25歳でしたが、成人映画だったから、みんなが気を遣ってね。将来がある身だから名前を変えたほうがいいんじゃないかと。それでクランクインも間近な頃、知り合いが姓名判断をしてもらったという名前を2つ持って来たの。山本晋也と山本修三。身体が大きければ修三、小さいなら晋也がいいというわけで、この名前になった。(後略)」
ふむふむ、これで謎が解けた。で、他にヒットしたサイトもいくつか見てみたら、その中に、すごく興味深いことが書かれてるページがあった。何でも、山本監督の娘は、「児嶋都(こじまみやこ)」っていうマンガ家らしい。あたしは、児嶋都なんて名前は初耳だし、どんなマンガを描いてるのかと思って、今度は「児嶋都」で検索してみた。そしたら、またウィキペディアが上のほうに表示されたから、このサイ、何でもいいやって思って、ウィキペディアを見てみた。ウィキペディアには、ちゃんと「山本晋也の娘」って書いてあって、そのまま読んでったら、おおっ! 「友人・関連のある人物」のとこに、ナナナナナント! 「山咲トオル」って書いてある!
‥‥そんなワケで、あたしは、タダのオカマキャラを売り物にしたタレントだと思ってた山咲トオルが、実は「マンガ家」を肩書きにしてたってことに疑問を持ち、「コレって、映画を撮ってるって話をぜんぜん聞かないのに、映画監督を肩書きにしてる山本晋也とおんなじパターンじゃん」って思ったワケだけど、まったく何の接点もないと思ってた2人が、こんなとこでつながっちゃったってワケだ。それで、今度は、山咲トオルと児嶋都がどんな関係なのかってことに興味がわいたので、「山咲トオル 児嶋都」で検索してみた。そしたら、出て来ること、出て来ること。
児嶋都のマンガ本に山咲トオルが推薦文を書いてるとか、児嶋都のサイン会に山咲トオルが花束を持って駆けつけたとか、いろんなことが分かった。さらには、山咲トオルの描く絵と児嶋都の描く絵が酷似してるってこととか、中には、「山咲トオルも児嶋都も、楳図かずおのパクリ」って書いてる人もいた。だけど、「山咲トオルも児嶋都も、楳図かずおにそっくりの絵を描くけど、2人とも楳図かずおを尊敬してるって言ってるのだから、これはパクリじゃなくてオマージュなんじゃない?」なんてフォローしてる人もいて、なんだか、1年半くらい前の、和田義彦ガハクの問題を思い出しちゃった。あれほど、誰がどう見ても盗作以外のナニモノでもない絵を何十枚も発表しといて、「これはオマージュです!」って言い張ったのには、全世界の人たちが口をポカーンとしちゃったと思う。
それにしても、何から何までパクリまくる中国人のことを文句言う人たちがいるけど、ニポン人だって、中国人ほどアカラサマじゃないにしろ、厚顔無恥なパクリをするヤカラがいる。たとえば、安倍なつみの盗作詩集は記憶に新しいし、ナントカっていう評論家だか作家だかが、個人ブログのエントリーの一部を丸ごとパクッて、それをそのまま出版した挙句に、和田義彦ガハクも呆れ返るほどのイイワケをしたり逆ギレをしちゃった厚顔無恥な「盗作問題」もあった。ホント、こういうヤツラって、よく恥かしくもなく生きてるよね。あたしの感覚だと、他人の作品や文章を盗んで平然としてられる神経の人間て、アベシンゾーや八百長亀田よりも最悪のクズ野郎だと思うよ。
‥‥そんなワケで、あたしは、山咲トオルのマンガも児嶋都のマンガも見たことないから、楳図かずおのパクリなのかオマージュなのかは判断できないけど、ひとつだけ言えることは、いくら尊敬してるからって、その人とソックリな画風でマンガを描くなんて、とてもプロとは思えないってことだ。だって、プロに必要なことって、何よりもオリジナリティーなんじゃないの? シロートが趣味でマンガを描いてんなら、有名なマンガ家の画風とソックリでも構わないと思うけど、仮にもプロを名乗ってて、それで誰かの絵にソックリだなんて、プロとして恥かしくないのかね? ま、山咲トオルの場合は、いくら肩書きが「マンガ家」でも、本職はタレントなんだから、どうでもいいと思うけど‥‥なんて感じで、オリジナリティーあふれる文体でマトメてみた今日この頃なのだ(笑)
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「この季語はどの季節かな?」の続編を作りました!
「春」「夏」「秋」「冬」の4択なので、お気軽に挑戦してみてくださいね♪
あと、ケータイからはこちらで遊べます。
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http://kentei.cc/k/5550
ついでに、「きっこの日記」の検定も作ってみました♪
サービス問題も多いし、これはチョー簡単だと思います。
ケータイからのアクセスはこちらです。
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http://kentei.cc/k/5554
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昨日の日記の冒頭にも書いたけど、今、政治の世界でいろんなことが起こってるから、あたしの書きたいことが書けなかったり、後回しになっちゃったりしてる。だけど、「あたしの書きたいことを書きたいように書く」ってのが「きっこの日記」の基本方針なんだから、やっぱ、あたしは、「テレビ東京スタイル」で行こうと思う。
たとえば、天皇家の誰かに子供が生まれたりすると、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日は、こんなくだらないことをいっせいに報道する。それも、レギュラー番組を変更してまで、こんなバカバカしいもんを放送するんだから呆れ返っちゃう。どのチャンネルに替えても時代錯誤のお祭りムードで、生まれたばっかの赤ん坊にまでギョーギョーしい敬語なんか使っちゃってんだから、あたしはアホかと思っちゃう。
だけど、そんな時でも、あたしの大好きなテレビ東京だけは、「世間のバカ騒ぎなんてどこ吹く風」って感じで、何年も前のアニメの再放送をしてたりする。どのチャンネルも、朝青龍の問題ばっかでウンザリ、八百長亀田の記者会見ばっかでウンザリって時でも、テレビ東京に替えれば、「開運なんでも鑑定団」や「元祖でぶや」や「TVチャンピオン」の再放送をやってたりするから、あたしはホッとしちゃう。これぞ、時流に流されない天下無敵の「テレビ東京スタイル」だ(笑)
だから、政治の世界のドタバタは、そういうことを取り上げるしか能のないWEB日記やブログに任せといて、常にオリジナリティーを追求してる「きっこの日記」としては、「テレビ東京スタイル」で行こうと思う‥‥って、「オリジナリティーを追求」って言いながら、テレビ東京のマネをするなんて、ナニゲに矛盾してるっぽいけど、このアバウトさも「きっこの日記」の持ち味ってことで、自分だけで納得してみた今日この頃、皆さん、連休はいかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、どのチャンネルに替えても「右へならえ」のおんなじネタばっかの時に、平然とバラエティーの再放送を流してるテレビ東京は、ある意味、シュールな笑いの線を狙ってんのかもしんないけど、どのブログを見ても「右へならえ」のおんなじネタばっかの時に、あたしとしては、自分の趣味として、F1だのパチンコだのについて書きたくなって来る。たとえば、いつも以上にいろんな問題が噴出してる今年のF1のストーブリーグだけど、あたしが何より興味シンシンなのは、ちょっと前にイギリスの「F1レーシング」誌が報じた「ホンダがバリチェロを放出する」ってニュースだ。
このニュースを知った瞬間に、あたしは、シーズン中ずっと「バリチェロがもっとマシなチームに移籍できますように」ってお祈りし続けて来たことがむくわれたと思って、「ラッキー♪」って感じになった。そして、「ホンダが見限ったサトウタクマをスーパーアグリが拾ったみたく、バリチェロもスーパーアグリに払い下げになる可能性もある」って報じられてたから、これまた「ラッキー♪」って感じになった。だって、スーパーアグリ側は疑惑を否定してるけど、スーパーアグリのマシンは、バトンが言うように、誰が見たってホンダのマシンの払い下げだ。それも、速かった時のホンダのマシンの払い下げだから、少なくとも、今のホンダに乗ってるよりは確実に速い。だから、バリチェロを今よりも速いマシンに乗せてあげたかったあたしとしては、こりゃあ、タナからボタモチ、渡りに船って感じになった。
それで、このネタだけでも5000文字くらい書けそうなのに、今度は、マクラーレンがアロンソとの契約を解除しちゃった。アロンソは3年契約だったから、たった1年で解約するってことは、違約金が40億円くらい発生するとかって言われてたけど、2日付のリリースによると、双方合意の上での解約で、違約金は発生しなかったそうだ。で、「時事通信」は、「移籍先としてはレッドブルや古巣のルノーが候補に挙がっている」って報じてるけど、ルノーはアリエナイザーだろう。だって、シーズン中、アロンソとハミルトンの確執がウワサされ始めたころ、ルノーの総帥、フラヴィオ・ブリアトーレは、記者からの「アロンソがルノーに戻ることはあるか?」って質問に対して、「アロンソの復帰? 冗談はジョーダンレーシングだけにしてくれ!」って言ってたもん。
もちろん、こんな言葉をそのまま鵜呑みにすることはできないけど、フラヴィオの性格を考えれば、アロンソのルノー復帰はアリエナイザーだと思う。F1界のクリントン元大統領、シューマッハ兄にしたって、アロンソにしたって、フラヴィオは「無名のドライバーをチャンプに育て上げる」のが好きなんだから、一度チャンプにまで育て上げたドライバーには、もう興味なんかない。それに、今のルノーは成績が悪いんだから、こんな状況でアロンソを復帰させるなんて、誰よりもプライドの高いフラヴィオにはできないだろう。
F1界でもっとも成功した男、フラヴィオは、莫大な財産がある。小さな国の国家予算ほどのお金も、たくさんの豪邸も、たくさんの恋人も、何億円もする飛行機やクルーザーも、何でも持ってる。だから、あとは、「生涯に何人のチャンプを育てたか」っていう名誉にしか興味がないハズだ。こんなフラヴィオの性格や状況を考えると、アロンソをルノーに復帰させて目先の勝利を狙うことよりも、誰も知らないような素質のある新人ドライバーを発掘して来たり、ヨソのチームのシタッパのドライバーの中から、光るものを持ってるドライバーを引き抜いて来たりして、それをチャンプへと育て上げるほうの道を選ぶと思う‥‥なんてことを書いてたら、アッと言う間にアロンソと契約しちゃったりして(笑)
‥‥そんなワケで、F1の話題はここまでで、ここからはパチンコの話題へと車線変更するんだけど、なんでかって言うと、こっちも早く書いとかないと旬を過ぎちゃうからだ。で、あたしは、ミクシーの日記は「マイミクだけの公開」にしてんだけど、今日はリトル理由があるので、10月29日のぶんをここに公開する。
「ハイパー海物語 IN カリブ」 2007年10月29日13:11
10時すぎに出発して、神田うののダンナのお店に行ってきました。 目的は「今夜もドル箱R!」です。 でも、到着して店員さんに聞いてみたら、あったのは、地下の甘デジのコーナーに4台だけでした。 それで、とりあえず打ってみたら、すぐに2Rが当たって、時短で女の子が何度も飛び出してくる熱いリーチが何回も掛かったのに、結局、当たりませんでした。
それで、忍耐力のないあたしは、1000円でやめにして、1階に戻って、海の「カリブ」を打とうと思ったら、150台も導入しているのに、すべて満席だったのです。しかたないので足のリハビリがてらウロウロしていたら、1人の人がやめたので、ソッコーでキープしました。朝から340回で、当たり0でした。ここは朝9時からのオープンなので、オープンから打ってた人が、シビレを切らしてやめたようです。で、打ち始めたら、たった8回転で、アンコウのノーマルリーチが掛かって、何の予告も発展もないまま、スポッと当たっちゃいました。朝から打ってて当たってない両隣りのおじさんが、えらいムカついてました(笑)
あたしは初めてだから、海賊モードで打ってたんだけど、ラウンド中は、ワリンちゃんと子分のストーリーが楽しくて、なかなか良かったです。昇格チャンスは、財宝を探して遺跡の中を探検してるワリンちゃんと子分が、トラップを回避できればOKみたいなのですが、ダメでした。それで、時短もダメで、そのまま打ち続けてたら、出玉を半分ほど使った60回目くらいに、画面の上のコンパスがキュイーンって回って、右にカニのリーチが掛かり、一度ダメそうになったら、またコンパスがキュイーンって回って、最後にダメになったら、またまたコンパスがキュイーンって回って、サクッとそろいました。何のスーパーにも発展しない、コンパス予告3連チャンのみの当たりでした。
それで、やっと確変になったので、今度はマリンちゃんモードにしたら、マリンちゃんは横向きに泳いでるだけでした。で、海底に大きなお魚の影が横切って、巨大なカジキが現れて、向こうからやって来る数字を1つずつ、ビル(カジキのクチバシ)で弾いてくリーチになって、サメが揃いました。それで、「せっかく引いたのに1セットかよ!」って思ってたら、マリンチャンスで右をセレクトしたら宝箱から魚群が出て、確変に昇格しました。次は海賊モードに戻して打って、タコで確変で、次もタコで確変で、次がノーマル昇格なしで、時短が終わったとこでやめました。「カリブ」については、近いうちに日記に詳しく書こうと思います。
4箱半だけど、元手は500円だし、「今夜もドル箱R!」のぶんを入れても1500円だし、ここは等価なので、これでやめにしました。6849発で、現金2万6000円と、タバコ1個とマリンちゃんの「のど飴」1個でした。帰りに、手作りお弁当のお店に寄って、650円のサバの味噌煮のお弁当を買って帰ってきました♪
‥‥ってワケで、文体が「ですます調」なのとか、英数字が半角なのとかは、ミクシー日記は書籍化する予定がないから、普通に書いてるからだ。それで、何でこの日記を公開したのかって言うと、この日の次の日に、「パチンコオリジナル必勝法」の「オリ法日記」を読んで、ビックル一気飲みしちゃったからだ。そこには、バリンコンさんが、こんなことを書いてたのだ。
「相性抜群」2007年10月30日
神田うのの旦那のホールで打ってます
確変中に密談予告で「ラッキーだ!」が出ました
SANYOのプレミアは基本確変だから嬉しいよね
確変中のカジキングとバトル系は確変確定だと思うんだけどどうかしら?
ハイパー海ならCSでセレブに勝てるかも★
バリンコン
‥‥そんなワケで、あたしは、自分が「神田うののダンナのお店に行ってきました」って書き出しで「ハイパー海物語 IN カリブ」を打って勝ったことを書いた次の日に、「神田うのの旦那のホールで打ってます」って書き出しで「ハイパー海物語 IN カリブ」を打って勝ったことを書いてるバリンコンさんのエントリーを読んだってワケで、1人で「おおっ!」って思っちゃったのだ。そして、そのことを伝えたいために、一般には非公開のミクシー日記まで公開したワケだけど、これほど「神田うののダンナのお店」だの「神田うのの旦那のホール」だのって言ってると、なんか、小池栄子と結婚したプロレスラーのナントカさんが、「小池のダンナ」「小池のダンナ」って呼ばれまくった挙句に、今や「小池のダンナ」ってのを「売り」にし始めちゃったことが脳裏をよぎっちゃう。つまり、このまま行くと、ある日突然、パチンコ屋さんのカンバンが、「神田うののダンナのホール」って名前に替わっちゃいそうな気がする今日この頃なのだ(笑)
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次から次に噴出する防衛省や厚労省の呆れ返る不正の数々、次から次に発覚する賞味期限の偽装や産地偽装のインチキ食品の数々、次から次に値上げするガソリンをはじめとした庶民の生活を直撃する日用品や食品の数々、次から次にアルカイダだのペンタゴンだのって言い出しちゃった鳩山邦夫のオッペケペー発言の数々‥‥ってワケで、他にも、NOVAの猿の問題もあるし、1日でモトの生意気な口の利き方に戻っちゃった八百長亀田のこともあるし、何を書けばいいんだか分かんなくなっちゃうくらい世の中がバタバタしてんのに、今度は、森喜朗の操り人形の福田のバカが、民主党に連立を呼びかけるなんていう、こないだの選挙での国民の総意を完全に無視したトンデモない行動に出ちゃった。もう、自民党とナンミョー党のクズ議員どもだけじゃなくて、小沢のバカも一緒にトットと引退してくれよ。ついでに、前原のバカも連れてさ。こんな、自分たちの都合しか考えてないような売国奴どもは、この国には1人も必要ないよ。
宝永2年(1705年)、若干22才で紀州藩の藩主になった徳川吉宗は、莫大な借金を抱えてた藩を立て直すために、まずは藩の大リストラを決行した。吉宗は、国会で居眠りしてる自民党のクズ議員みたいなのをカタッパシからリストラした上で、さらには、残ったヤツラの給料もカットして、「美しい国づくり企画会議」みたいな不必要で無意味な部署もみんな潰して、今で言う「小さな政府」を作り、徹底的に倹約をした。つまり、吉宗は、まずは自分たちがムダな出費を抑えることから改革を始めたってワケで、自分たちの尻拭いを国民にさせてる今の政府とは正反対だった。
そして、その上で、領民たちには新田開発を進めさせて、領民たちの不満の声を聞くために、目安箱も設置した。だからこそ、年貢率を3割から4割へと引き上げても、領民たちはガマンしてたってワケだ。今の政府みたいに、居眠りしてるだけで何千万円も何億円ももらってるような、何の役にも立ってないヤツラが何百人もいるのに、それをそのままにしといて、「まずは増税」って、ふざけんのもタイガイにしろよ! それも、吉宗は、それまでの年貢率を「1.3倍」にしただけだけど、福田のバカは「3倍~4倍」にしようとしてるんだから呆れ果てちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、吉宗が行なった「享保の改革」によって、藩は莫大な借金を完済した上に、百万両を超える資産を残すことができたワケだけど、それは、「まずは自分たちから」っていう改革を断行したからだ。ニポンの歴史上に汚点を残す前代未聞のコイズミ改革のように、口先のペテンで国民を騙し、社会的弱者にばかり痛みを押しつけ、自分たちと一部のお金持ちや大企業だけが潤うという売国政策とは正反対だ。だから、吉宗は、その政治的な手腕を評価されて、現代では、パチスロ機の「吉宗」として、その名を全国のホールに轟かせてるんだけど、ビワコさんやバリンコンさんたちが撮影で通ってる例のカエルさんのホールのように、親切な目押し係がいれば、目押しのできないあたしでも遊ぶことができる。
でも、そんな吉宗だけど、藩の莫大な借金も返済して、たくさんの資金も貯まったってのに、それでも引き上げた年貢率をモトに戻さなかった。だから、頭に来た領民たちは百姓一揆を起こしたってワケで、これは、「将来は無料にする」って言って首都高速を作っておきながら、無料にするどころか、何度も何度も値上げを繰り返してるのとおんなじことだ。暴走族よりも迷惑な、自民党の道路族によって、長年、食い物にされて来た首都高速の利用者たち。そして、悪質極まりないカルト教団、「真光の業(まひかりのわざ)」に心酔してる洗脳信者、石原伸晃が、鳴り物入りで国土交通大臣になってからというもの、さらに癒着と談合の図式は酷くなり、ついには「ETCをつけてない車は最短区間の利用でも最長区間の料金を徴収する」っていう、新宿のボッタクリ・バーみたいなデタラメなシステムになることが決まっちゃった。
で、これとおんなじなのが、今や東京の真ん中じゃ、1リットル170円のお店まで出て来ちゃったガソリンだ。あたしの車なんか、ハイオクじゃないと走んないから、そこのスタンドで入れたら、1リットル180円だ。もちろん、そんなとこじゃ入れないし、今は原チャリしか乗ってないから、こんなに値上がりしてからは、まだ一度も車には給油してないけど、F1用のレースハイオクじゃあるまいし、1リットル180円て、いったいナニゴトだ!
‥‥そんなワケで、なんでニポンのガソリンがこんなに高いのかっていうと、何種類もの税金が掛けられてる上に、さらに、原価の部分だけじゃなくて、税金のぶんにまで消費税を掛けるっていう、税金に税金を掛けるボッタクリ・システムが炸裂してるからだ。まず、ニポンにタンカーで原油が運ばれて来た時点で、有無を言わさずに原油関税と原油税が掛かる。そして、それを精製してガソリンを作ると、揮発油税と地方道路税が掛けられる。この2つの税金が、通称「ガソリン税」って呼ばれてるもので、ストーブの灯油とかには掛かんないから、灯油もガソリンもモトはおんなじなのに、灯油のほうがうんと安いってワケだ。で、この4種類もの税金が掛けられて、原価の2倍近くになったガソリンは、車に給油した時点で消費税が掛けられて、さらに値段が跳ね上がる。
商品の値段に消費税が掛かるのは、法律なんだから仕方ないことだ。1000円のTシャツを買ったら、消費税が5%掛かって1050円になるのは理解できる。だけど、ガソリンを1000円ぶん給油しても、費税が5%掛かって1050円になる。あたしは、コレが理解できないし納得できない。だって、1000円ぶんのガソリンてのは、フランク・ザッパに言えば、ガソリン代が600円で、残りの400円は4種類の税金なのだ。だから、本来なら、1000円ぶんのガソリンを給油した場合には、そのうちの純粋なガソリン代にあたる600円にだけ消費税を掛けるべきで、もともと税金である400円の部分にまで消費税を掛けるのは間違ってるってことになる。
だって、税金にも消費税を掛けるってことは、所得税や住民税を支払う時にも消費税を5%掛けられるのとおんなじことで、これほどおかしなことはない。だけど、実際には、1989年に消費税が導入されて以来、もう20年近くも、こんなにデタラメな「税金の二重取り」が行なわれて来たってことで、国が国民を騙して巻き上げて来た二重取りのぶんの総額は、天文学的な金額になるだろう。何しろ、たった1000円ぶんのガソリンでも、そのうちの、本来は消費税を掛けちゃおかしい400円の部分にも20円の不当な税金が掛かってるんだから、5000円ぶんなら100円、1万円ぶんなら200円てことになる。
だから、ガソリン代を1ヶ月に3万円使ってる人なら、1ヶ月に600円、1年間に7200円も、本来なら支払う必要のない不当な税金を巻き上げられてるってワケで、これが全国のすべての車に対して、20年近くも続いて来たんだから、合計したらトンデモない金額になるだろう。ニポンの年間のガソリン消費量は約5000万キロリットルだから、あたしたちは、毎年1500億円もの不当な消費税を取られてるってことになるのだ。そして、今でもこんな状況なのに、さらに自分たちの尻拭いを国民にさせようと、この消費税を今の3倍から4倍にするって断言してんのが自民党ってワケで、消費税は絶対に引き上げないって断言してんのが民主党をはじめとした野党ってワケだ。この点だけを見たって、次の総選挙で自民党なんかに投票したら、国民は自分で自分の首を絞めることになっちゃうってことが、ミトコンドリアにも分かるだろう。
‥‥そんなワケで、話をクルリンパと戻すけど、国民を苦しませ続けてる意味不明な税金、ガソリン税ってのは、もともとは、今の半分の1リットル当たり28円だった。それが、1974年の第1次オイルショックの時に、その財源不足を補うために、政府は「2年間の暫定措置として増税する」って言って、ガソリン税を2倍の56円にしたのだ。だけど、2年経っても、ガソリン税は元の28円には戻らなかった。それどころか、4年後の1978年に第2次オイルショックが起こったことによって、政府は、まるで、もう56円が当たり前って顔をし始めて、そのまま30年以上も、ずっと「暫定措置」が続いてるってワケだ。
その30年の間には、バブル景気を始めとした好景気だってあったのに、政府は、一度引き上げた税金は、絶対に下げることはしなかった。これこそが、「数年でペイできたら無料にします」って約束して作った首都高速が、未だに無料にならないどころか、値上げに次ぐ値上げをしてんのとおんなじことだ。イラクへの自衛隊派遣にしたって、最初は「1年間だけ」って言って強行採決したのに、フタを開けてみたら、コイズミは、毎年、ナンダカンダと意味不明な屁理屈を抜かして延長し続けた。
で、何で最初は「2年間の暫定措置」だったガソリン税の増税が、30年以上もモトに戻らないのかっていうと、これは、自民党が国民を騙すために作られた「租税特別措置法」っていうファッキンな法律によって守られてるからだ。この「租税特別措置法」ってのは、いろんな税金に対する「特例」を認めるって法律で、「障害者自立支援法」みたく、その内容とはウラハラに、基本的には国民のために制定されたような形になってる。たとえば、景気対策として「2兆円減税」とかをする場合に、「1年間の暫定措置として所得税と地方税を減税する」なんてのは、この法律を使ってるワケだ。これによって、サラリーマンたちはボーナスが増えて、車を買ったり、ローンで家を買ったりして、世の中の景気は一時的に良くなる。
そして、この法律は、こんなふうに「良いほうの使われ方」をした場合には、「1年間の暫定期間」が終れば、きちんと約束通りにスパッと打ち切られる。だけど、増税っていう「悪いほうの使われ方」をした場合には、最初に決めた「1年」とか「2年」とかの暫定期間が過ぎても、見直し、見直し、見直しって、1~2年ごとに延長して行き、結局、一度引き上げた税金は永久に増税されたままなのだ。これは、ガソリン税だけじゃなくて、軽油取引税、自動車重量税、自動車取得税など、どれもおんなじで、これらはすべて、最初は「しばらくの間だけ暫定的に」って言って増税したのに、結局は何十年もそのままで、いつの間にか「当たり前の税金」になっちゃってる。
ようするに、自民党は、一度引き上げた税金を元に戻すつもりなんか、ハナッからないワケだ。ただ、「増税します」って言うと国民の反発もあるし、参院で否決される恐れもあるから、この「租税特別措置法」を悪用して、「今は緊急事態なので2年間だけ増税します」とか言って、国民を騙して、参院を納得させて、増税案を可決させちゃうのだ。そして、一度可決されちゃえば、あとは約束の2年が経ったら、「まだ景気は回復していないから見直しをします」って言って、延長、延長、また延長ってやってく作戦で、これを20年も30年も続けてれば、バカな国民たちは、増税されたことなんか忘れちゃうってワケだ。
だから、今、自民党のクズ議員どもが口をそろえて騒いでる「消費税の大増税」にしたって、最初は、当然、「社会保障費の財源の不足分を補填するために、一時的な措置として税率を引き上げます」とかって抜かしておいて、一度可決されちゃえば、あとは、10%が15%、15%が20%って、半年ごとに引き上げてって、あとはシランプリって作戦だ。長年に渡る自民党の売国政策で、ここまで世の中をメチャクチャにしたってのに、デタラメな増税によって、その尻拭いを国民にさせるとは、言語道断とはこのことだ。
だけど、あたしだって、ナンでもカンでも増税に反対してるワケじゃない。たとえば、福祉先進国のスウェーデンスやデンマークやノルウェーみたいに、消費税が24%だとか25%だとかになったって、国家予算の約半分にあたる45%を社会保障や福祉に使ってくれるんなら、あたしはヒトコトも文句は言わない。病院や老人ホームがすべて無料な上に、小学校から大学まですべて無料で、バスや電車もすべて無料なんだから、あたしだけじゃなくて、誰も文句なんか言わなくなるだろう。それなのに、このニポンで社会保障や福祉に使われてる予算は、たったの20%だ。ホームレスだらけのアメリカでさえ30%だってのに、それよりも低いのだ。そして、その20%が捻出できなくなるからって、今度は消費税の大増税と来たもんだ。ようするに、消費税が3倍にも4倍にもなって、あたしたちの生活は大打撃を受けるのに、社会保障や福祉は何も良くならずに、ただ単に現状をキープするってだけのことなのだ。
‥‥そんなワケで、どうしても消費税を大増税するってんなら、徳川吉宗のように、まずは国会で居眠りしてる自民党のクズ議員どもを全員クビにしたり、国民の血税を池田大作に上納し続けてるナンミョー党の洗脳議員どもも全員クビにしたり、不必要な寄生虫どものリストラから始めて欲しい。そして、残った議員たちのお給料は全員カットして、自分たちのパトロンの癒着企業に便宜を図るためのムダな会議などはすべて解散させて、ホントに国民のために必要なことだけをすれば、政府の規模は今の10分の1になり、予算も10分の1で済むようになる。そこまでやって、それからだろ。国民に増税のお願いをすんのは。テメエラがボロ儲けしてる癒着の構図はそのままで、何の役にも立たない居眠り議員だのコイズミチルドレンだのを何十人も遊ばせといて、それなのに増税するなんて、モノゴトの順序がぜんぜん違うよ。だから、まずは、国民は誰1人選んでないのに、勝手に総理大臣になって勝手にデタラメなことばっかしてる福田のバカをクビにするのが、何よりも優先する課題なんじゃないかと思う今日この頃なのだ。
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しばらく前から、何とか杖を使わなくても立ってられるようになったので、オトトイから杖を持たずに歩く練習を開始した。今までも、杖を持ってお散歩に行っても、杖を使わずに何歩か歩いて、足が痛くなったら杖を使って‥‥って感じでリハビリしてたんだけど、4月の終わりにケガをしてから、ちょうど半年になったのを機会に、「もう頬杖はつかない」 by 桃井かおり‥‥じゃなくて、「もう杖は使わない」 by きっこ‥‥って決めたのだ。それにしても、最初は「全治4週間から6週間」て言われたケガが、こんなにも長引くとは、肉体的にも、精神的にも、生活的にも、ホントに苦しい半年間だった‥‥っていうか、現在も進行中なんだけど(笑)
で、心配してくださってる人に現状報告すると、最初は、足首のほうが先に痛みがなくなって、ヒザのほうがいつまでも長引いてたので、ヒザのほうが重傷なんだと思ってたんだけど、今は、逆になっちゃってる。ヒザのほうは、赤穂市のYさんていう読者が送ってくださった靭帯保護用のサポーターのオカゲで、すごくラクになった。そして、このサポーターさえつけてれば、杖を使わなくても歩けるようになった。だけど、ヒザの痛みがやわらいで来るにしたがって、最初に痛みがなくなった足首のほうがだんだん痛くなり始めて来て、今は、ピーク時の痛みを10とすると、ヒザが1くらいなのに対して、足首のほうは4か5くらいの感じになっちゃった。
それで、今は、足首の2ヶ所の傷も、醜くクッキリと残ってて、ぜんぜん消える気配もないし、その傷のまわりが広範囲にマヒしてて、皮膚を触っても感覚がない。そして、つま先を床につけて体重をかけると、「ピキーン!」って、引きつるような痛みが走る。最初のころの激痛とは違って、十分にガマンできる痛みなんだけど、体重をかけるたびに痛みが走るから、無意識のうちに杖に頼った「右足に体重をかけない歩き方」をするようになっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、オトトイから杖を持たずに歩く練習を開始したワケだけど、今までずっと杖に頼って歩いてたから、「杖を持たずに外に出る」ってことが、何だかすごく心細くて、外に出ても、道の真ん中を歩くことができない。今まで、杖を持ってお散歩に出た時は、杖を使わずに何歩か歩いてみても、「ヤバイ!」って思ったら、すぐに杖で支えることができたから、ワリと限界までチャレンジすることができた。だけど、今は杖を持ってないから、塀とか電柱とか、近くにつかまるものがないとすごく恐くて、猫みたいに、道の右側の他人の家のブロック塀に沿って歩いたりしてる。その上、一歩ごとに「ピキーン!」「ピキーン!」ってなりながら、まるで井上和香のスキップのようにギクシャクと歩いてるから、思いっきり挙動不審な人になっちゃってる(笑)
だけど、あたしは、いつまでもパチンコだけで食いつないで行くワケにも行かないから、がんばってリハビリして、早く普通に歩けるようにしないと生きて行けなくなっちゃう。世の中の99%の人たちとおんなじに一般人のあたしは、仮病で長期バカンスを楽しんでる朝青龍なんかとは立場も違うんだし、癒着企業から湯水のごとく接待してもらえる守屋武昌なんかとも立場が違うから、自分の力で生きてかなくちゃなんない。だから、今は、リハビリってよりも、自分に課せられた運命を克服するために痛みに耐えてるって感じなんだけど、コイズミによる長年の痛みに比べたら、こんなの、お茶の子サイサイの手塚眞って感じだ。
だから、あたしとしては、なかなか歩けるようになれないこともキビシーけど、それよりも、足首に残った醜い傷跡のほうが気になってる。だって、半年も経ったのに、ぜんぜん薄くならないどころか、ヤケドの跡みたくなってて、このままずっと残りそうだからだ。足首の内側の関節のとこに、ちょうど1円玉を3枚、縦に並べたみたいに傷跡が残ってて、浅かった真ん中は皮膚の色に近くなったから、遠目には分かんないんだけど、上と下の2ヶ所は肉までえぐれたとこだから、今でも凹んでて、そこが黒っぽいケロイド状になってる。ようするに、周りから皮膚が出来たんじゃなくて、皮膚のない肉のまま乾いたって感じなのだ。
で、この傷跡が何でそんなに問題なのかって言うと、あたしの大好きなパンプスが履けるようになった時に、思いっきり目立っちゃう部分だからだ。最初は、外側のクルブシのとこじゃなくて内側だから、そんなに目立たないって思ってた。だけど、だんだんに歩けるようになって来て、パンプスが履けるようになる日も近いって思って来たら、脳内でシミュレーションする「パンプスを履いたあたし」の姿もリアリティーを増して来た。それで、最初みたいに「ただ立ってるあたし」じゃなくて、いろんなシチュエーションを想像するようになって、その中に、「脚を組んでるあたし」ってのも登場するようになった。
そしたら、右脚を組んだら思いっきり傷跡が見えちゃうし、左脚を組んでも、それまで右脚の傷跡を隠してた左脚が移動することによって、右脚の傷跡はノーカバーになっちゃうから、どっちにしても脚が組めなくなるってことに気づいたのだ。「そんなら脚なんか組まなきゃいいじゃん!」て言われそうだけど、あたしの大切にしてるパンプスたちは、華奢なヒールの美しさと、小生意気そうなトゥの表情と、何とも言えないサイドラインのエレガントさが織りなす芸術作品だから、脚を組むことによって、ナニゲにアピールする必要があるのだ。さらには、あたし的にココ1番のルブタンを履いてる日には、赤いソールをアピールするために、なおさら脚を組む必然性があるから、ヨケイに困っちゃうってワケだ。
せっかくのルブタンに、脚の色が見えないほどのタイツを履くワケにも行かないし、最終的には、カバー用のファンデを塗って傷跡を隠すってことになると思うけど、これがまたメンドクサイ。今も、腕の傷跡は、カバー用のファンデで隠してるけど、それは腕を出す季節だけで、長袖を着る季節は何もしてない。だけど、足首の場合には、季節に関係なく、ブーツを履く時以外は、毎日のようにカバー用のファンデを使わなきゃなんないワケで、これはなかなかメンドクサイ。
‥‥そんなワケで、こんなことになったのも、あたしが靴フェチだからってワケで、さらに言えば、自意識過剰だからってワケだ。だって、あたしなんかが歩いてても、すれ違う人たちはぜんぜん気にしてないし、あたしが脚を組もうがどうしようが、別に誰も見てないからだ。たとえば、渋谷のハチ公側の駅前のスクランブル交差点の真ん中で、にしおかすみこみたく大マタびらきの3点倒立でもしてれば、きっとみんなが見てくれると思うけど、普通に歩いてるだけだったら、誰も見向きもしない。だから、あたしが足首の傷跡を気にしてるのは、所詮は自己満足と自己納得の世界ってワケだ。
だけど、世の中のほとんどの女性が、自己満足と自己納得のためにオシャレしてるワケで、アイドルやタレント、モデルやスターでもない限り、多くの人たちから注目されることなんてナッシングだ。だから、アイドルやタレントでもない上に、三十路を超えたあたしなんかは、世の中的に言えば、「微熟女倶楽部」で働けるのもギリギリってワケで、たとえば、面白い模様の野良猫とあたしが並んでたら、前を通りすぎる人の10人に9人は、きっと、面白い模様の野良猫のほうに注目しちゃうと思う。
だけど、アイドルだけに限って言えば、今は、ハロプロのアイドルとかを見れば分かるように、特別に可愛いワケでもなく、特別に歌やダンスの才能があるワケでもなく、そこらにいるような女の子がアイドルをやってるワケで、アイドルってもんのハードルが限りなく低くなった。さらに言えば、テレビに出てるアイドルなんかよりも、そこらの女の子たちのほうが、遥かに可愛かったりする。その上、テレビに出てるアイドルたちは、ひと昔前とは違って、タバコやお酒は当たり前で、オッサンと温泉旅行に行っちゃうようなアバズレから、毎晩のようにセックスしまくって、トットと「できちゃった結婚」しちゃうようなバカ女まで、あまりにも知能程度が低くなったから、一般の女の子たちのほうが、外見も内容も優れてるんじゃないかって思う。
‥‥そんなワケで、今や地に落ちちゃったニポンのアイドルだけど、そんなアイドルがニポンに初めて誕生したのは、意外と古くなくて、今から250年ほど前、江戸時代の明和年間(1764~1771年)なのだ。もちろん、うんと昔にも、小野小町をはじめとして、いろんな歴代の美人がいたけど、それらは、一部の貴族たちからモテモテだっただけで、一般大衆の人気を集めたアイドルとは違った存在だった。だから、今のファンたちがアイドルのもとに殺到するような形ができたのは、浮世絵の美人画が庶民の楽しみになった江戸時代からなのだ。
当時、人気のあった浮世絵師たちは、空想で美人画を描くんじゃなくて、ちゃんとモデルを使ってた。で、そのモデルってのが、町の茶屋のカンバン娘だったりしたワケだから、その美人画を買った男たちは、ひと目、本物を見てやろうと、わざわざ遠くからもその茶店に行くワケだ。だから、人気の出た美人画のモデルがいる茶屋は、ものすごく繁盛した。そして、その女の子は、最初はお客さんたちにお茶やお団子を運んで働いてたんだけど、そのうち、お店にいるだけで集客力があるから、入り口に腰掛けてニコニコしてるだけで良くなった。これがホントのカンバン娘ってワケで、器量のいい娘がいた茶屋は、それだけで儲けることができたのだ。
ちなみに、この時代のナンバー1は、谷中(やなか)の笠森稲荷にあった「鍵屋(かぎや)」っていう茶屋の娘、おせんで、鈴木春信の錦絵(多色刷りした浮世絵)に描かれて人気が出た。とっても可愛かったおせんは、アッと言う間に江戸中の人気者になって、鍵屋は連日の大盛況。すぐに、おせんを描いた手拭いや、おせんの双六(すごろく)、おせんの絵本なんかが作られて、飛ぶように売れまくった。挙句の果てには、今で言うとこのフィギュア、おせん人形まで売り出されたんだけど、これこそが、アイドルグッズの先がけだろう。そして、おせんの人気はとどまるところを知らずに、おせんを題材にした歌がヒットしたり、しまいには、「鍵屋おせん」なんてお芝居までが上演されるようになった。
だけど、18才の時に、父親が経営してた鍵屋の手伝いをするようになったおせんは、20才の時に、突如、姿を消した‥‥って言うか、幕府の偉いお侍さんに見初められて玉の輿に乗ったんだけど、普通なら、お侍さんが町人の娘なんかをお嫁さんにできなかった時代だから、これも、おせんが人気者になったタマモノってことだろう。そして、江戸中の人気者になったのに、わずか2年弱で姿を消しちゃったとこも、いかにもアイドルって感じがする。
で、この時代のナンバー1が鍵屋のおせんなら、おせんと人気を二分するほどのナンバー2が、浅草の観音堂裏の「柳屋」って茶屋のカンバン娘、お藤だった。お藤は、愛嬌があって可愛らしかったおせんとは対照的に、大人っぽくてどこか影のある美人だったそうだから、きっと、松田聖子と中森明菜のような感じだったんだと思う。そして、この2人に、浅草の二十軒茶屋の「蔦屋(つたや)」のおよしが加われば、この時代の「三美人」てワケで、この3人を1枚に描いた鈴木春信の錦絵は、刷っても刷っても追いつかないほど売れまくった。
‥‥そんなワケで、リトル時代が進み、寛政年間(1789~1800年)に入ると、一世を風靡したのは、もちろん、喜多川歌麿の錦絵だ。独自の手法で次々と芸術性の高い錦絵を世に出した喜多川歌麿は、女性を見る目も確かだった。男の子を見る目が確かなジャニー喜多川が、自分の気に入った少年だけを執拗にホニャララするかのごとく、喜多川歌麿は、1人でも気に入った女性を見つけると、その子ばかりを執拗に描き続けた。そして、それが、浅草観音境内の「難波屋」のおきただった。
当時、歌麿に描かれるってことは、ひと前で言えば篠山紀信に撮られるようなもんだし、今で言えば山岸伸に撮られるようなもんだから、人気が出ないワケがない。それでも人気が出なかったとしたら、そのモデルの魅力が足りなかったってだけで、絵師やカメラマンのセイじゃない。で、歌麿が夢中になっちゃうほど美しかったおきたは、当然のことながら、江戸を代表する美人の名を欲しいままにするようになり、おきたがカンバン娘をつとめる難波屋は大繁盛した。
ま、おきたは、歌麿が一番多く描いた女性だし、「高名美人六家撰」の中にも、「江戸三美人」の中にも入ってるし、お茶を運んでる絵を見たことのある人も多いと思う。ちなみに、この絵の左上のとこに、ちっちゃい別の変な絵が描いてあるんだけど、これが「判じ絵」って言って、その絵のモデルを表わすオヤジギャグになってるのだ。「難波屋おきた」の中の判じ絵は、上から、ほうれん草みたいな菜っぱが2把、矢が1本、そして、海の沖と田んぼの絵が描いてある。これが、菜が2把で「なにわ」、矢が「や」、沖と田で「おきた」、つまり、「なにわやおきた」ってことなのだ。おお~、地球温暖化なのに、寒いこと寒いこと!(笑)
‥‥そんなワケで、このオヤジギャグが炸裂してる判じ絵を見てみたい人は、「難波屋おきた」で画像検索すれば、すぐに見ることができると思うし、歌麿とおきたとのことを詳しく知りたい人は、今から60年くらい前の映画、「歌麿をめぐる五人の女」をレンタルして来て観れば、八代目坂東三津五郎と田中絹代による名演が楽しめると思う。そして、こんな方向にダッフンした日記を書いてるうちに、あたしには、ものすごいグッドアイデアが浮かんじゃった。それは、これからは日常的にお着物で過ごすことにすれば、足首の傷跡は足袋で隠れるし、お草履ならパンプスよりも脚に負担が掛からないし‥‥ってワケで、どっかのパチンコ屋さんで、「ハイパー海物語 IN カリブ」を打ってる着物姿の場違いな女を見かけたら、皆さん、そっとしといて欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)
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