ドームやきものワールド
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【社会】見舞客首絞められ重体 津の医療センターに入院の交際男逮捕2007年11月9日 朝刊 八日午後一時ごろ、津市城山の「三重県立こころの医療センター」で、入院中の同市の無職男(42)が、面会に来た同市の無職女性(36)の首を絞めたと同センター職員に告げた。女性は意識不明の重体。通報で駆け付けた津南署員が、殺人未遂の現行犯で男を逮捕した。 調べでは、男は同センター一階の面会室で、女性の首を手で絞めて殺そうとした。面会室には二人しかいなかった。 二人は交際しており、女性が別の男性とも交際していると思いこんで男が腹を立てたらしい。男は「カッとなってやった」と話しているという。 同センターによると、男は六月初めに自傷行為をして措置入院し、現在は薬物による中毒性の精神障害で任意入院中。同センターは「非常に落ち着いた状態で、そろそろ退院させるところだった。病状が原因で起きたとは考えていない」と説明している。 女性も今月初めまで同センターに入院し、二人は施設で知り合った。退院後は男の面会に数回来ていたが、トラブルはなかったという。 同センターは精神科の単科病院で四百床。八日現在、三百四十六人が入院している。面会室は約十平方メートルでナースステーションの向かいにある。面会は通常、看護師らは付き添わず、カメラや防犯ブザーもなかった。 会見した同センターの原田雅典院長は「病状から面会を認めたことは問題なかった」と説明。一方で「患者の人権に最大限の配慮が必要だが、このようなリスクもある。面会の在り方を全面的に考え直したい」と、防犯ブザーの設置など面会時の安全対策を見直す考えを示した。
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