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■伯備線の事故で死亡した男性に褒章
(11/8 19:15)

今年8月、高梁市のJR伯備線で起きた特急列車と大型トラックの衝突事故で、被害拡大を防いだとして、事故に巻き込まれて死亡した男性に褒章が授与されました。
紅綬褒章が授与されたのは、事故で亡くなった当時23歳の後藤克貴さんです。伝達式は高梁警察署で行われ、亡くなった後藤さんの両親が出席しました。
この事故は、今年8月24日、高梁市のJR伯備線の踏切で、特急・やくもと大型トラックが衝突したものです。
この時、後藤さんは踏切近くの道路工事現場で交通整理を行っていて、トラックに気づき踏切の非常ボタンを押したもので、列車の乗客はおよそ220人のうち2人が軽傷を負うだけで済みました。
紅綬褒章は、危険をかえりみず人命救助に尽力した人に国から贈られる褒章で、高梁警察署の安原清也署長から後藤克貴さんの父・義信さんに書状や銀杯が手渡されました。
岡山県内での紅綬褒章の受章者は、記録が残る1965年以降で後藤さんが3人目だということです。

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