2007年 11月 8日
飯山高校・百日ぜきで学年閉鎖
丸亀市の飯山高校で、3年生の生徒が、激しいせきが続く百日ぜきと診断され、学年閉鎖となりました。百日ぜきの感染力は強く、注意が必要です。飯山高校では、6日から欠席していた3年生の女子生徒1人が病院で百日ぜきと診断され、他の3年生19人も同じような症状を訴えたため、3年生を8日から5日間学年閉鎖にしました。他の学年に症状を訴えている生徒はいませんが、教室が3年生と同じ建物に入っている2年生1クラスも学級閉鎖にしました。百日ぜきは激しいせきが長く続く感染症で、肺炎を併発することがあるということです。香川県内の公立高校では、過去5年間百日ぜきによる学年閉鎖はありません。しかし、今年5月に、香川大学で学生など約290人が百日ぜきを発症しています。

駐在所に刃物男
8日午後、津山市の駐在所で刃物を持った男が暴れ、男は、その場で警察官に取り押さえられました。8日午後3時40分ごろ、津山市東一宮の津山警察署一宮駐在所で、刃物を持った39歳の男が大声を出すなどして暴れました。当時、駐在所には、警察官とその家族がいましたが、男は、駐在所の警察官に取り押さえられ、銃刀法違反などで現行犯逮捕されました。ケガをした人はいませんでした。警察によりますと、男は刃渡り17センチの包丁を持っており、逮捕される1時間ほど前に軽四乗用車に乗って駐在所を訪れたということです。警察で男の身元の確認を急ぐと共に、動機について調べています。

坂出市役所で刃物所持・職員を逮捕
坂出市役所で刃物を不法に所持していたとして、市の職員が銃刀法違反の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは、坂出市建設課の主事、小林英弘容疑者(34)です。8日午前8時40分ごろ、小林容疑者は突然、自分の机の上に刃物をたたきつけました。その音を聞いた上司が刃物を取り上げ、警察に相談したところ、不法に刃物を所持していた疑いで逮捕されたものです。警察によりますと、小林容疑者が持っていたのは、刃渡り約21aのニンジャソードと呼ばれる特殊な刀で、高い殺傷能力があります。警察の調べに対し、小林容疑者は「護身用に持っていた。」と供述し、過去にも職場に刃物を持ち込んでいたということです。警察では、刃物の入手経路などを追及する方針です。

香川で訪問ドッグシャンプーサービス開始
様々なアイデア商品やサービスが次々と生まれるペット産業。高松市で新たに訪問ドッグシャンプーというサービスが始まりました。犬のシャンプーサービスは、珍しくありませんが、サービスが提供されている場所に、新しさの秘密があります。シャンプーをしているのは自動車の中。軽トラックを改造した専用車で、顧客の自宅に訪問し、サービスを提供するのです。訪問エリアは高松市とその近郊で、犬の種類や大きさによって、2500円から料金が設定されています。店長の新居さんは、ペットの美容や健康について、専門の知識を必要とするメディカルトリマーの資格を取得しており、シャンプーだけでなく、様々な相談にも乗ります。東京では7年前に始まり、全国に広がっている訪問ドッグシャンプー。便利さだけでなく、ペットの健康管理に、神経を注ぐ飼い主が増えていることが人気の背景にあるようです。

列車ドア挟み込み事故多発・注意を!
列車のドアに挟まれ、ケガをする事故が岡山県で多発しています。ベビーカーが列車のドアに挟まれそのまま出発・・・。女性が指を挟まれ列車に引きずられる・・・。今、列車のドアに挟まれ、ケガをする事故が全国で多発しています。こうした事故を未然に防ごうと、JR岡山駅では8日、初めての啓発活動が行われました。職員が列車のドアに啓発シールを張る作業を行ったり、利用者に対し注意喚起を訴えるチラシ約4000枚を配りました。JR岡山支社管内では、いずれも、打ち身や腫れなど、軽傷だったものの、去年4月から今年9月末までに、ドアに挟まれるケースが34件発生しています。ドアに挟まれるこれらの事故、利用者のある思い込みが大きく関係しているといいます。列車のドアは、車掌が安全確認を行いドアの開閉を操作しているため、挟まれても自動では開きません。そのため、閉まりかけのドアに駆け込んで乗車すると、荷物や体が挟まれ事故につながるケースがあるのです。列車のドアの仕組みを理解し、駆け込み乗車をしないことが最大の事故防止対策といえそうです。

JR津山線で置き石
8日午後3時半ごろ、岡山県久米南町のJR津山線・誕生寺校前踏切付近で、線路に石があるのを上り普通列車の運転士が見つけました。運転士が非常ブレーキをかけましたが間に合わず、石を踏みつぶして通過しました。列車は2両編成で、乗員・乗客46人が乗っていましたが、ケガ人はいませんでした。JRによりますと、レールに3個の石が置かれていて、置き石の可能性が高いという事です。警察が、列車往来危険の疑いで調べを進めています。

岡山県公募債の募集開始
岡山県が、全国の投資家に向けて発行する地方債・「全国型市場公募地方債」の募集が始まりました。全国型市場公募地方債は、公共事業などの財源を調達するために、岡山県が、全国に向けて初めて発行するもので、一般の人も、額面1万円から購入することができます。募集は、全国24の金融機関で始まり、岡山市の中国銀行にも、個人投資家などが、早速、申し込みに訪れていました。岡山県発行の市場公募債は、民間の格付け機関から、21段階のうち、3番目に高い「AA」を取得しており、利回りは、10年固定で、今月6日現在の国債金利の1.578%より、0.145ポイント高い1.723%となっています。発行額は100億円で、募集は今月19日までとなっています。

竹細工の干支づくり
来年の干支、ネズミにちなんだ竹細工の製作が、津山市の民芸店で行なわれています。干支の竹細工を製作しているのは、津山市の民芸店津山民芸社です。津山市は、かつて竹の産地だったことから、この店では、50年ほど前から竹細工の民芸品を作り始めました。1985年には、竹細工で作った地元の牛「作州牛」が、年賀はがきの切手のデザインとなり全国的に知られました。作業は全て手づくりで、竹の素材を生かした作品からは素朴さが感じられます。ネズミの竹細工は、宝船や打出の小槌に乗ったものなど、大小合わせて8種類あります。干支の竹細工は来月下旬までに約1000個作られ、店で販売されるほか全国に発送されます。

立冬 ユズの収穫始まる
8日は二十四節気のひとつ立冬暦の上ではもう冬ですが、津山市では冬の料理に欠かせないユズの収穫が始まりました。津山市の北部加茂地区では、ユズを使ったお菓子や味噌などの加工品が作られていて、農家の庭先や畑にユズが植えられています。このうち約100本の木が植えられている黒田元造さんの畑では、ユズが黄色く実り収穫が始まりました。収穫は来月中旬まで行われ、地元の朝市で販売されるほかJAに出荷されます。