最新KCTニュース

[2007年11月8日(木)の KCT TVニュースから]

きょうは「立冬」

8日は、二十四節気の一つ「立冬」です。岡山県南部は、冬の訪れを感じさせるひんやりとした朝を迎えました。
総社市の紅葉の名所の一つ井山宝福寺。ここ数日の朝の冷え込みで境内にあるモミジは、赤く色づき始めています。8日の朝の最低気温は、倉敷市では平年並みの7.4度でしたが県北の上長田では、氷点下を記録しました。岡山地方気象台によると9日は、晴れて最高気温が20度を上回る予報です。

倉敷藤花戦第一局 斎田倉敷藤花が先勝(倉敷市)

女流将棋のタイトル戦3番勝負倉敷藤花戦の第一局が、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、斎田晴子倉敷藤花が先勝しました。
第15期大山名人杯倉敷藤花戦は、初防衛となる斎田晴子倉敷藤花とタイトル奪還をねらう清水市代女流王将と立場が入れ替わったものの去年と同じ顔合わせです。挑戦者の清水女流王将は、9月28日の挑戦者決定戦で女性最年少棋士15歳の高校一年生里見香奈初段に貫禄勝ちしベテランの実力で10期目のタイトル奪取を目指します。一方、最強の挑戦者を迎える斎田倉敷藤花も二連覇のかかった初の防衛に意欲を燃やします。清水女流王将の先手で始まった対局は、後手の斎田倉敷藤花がゴキゲン中飛車といわれる戦法で一方的に攻め続ける形で最後まで押し切り結局102手で斎田倉敷藤花が先勝しました。第二局は、11月23日に倉敷市芸文館で行われ、対戦成績がタイの場合は、24日に第三局が行われます。KCTでは、倉敷藤花戦第二局の模様を有吉道夫九段の大盤解説を中心に今月23日の昼12時45分から生中継でお送りします。

高校生現代アート展審査会(倉敷市)

高校生を対象にした2年に一度の現代アートの公募展「第4回全国高校生現代アートビエンナーレ展」の審査会が開かれました。
加計学園チボリセンターで行われた審査会では、県立美術館館長の鍵岡正謹さんを審査委員長に写真家中村昭夫さんや倉敷芸術科学大学の教授陣など9人が審査にあたりました。今年は、北は、青森県から南は、沖縄県まで全国各地から過去最多となる402点が寄せられました。応募作品は、油絵、日本画、写真、版画などの平面作品でいずれも、個性や創造性に富んだものばかりです。審査の結果、グランプリ、準グランプリなど特別賞を含む入選作品107点が選ばれ12月1日から24日まで大原美術館と児島虎次郎記念館で展示されます。なお、グランプリ作品の発表は来週火曜日13日に行われる予定です。

玉野市消防長特別点検(玉野市)

9日から始まる秋の火災予防運動を前に玉野市消防本部は、消防長による特別点検を行い職員の士気を高めました。
玉野市消防本部は、松浦秀樹消防長をはじめ67人の消防職員が玉野競輪場の駐車場に集まり特別点検を行いました。松浦消防長は、隊列を回りながら服装に乱れはないか消防手帳などの不備はないかチェックしました。また、車両点検では、5台の消防車両のサイレンや警告灯、無線、機材などの整備状態をチェックしました。点検の後、松浦消防長は、「市民の安心・安全を守る最前線にいる我々消防職員は、9日から始まる秋の火災予防運動に真剣に取り組み実りあるものにしてもらいたい。」と訓示しました。玉野市消防本部では、9日から今月15日までに消防長による特別査察や林野火災を想定した消防訓練、防火パレードを行い、火災防止を呼びかけることにしています。また、消防法の改正で住宅に設置が義務付けられる火災警報器の早期設置を呼びかれることにしています。

総社市の病院で消防訓練(総社市)

総社市では、病院での火災を想定した消防訓練が行われました。
訓練は、産婦人科医院の1階台所から出火し、生まれたばかりの赤ちゃんを含む4人が、建物内に取り残されたという想定で行われました。火事を発見した職員は、消防へ通報するとともに、初期消火を行い、入院患者らを避難誘導しました。消防車両が到着すると、2階と屋上で逃げ遅れた人を消防署員が、梯子車などを使って救助しました。総社消防署管内では、今年に入って8日までに、28件の火災が発生しており、総社消防署では、冬場は空気が乾燥しやすく、火の取り扱いが増えるため十分注意してほしいと呼びかけています。なお、総社市では、あすサンロード吉備路で火災による煙を体験できるコーナーや、防火相談所などを設けた防災フェスタが開催されるほか、秋の火災予防期間中に女性消防団員による一人暮らしの高齢者宅への防火診断や、アパートなどの共同住宅の特別査察が予定されています。

玉野市中学校弁論大会(玉野市)

玉野市で中学校弁論大会が開かれ、各中学校の代表者が体験談から学んだことなどを語りました。
この弁論大会は、自分の考えや思いを伝える力を養ってもらおうと国語教諭で組織する玉野市教育研修所中学校国語部が毎年開いており、今年で31回目となります。玉野市内7つの中学校から1年生から3年生までの2人もしくは3人が出場し、代表者16人で競いました。生徒は、友人や家族を題材にしたものや自分が体験したことなどをまとめて、持ち時間の5分以内で会場の人たちに語り掛けていました。審査には、中学校の校長ら6人があたり、発表の内容や発表態度、感銘を与えるものだったかどうかの3つを基準に審査しました。審査の結果、「仮面をはずして生きる」というテーマで発表した東児中学校3年の岡祥太くんが最優秀賞に選ばれ、今月22日に開かれる県大会に出場することになりました。

倉敷・上の町幼稚園 園児が菊を見学(倉敷市)

倉敷市児島上の町の菊の愛好家が育てた菊の花壇を地元の幼稚園児が見学しました。
倉敷市児島上の町の難波 信雄さん宅を訪れたのは、倉敷市立上の町幼稚園の4歳児と5歳児26人です。難波さんは、6年前から自宅の庭で育てた菊を見てもらおうと地元の幼稚園の園児を招待しています。庭には、30種類およそ200鉢の菊が並び、園児たちはゆっくりと菊の花を見て回りました。今年は、9月と10月に暑い日が続いたため、菊の生育が遅れていて、今は8分咲きといったところです。訪れた園児たちは、庭に並べられた菊と背丈や顔の大きさを比べたりしていました。

倉敷・第三福田小学校 砂川の環境調査(倉敷市)

岡山県の環境学習推進校に指定されている倉敷市立第三福田小学校の4年生児童が、学校近くを流れる川の水質などを調べました。
倉敷市立第三福田小学校の4年生は、今年の春から総合的な学習の時間を利用して学校近くを流れる「砂川」の水環境を調べています。これまでに上流と中流の水質や水辺に住む生き物などを調べてきました。きょうは、学校から歩いてすぐの場所から川に入り、下流域の川の実態を調査しました。児童らは、まず、サンプルの水を採取し水の汚れ具合の指標となるCODのパックテストを行いました。調査の結果、水は大変汚れていて、ゴミも多く捨てられていました。第三福田小学校では、今月中に川の清掃活動を行うほか、来月には、これまで調べたことをまとめて発表する発表会を開くことにしています。

(最終更新 11/08-19:00)


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