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ローカルニュース
クマに襲われ、1人けが/相模原
社会 2007/11/03 三日午後零時五十分20分ごろ、相模原市津久井町鳥屋の早戸川沿いの山中(カヤノ沢とカサギ沢の合流点からカサギ沢に300mほど入った地点)で、厚木市在住の男性会社員がクマに襲われた。男性は病院に運ばれたが、顔などにけがを負った。
津久井署(事情聴取は厚木署宮ヶ瀬駐在が行った)によると、男性は一人でハイキング山歩きのため訪れ、姫次からカヤノ沢とカサギ沢の中間尾根を二つの沢の分岐点付近に下降し、榛の木丸に登り返そうとカサギ沢を徒歩で散策中に約十メートル先にクマがいるのを発見、睨み合ったまま、距離をかせごうと後ずさりを一歩二歩と始めたところで逃げ出したが熊が向かってきたので応戦し、格闘となった襲われたという。男性は自力で(榛の木丸〜魚止め橋;旧丹沢観光センター経由で)下山脱出し、厚木署宮ケ瀬駐在所に通報した。
現場は、同川沿いのキャンプ場「丹沢観光センター」から上流に向かって約三キロの地点で、県によると、集落まで約十キロは離れているという。
同地区の蛭ケ岳山頂の山小屋「蛭ケ岳山荘」の杉本憲昭代表は、津久井地域の登山道やキャンプ場付近でクマの出没を年間数件聞いているといい、「一般的には、冬眠前のクマが動き回る時期なので一人で入山するのは危険。鈴やラジオなどの『クマよけ』を持ってほしい」と注意を呼び掛けている。
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