市町立病院など島根県内の10の地方公営企業病院は2006年度決算ですべて赤字で、赤字総額は1989年度以降、最高の計37億8300万円に上ることが、県のまとめで分かった。医師不足に伴う患者数の減少などが経営悪化に拍車を掛けており、自治体病院の経営環境は厳しさが増している。赤字は、05年度から21億8000万円増加。公立邑智病院(邑南町)と大田市立病院が赤字に転落したため、10病院すべてで赤字となった。